エリア別まとめ・ヨーロッパ

滞在日数 2002年7月6日〜7月31日(26日)
滞在都市 ベルリン(ドイツ)10 ロンドン(イギリス)3 オステンド(ベルギー)
 ブリュッセル(ベルギー)2 アムステルダム(オランダ)4 ロンドン(イギリス)

  *数字は滞在日数  泊まった宿 ネット
ヴィザ
 不要
使った金ユーロ3国:現金872.52e カード42e 計867e(約100,572円 *1e=116円)
イギリス:現金369.24p(ポンド) カード344.76p 計714p(約232,655円 *1p=185円)
主な内訳ユーロ3国:宿泊費239e 移動費116e 食費254e 観光費59e 交通費(市バス等)66e 通信費17e
娯楽費(コンサート、映画等)40e 雑費4e 土産代72 e  1日平均6,240円

イギリス:宿泊費182p 移動費112p 食費146p 観光費21p 交通費(市バス等)41p 通信費61p
娯楽費(コンサート、映画等)79p 雑費6p 土産代66p  1日平均14,676円
物価
ドイツ、ベルギー、オランダは、勿論、スペインやポルトガルに較べれば物価は高めだ。だが、ベルリンは、ヨーロッパの首都にしては物価は安い方ではないか?ドイツ名物であるビールやソーセージは思ったより安い。食事も選択肢が豊富(何と言っても安いのはケバブ)なので5e程度と安くあげることは可能だ。観光地の入場料も平均5e。バス・地下鉄は最低1.2e位から。映画は4〜7e、クラブは15e位から、ネットは1時間3e程度。ベルギーは、グルメの国ということで食事代が全般に高い。ジャンクフードでさえ6,7eする。ワッフルなら1.5e位で食べられるけど。チョコレートは消費量故か日本に較べると、かなりお得なお値段だ。一方のオランダは、食事に力入れる必要がないのでベルギーよりは安く済む。しかし、追加の調味料に料金がかかったりといったセコさが目立つ。観光地入場料や乗り物、映画、ネット等の料金はベルリンより1e位あがる印象。

 物価という点ではロンドンはヨーロッパでもダントツ。北米、日本と並んで世界有数のオーヴァープライス・カントリー、シティであろう。最も安い宿でも18pだし、地下鉄の最低料金も東京を上回る。食事を5p以内で済ませるのは至難だ。ヨーロッパは長距離移動の交通費が高いが、ここはもう目眩がする程高い。観光地も軒並み5p以上だが、大英博物館等の無料施設があるのが救い。それでも、店でビールを飲んで2,3p、ネット1時間2pというのは東京よりは安いか。映画館も所に寄っては日本に迫る価格だ。
治安
ベルリンは言われている程危険ではないが、大きな駅周辺にはホームレスや酔っ払いが結構いるので要注意。ブリュッセルは意外に物乞いやホームレスが多い。観光地にはスリも多いと聞いた。アムステルダムはどうも街全体の柄が良くない。自転車はどんなに太い鎖で繋いでも盗まれるらしいし、葉っぱやエロの誘惑も色々。ヤクの売人も多く、所に寄っては、あまり夜はうろつかない方が無難だろう。ロンドンもエリアが広い故やばい場所はあるのだろうけど、今回の僕の行動範囲の限りでは、さして危険を感じることはなかった。
買った土産
ベルリン:Tシャツ3枚(ラヴ・パレードx2、NFLEベルリン・サンダー)、映画博物館パンフ、「メトロポリス」ポストカード
ブリュッセル:ラッキー・ルーク・キーホルダー(コミック博物館で)
アムステルダム:Tシャツ(NFLEアムステルダム・アドミラルズ)、ミニドライヴァー・セット(蚤の市で)
ロンドン:Tシャツ(マインド・ザ・ギャップ)、チューブマップ・トランプ、ベイカー街プレート、コンパス(いずれもシャーロック・ホームズ博物館で)、ビートルズ・アルバムジャケ・コースター(友人用)x2、CD4枚、目覚まし時計


 主な出来事

 スペイン、ポルトガル周遊の旅を切り上げて向かったドイツはベルリン。ラヴ・パレードの1週間も前に訪れたのは、日本のご贔屓バンド“渋さ知らズ”のライヴを見たくて。しかし、いつの間にやら予定変更でベルリン公演はキャンセルされていた。このガックリを機にベルリン滞在の調子が狂い始める。アムステルダムから日本の友人が来たその日、何と部屋に置いておいたデイパックのファスナーが壊され、クレジットカードが盗まれるというハプニングが。しかし、なぜかキャッシュやパスポートは手付かず。不幸中の幸いながらショック大きく、友人が去った後は意気消沈。そのせいか、ようやく迎えた狂気の祭典ラヴ・パレードもやや不完全燃焼で終わる。気を取り直すべく向かった7年振りのロンドン、着く早々地下鉄ストライキに巻きこまれたりするも、イングランドならではの味とインド人やチャイニーズも溢れる国際都市の面白さに、少し元気を回復。ただし物価が高く、あまり長居は出来ずイギリス周遊はついに断念。乏しい予算の中、ドーヴァーの白い崖を眺めながら、船でヨーロッパ大陸へと向かう。翌日到達したベルギーの首都ブリュッセルは、おフランス気取りが少々鼻につく街。コミック博物館やお祭を見物し、フーハルテン・ビールを2、3杯飲んだ後、オランダはアムステルダムへ移動。“クーレスト・シティ・イン・ザー・ワールド”に期待するも、どうもケチ臭さや柄の悪さが目立つ街。運河をボートで巡り、アンネ・フランクの家やゴッホ美術館等を見物し、ハイネケンはいっぱい飲んだけども、金が勿体ないので葉っぱには手を出さず。飾り窓も周囲の見物のみで大人しくやり過ごす。やっぱりロンドンだよね、と帰還。テームズ河畔、シャーロック・ホームズ縁のベイカー街をそぞろ歩き、日本ではまず見られないニール・ダイアモンドのライヴやボリウッド映画の新作を楽しむが、女好きフレンチのお陰で土曜の夜を棒に振り、とうとうヨーロッパのクラブ・シーンはまともに体験できず終い。楽しいロンドンだが、物価の高さに根を上げ次の中米へ向けて移動のつもりが、折悪くホリデイ・シーズンのため、メキシコ行き飛行機の予約が全く取れず。とうとうポンドが尽きて絶体絶命の危機。止む無く、一旦中米行きを諦め、出費覚悟でフライトチケットの行き先を北米へ変更。かろうじて、むしられきる前にヨーロッパを脱出した。

 国(街)の印象

 まずドイツのベルリン。かつて東側は西側に較べ貧しかったというが、今や統一ドイツの首都として充分な貫禄を備えた都市だ。もっともスペインの都市のような華やかさ、優雅さには欠け、どこか無機質な印象もないでもない。それでも、映画館や文化施設も多く、街行く若者はヨーロッパの中でも最もクールかも知れない。間違いなく、世界一、漢字や日本語のTシャツを着た人が多い街だろう。文化と退廃が共存しながらも、どこか品は保たれているという印象。今思えば、ヨーロッパでは物価は安い方だったのではないか。盗難事件なぞなければ、もう少し印象もよかっただろう。

 ベルギーのブリュッセル、たった2日の滞在なので印象は薄いが、きれいきれいな典型的ヨーロッパ都市かと言えば、そうでもない。グラン・プラス広場周辺のゴチャゴチャ感といい、物乞いやホームレスも少なくなく、必ずしも景気はよくはないのかも知れない。祝日のお祭での軍事パレードもマイナスの印象。訪れたのが週末だったため、庶民的な店は軒並み閉まっていて、開いているのは高いレストラン等ばかりだったのもバツ。この印象が改められる機会が来る日はあるのかな?

 アムステルダムも印象は今ひとつ良くない。“クール”を誇る街だけあってアートは盛んだが、何度も書いている通り、エロ、葉っぱ等何でもありなので、陰鬱な気候も相俟って街全体が何かヤクザな印象だ。基本は敬虔なカトリックの国故に、その反動が都市部には現れているのだろうか。カトリックの国であることは悪い影響も与えている。倹約に勤しむあまりか、どうも色々ケチくさいことが目立つ。食事の質を気にしなくてよいのはいいが、そも、うまいものがない。コンビニで買ったジャンクフードをジベタリアンでパクついている若者たち、自動販売機で買ったコロッケでランチを済ませるサラリーマン等、何もここまでって気が、さすがの僕でさえしたもの。3杯飲ませてくれるハイネケン博物館は、あの街では破格の太っ腹?以上の理由で、今回の道中での失望させられた場所上位にランクされる街。

 で、やっぱりロンドンである。物価は高いし地下鉄はダメだし食べ物はうまくないし・・それでも惹かれてしまう、この街の魅力は何なのだろう?歴史博物館のような街並、腰低く慇懃だけど頭の中では何を考えているのかわからないロンドンッ子たち。むっつりしてるけど、どこかユーモラスな衛兵、警官等々。ロンドンは街も人も“味”がある。それはリスボンとはまた違った味わい。東京よりは重厚だけど、ニューヨークよりは品がある。一方でここはパンクスを生んだ地でもあり、庶民的な雰囲気も併せ持つ。黒人、インド人、中国人もフツーに街に溶け込んでいて、彼らのもたらす活気が街を一層面白くしている。でもってロンドン訛の英語は、どことなく響きに愛嬌がある。僕もこれから英語で喋る時はロンドン訛風発音でいくんだ、“ノイノイ”って。“ファッキン”とか“ガッデム”とかバッチいことばっか言うアメリカ英語じゃなくてね。

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