国別まとめ・インドネシア

滞在日数 バリ島 2002年8月24日〜9月5日、9月13日〜14日(13+2日)
 ジャワ島 9月6日〜12日(7日)
滞在都市 クタ(バリ)3+1 ウブド(バリ)10 ジョグジャカルタ(ジャワ)7 デンパサール(バリ)1

  *数字は滞在日数   泊まった宿  ネットのできる場所
ヴィザ
 60日以内不要(帰国便チケット・チェックはなかった)
使った金 現金2,939,370Rp(インドネシア・ルピー) (約39,721円 *1円=0.0135Rp)
主な内訳宿泊費725,000Rp 移動費334,000Rp 食費623,670Rp 観光費318,200Rp 交通費(市バス等)166,500Rp
通信費(主にネット)98,900Rp 娯楽費(芸能鑑賞)519,300Rp 雑費10,300Rp 土産代143,500Rp 
1日平均1,806円
物価
今回の訪問国の中ではシリアに次ぐ安さ。安宿は個室1泊400〜600円程度、食事はローカル食堂なら150円以下で腹いっぱい食べられる、屋台なら50円位。スーパーで買う缶コーラ60円、缶ビール90円。交通費は夜行バスでも1500円位、市バスは10円位(ジョグジャ)。観光ポイントも平均150円位。バリでの芸能鑑賞費は1公演6〜700円、音楽テープは1本2〜300円等。ネットは1時間100円位。節約すれば1日10ドル・ペースでもいけるがインフレが進んでるようで諸々の価格は上昇傾向。
治安
バリ南部及びジョグジャカルタに関しては、強盗等の凶悪犯罪はあまり多くないよう。しかし、気をつけるべきは詐欺やスリの類だろう。バリは日本人というと、とにかく寄ってくる連中が多い。真っ当なセールスから、真っ当でないクスリ等のセールス、カモろうという輩、エッチ目的まで様々。ジョグジャでは市バス内でのスリに要注意。
買った土産
 音楽テープx6、VCDx6、ビンタン(ビール)Tシャツ


 主な出来事

 物価高くて泣けてくるNYを脱出し、まる1日飛行機に揺られてやって来た初のバリ島。空港から近いクタに宿を取るが、時差ボケは強力で2日半寝たきり。ちょいと寄ったビーチはちっともキレイではなかった。で、芸能鑑賞目的でウブドへ。暑からず寒からず気候も良く、のどかな雰囲気で居心地大変よし。ケチャ、バロン、影絵芝居等々、夜な夜な伝統芸能の鑑賞に勤しむ他、充実の美術館見物も堪能。舞踊見物で日本の友人と再会する嬉しいハプニングも。夜間は少し寒いので、更に寒そうな北には行かず、キンタマーニ行きはツアーで済ます。それにしてもブサキ寺院のスカムどもには今も腹わた煮え繰り返る思い。しばし、まったりした後、夜行バスでジャワ島はジョグジャカルタへ移動。ウブドの宿で隣人だったベルギー人と行動を共にすることになり、ボロブドゥールプランバナンの2大史跡も見物。しかし、ここでもお目当ては芸能。バリ舞踊よりは少々地味めなジャワ舞踊や影絵芝居を鑑賞するが、ここでのクライマックスはより大衆的な娯楽。熱狂のダンドゥット・ショウでの女性歌手の腰振りに目がクラクラ。お楽しみは色々あったものの、ジョグジャは街の汚さやインフラの不備も目立つ。市バス内でスリ未遂にも遭い、1週間程でバリに帰還。着いたデンパサールは全く面白みなく、仕方なく再びクタへ。発展途上国的環境に少々飽き?最終目的地香港へと向かったのでありました。

 国の印象

 “インドネシア”と言っても上記の通り、バリの南部及びジャワはジョグジャカルタしか行ってない。ジャカルタは治安が良くないらしいのでパスし、自然系にはそれ程興味がないので、バリ北部もロンボク島もディエン高原にも行かず終い。更にスマトラだのボルネオだのティモールだのニューギニア方面まで、インドネシアと称される国のエリアはとてつもなく広範囲。僕が寄ったのは、そのうちのほんの一部なので、あまり大きなことは書けませんと、お断りした上で、やっぱり書くのですが・・・

 まずバリ。バリのモースト・ヴィジターは何と言ってもジャパニーズ。他の東南アジアの国ではまだまだ白人の方が多いけど、ここでは舞踊見物でも観光でも、圧倒的にでかい顔してる?のは日本人。良いことでもあると思う。白人連中は“世界の中心にいるのは自分たち”と考えているから、人様の国に行こうがいつもでかい面をしてる中で、控え目な日本人は大人しく彼らの脇に甘んじている感じ。でもバリではそれが逆転。美術館の絵の展示でも丁寧な日本語解説があるのでゆっくり丹念に鑑賞することが出来る。その解説文にも、よくある妙な間違いがほとんどないのは驚く程だし。とりわけクタ辺りでは、下手するとあちこちで日本語が通じてしまう世界だし、日本人には居心地の良い世界であることには違いない。

 でも、それは日本人観光客が多いことの結果そうなったのであって、そも、なぜバリにこんな多くの日本人が訪れるようになったのかは、僕にとっては謎だ。まあビーチ・リゾートとして、ハワイと並んで気軽に行けるという、地理的な理由はあるだろう。でもなあ、本文中にも何度も書いた通り、クタのビーチってちっともキレイじゃないす。バリニーズはエコロジーなんて観念を持ち合わせてはいないから、生活排水は海にも川にも垂れ流し。インド人みたいにゴミもあちこちに捨てるから、街だってそうキレイじゃない。おまけに観光地特有の怪しい輩もウジャウジャ。よりヨーロピアン比率の高いサヌールとて、ビーチそのものはそう魅力があるとは思えなかった。他のヌサ・ドゥアとかに行ってないけども、ことバリ南部に関してはビーチ・リゾートしてはほとんど魅力を感じなかった。まあクタは波が荒いからサーフィンにはいいかも知れないけど、サーフィンするにしたって、もっとキレイなとこでやりたいよね。

 だからもう、僕にとってバリとはウブドでしかない。ここも決してキレイなとこばかりではないけど、まだまだ田舎の雰囲気を残しているので、何よりのどかだし自然が豊富。高地なので暑過ぎない点も魅力。ややツーリスティックとはいえ、バリ舞踊等の伝統芸能は毎日見られるし美術館も多く、バリの文化に触れるには絶好の環境だ。でも、僕みたいにひたすら文化・芸能っていうフリークばかりじゃないだろうから、そういう人にとってバリの魅力って?北のキンタマーニはまあ日帰りでも充分かなって気がしたし。自然とか古来からのバリの姿を求めるなら、まだあまり開発されてない北部は魅力的なんだろうけど。でも、大半の日本人観光客は南部だけの滞在で済ますんでしょ?どーも、わからんなあ。

 一方ジョグジャであります。こちらはバリのウブドに対してジャワ文化の中心地。しかし、ウブドのように芸能披露がシステム化?されてるわけではなく、演目の方も地味めで通受けと申しますか。勿論、都会としての賑わいはこちらの方が味わえ、東南アジアらしい猥雑で混沌な世界は堪能できる。でも、一方で、街並や食堂とかはバリよりもバッチイし、交通量も半端ではなく空気もよくない。バリとて大きな道路以外は、そう整備が進んでいるわけではなかったけど、予算配分が少ないのであろうこちらは、インフラ面での不備も目に付いた。

 バリジャワ旅の終盤で、やたら“後進国”とか言って貶していたのは訳がある。これも本文中で何度か書いたけど、インドネシアで政府が最も重視しているのはどこなのかと言えば、ジャワ島は勿論、貴重な観光収入源であるバリ島であろう。だからODAとかで資金がまわってきた際、最優先でまず配分されるのはバリだろう。次にジャワ、スマトラといった順で反抗的なティモールとかは一番最後だろう。そんな具合にバリは恵まれた地位にある上に、長年の観光地として、本当ならインフラ整備等がもっと進んでいていいはずのところだ。でも実際はそうでもなかった。少なくとも同じマレー系イスラム国(バリはヒンドゥだけど)のマレーシアと比してもまだまだである。なぜなのだろう?ルーズな民族性?やっぱり金がない?それとも肝心の金は、何か他のよからぬ事に使われてしまってるの?そんな疑問が、滞在中頭から離れなかった。

 多分、一番最初の東南アジア・ツアーの際にここに寄ったのなら、そう不満は感じなかったろう。でも、ヨーロッパや北米の後となると、やっぱり、この国の後進ぶりが目についてしまうのは致し方ないだろう。もっとも、別に後進国だからって何も悪かあない。そういう環境を楽しむようにすればいいわけだから。でも、そーゆーのはもー充分体験させてもらったもんで・・・結局、この国への不満は、旅を終えつつある僕の心境によるところに大きかったとは思う。果して、いつかまた訪れることはあるか?バリに行くなら空港からウブドへ直行だろう。ジャワはぁ、あまり行きたくはないけどぉ、ジョグジャのダンドゥット・ショウの女性歌手の、あの腰振りはもう一回見てみたいかなあ・・・

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