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露・土・印 旅日記
・1月2日(水) アーグラー 1日目 やっぱサイテーだわ、ここ
8時起きで、朝食は面倒くさいので下の食堂に頼む。荷物をまとめるが、靴とスエットはまだ乾かず。9時半に宿を出て歩いてバススタンドへ。10時半のアーグラー行き切符を買う。何だか宿の時計、バス停の時計、皆違っていて、正しくは一体何時なのか、サッパリわからない。ともかく出発。デラックス・バスってどこがデラックスなんだ?ボロイぞ。この日の食料はビスケットだけである。3時間位に短い休憩あり。で、到着は4時半位。6時間要したわけだ。
ところが、またしても停車したとこがわけがわからない。イードガー・バススタンドに停車して、そのすぐ近くの宿をというつもりが、またはずされる。政府系のバスにしてからこれだもんな。バスに乗りこんで来るオヤジあり。ローズ・ホテルへ行きたいんだと言うと、“あそこは1年前に閉まった”。出たよ〜!このオヤジ、リクシャワーラーらしい。で、クソオヤジの言葉を無視して荷物を持って歩き出す。例によって有象無象が寄って来て、早速キレて“アイ・ヘイト・インディア!”とか喚く。この調子だと本当に憎悪するようになりそう。2、3人に道を聞くが、イードガー・バススタンドは先らしい。“5km先だ”とか言うやつがいたが、こいつがまたリクシャ野郎だった。実際は、それでも2km先とか。おいおい、何でこんな変なとこにバス停まるんだよ!いくら何でも2kmは歩けないので、悔しいけどリクシャ使わざるを得ないかあと思うが、そこへ、リクシャはリクシャでも乗合のが来る。バススタンドまで2Rsで行くという。しめた!バススタンド手前で目指すローズ・ホテルの看板発見。この手があるなら、まだ救いがあるな。
宿、またしてもドミはなし。ホント、「歩き方」ひどいぞ。結局、シングル125Rsで手をうつ。近くで自転車を借りられる場所はないかと聞くと、タジ・マハル行くならリクシャを用意するとか。リクシャは使わんちゅうに。オウナーのものだという自転車があったので、それを貸してくれと言うと、何と500Rsと言う。アーグラーには善人ってのは皆無なのか?チャイを入れる(有料)と言うので待っているが一向に出てきやしない。暗くなる前に近辺をチェックしたいというのに。やっとチャイ飲んで、バス停へ。カジュラーホー行きは、マジで朝5時発1本らしい。しかも要12時間だからね、悪夢だね。バス停周辺は、汚ねー屋台みたいなのはいっぱいあるが、他はこれと言って何もない。バナナ等を買って食べながら歩いていると、またしてもガキが会うなり“金くれ”だ。本日の“チャロ(消えろ!)”絶叫タイム。
6時過ぎたら暗くなり、何だか停電してるみたいに灯りがないし、おまけに霧が出てるみたいで、何も見えやしない。遠出すると迷う可能性があるので、ひたすらまっすぐだけ進んでみるが、汚い屋台ばっかり。安宿街はタジ・マハル周辺らしく、この辺は不便なとこらしいが、それにしても何もなさ過ぎ。ネットカフェもなさそう。加えて、やたらに寒い。ここ、マジ、色んな意味でサイテーっぽいとこだぞ。何もしようがないので宿で夕食。人が用を足している間に勝手に入ってきて、食事を置いていった。一応部屋の前がレストランってことになってるのだけど、椅子机が並べられているだけで、実に寒々としてる。他に2組客がいるらしいけど、フロントでヒマそうにだべっている従業員の話し声が響くばかり。シャワーは水のみで湯は有料とか。心まで寒くなるとこだね。こんなとこは見るもの見たらトットと去るのみだ。
食事を済ませて湯を沸かしてお茶を入れようとしたら、電気が来てない。“オレには絶対電気が必要だ。部屋を替えろ”と言うと、直すと言う。英語の話せぬおっさんがしばらくやった後、どうにか電気開通。紅茶に入れる砂糖をくれと言ったら有料とヌカすし、直したおっさんは金くれと言うし(勿論、共に払わず)。冗談ぽかったにしろ、それにしても、これがアーグラーか。聞きしに勝りそうなとこだね。食事に一服盛られたりしてなきゃいいが。マジ、インドをトットと抜け出したくなってきたぞ。てなことをしつつ、まだ8時。しかしフロントのテレビもぶっ壊れているようだし、全く何もすることがない。まだ3が日なんだよね、考えてみれば。日本的な縁起を担ぐとすると、年の始まりがこれじゃあ、今年は史上最低の年になりそうでんなあ。日記を書きつ、MP3でレイジ・アゲインスト・マシーンを聴きつ、明日からの戦いに備える。
本日の出費:宿代x2 200Rs 朝食27Rs ビスケット12Rs アグラー行きバス切符代127Rs
荷物代2Rs 果物10Rs 乗合リクシャ2Rs 宿代デポジット150Rs 計374Rs

・1月3日(木) アーグラー 2日目 霧の田島春
早く目覚めたなあ。でも寒くて、すぐには寝床から出られない。タール砂漠をのぞいて、こんなに寒いとこはなかったなあ、どうなってんの?とにかくバナナ食べて8時半には宿を出る。が、しかし、何じゃこの霧は!?何も見えやしない。ただでさえコンパスがなくて不案内なのに、これでタジ・マハルまで辿り着けるのかね?途中、自転車を貸すらしいとこがあったが、自転車がボロ過ぎるのでパス。道の交差するとこまで歩くと、乗合リクシャあり。タジまで行くか?と聞くと行くらしいので乗る。しかし、全然違う方角行ってるなあ。他の客が降りたところで、僕だけ乗せてタジに行くつもりらしい。料金は40Rsなぞとヌカす。着いたとこは、どうやらビジョリーガル・バススタンド。ここからならタジまで、せいぜい2km位だし道もわかりやすい。しめたってことで、2Rsだけ払って降りる。追っては来なかった。
まだ霧が深くて見えないせいか、あまりリクシャが寄って来ないのはいい。駅前らしいのを通り過ぎれば、川沿いの道をずっと行けばタジのはず。念の為、2,3人に道を聞きつ、ひたすら歩く。しかし、まわりがどうなってるやら皆目見当がつかない。北はここに限らず、朝はこの調子ってマジ。ホント、ここ救いようのないとこだね。しかし、とかくするうちに、とうとうタジ・マハル正門に到着。したのはいいが、まだ霧がかかっていて、肝心のものが見えない。750Rsという破格の金額を払うのだから、しっかり見ないと損だ。しばしチャイでも飲んで時間をつぶすことにする。タジ近くは安宿街で、ネットカフェ等もあり。時間つぶしにサイト更新もやっておくことに。高いけど速度は良好。20分程やったら霧が晴れてきたので、いざ本陣へ向かう。
だがタジは川沿いにあるため、まわりに較べても霧が晴れるのが遅い。中に入るには靴を預けるので金がかかるので、霧が晴れるのを待って、しばし周囲でウロウロ。敷地内にあるミュージアムへ行くが、ここは追加で5Rs払わされる。しかも電気がついてなくて見えやしない。全く、インドってとこは。一向に霧晴れず埒があかないので、とりあえず靴を脱がなくても入れる周囲を一周する。少しずつ観光客も増えてきた。で、ようやっとご本尊?へ。靴預かりは、最初から5Rs用意して渡したら何も言われなかった。入る途中でガイドが云々ってやつはいたが、中に入ってしまえば、そう悪い奴ばかりでもないらしい。
タジ・マハル、要は壮大なお墓なんである。時の皇帝が、寵愛した妃のために建てたんだそうな。確かにすげー建物ではある。これが本物なんかあという、ある種の感慨もある。ただ、ここを見るためにインドに来たって人もいたので、滅多なことは書けないが、“バカなはか”だと言ってしまえばそれまで。中身に入ってみれば、当然ながら中央に棺らしいものがあるだけ。とにかくここは外観なんである。勿論、まわりの装飾も凝ってはいるけど。しっかしねえ、昼近くなっても、まだ霧晴れないよ。一向にクリアな画像は得られまへん(左画像、最後までこの調子)。まあなあ、ここの入場券で他の見所も入場できるはずなので、それで元を取るとするか。いつまでもいられないので、タジを後にすることに。予定を大幅に遅れて、もう昼だ。本当は午前中でここと城を見てしまうつもりだったのに。
また2kmの道を歩く前に腹ごしらえ。安宿街もあまりまともそうな食堂がない。フライドライスでサット済まして、再びリクシャどもを無視して歩く。アーグラー城への入口は、1km弱進んだところから入っていくのだった。少し歩く量が短縮。無事、辿り着き、“勝利”が近づいてきた感じ。ところがところが。「歩き方」によれば、タジの入場券で、ここやらスィカンダラーやら何とか城やらが全て入場可のはず。しかし入場しようとしたら、更にチケットがいるという、料金は250Rs!にゃんだと〜、そんなん聞いてないぞ〜!と門のとこで騒ぐ。2、3人寄って来てお前のガイドが古いんだとか言う。どーも、ボリとかではなそうだ。結局、タジの入場券提示(意味ねーじゃねーか)+エクストラ・チャージが全てに必要なのだった。一体、どーなってんだ!「歩き方」インド篇は深刻だ。あちこちの入場料金が全てインド人料金で記入してあり、実際は、その50倍位の金額を支払わされる。地図もところどころ不正確。宿に至っては、ほとんど読者投稿に頼っていて、ちゃんと独自の取材をしてるのか怪しい。この「歩き方」インド篇のあまりの不備は、もっと批判されて然るべきではないか。お陰で恥じかいたぞ!

しぶしぶ金を払ってアーグラー城へ。赤い壁の外観が見事で、敷地も相当に広い(右画像)。しかしメインのとこ以外はきちんと整備されておらず、ゴミ捨て場になっていたりするのは、やっぱりインドって感じ。しかし時間的にも最早半端だし、これ以上また高い金払わされるってーのなら、本日の観光もうこれでいいではないか。タジと城見れば充分だろう。そう興味があるってわけじゃないし。従って、城でしばしノンビリすることに。後は駅の近くにあるモスクでも見て宿に戻るべし。どうせ早く寝なきゃいけないし。城を後にして駅方面へ。
駅の反対側は、何とも筆舌尽くし難い混沌の世界。沢木耕太郎あたりは、“おお、私の求めていた喧騒はこれだ”とか喜ぶかも知れないけど、僕の趣味ではないですね。何だか狂った街角だ。そのど真ん中に巨大なジャマー・マスジッドが。モスクだから靴を脱がねばならず、また金だなんだになったらイヤなので、外観の写真だけ撮って辞す。駅から電車に乗ってイードガーまで行けないかと思ったが、ここは長距離専門らしい。バスもないという。ってことは4,5km歩くかリクシャかってことになる。つくづく奴らに都合のいいように出来てるんだね。しかし、乗合らしいリクシャが、イドガーとか言っている。4Rsで行くというので、6人も乗っけた中に乗りこむ。無事、バススタンドへ到着。交通費はしめて6Rs。ほぼ勝利は手中。あとは明日の超早朝のバスに乗ってここを脱出できれば完璧!?
バススタンドで切符を買おうとすると、明日4時半までに来てバスの中で買えと言う。4時半前にですかあ、悪夢そのものだね。暗いし霧で何も見えないだろうね。とにかく朝食用バナナ、そして勝利の美酒?ビールを買う。ハイ・ファイヴってやつ。宿に戻って10Rsなりの湯をもらい体を洗う。湯上りにビールを飲もうとしたら、頼みもしないチャイを持ってきて、頼んでないというのに、しつこく、ついにブチ切れ。部屋では寒いので、ベランダに椅子を並べて飲んでいると、昨日の電気修理オヤジがコップ持ってきて少し分けてくれという。10Rsだと言ってやる。夕陽を見ながら飲んでいると、少し気が落ち着いてきて、インド人、結構陰湿なとこがあるらしいから、このまま機嫌を損ねっぱなしだと寝こみを襲われたりしかねない。で、一転、懐柔策に出る。オヤジに少しビールをわけてやり、どなった相手には“悪かった悪かった”と詫びを入れる。腹の中では“アーグラーの奴はどいつもこいつも揃い揃ってサイテー野郎だ”と思ってるのだけど。ホント、この宿の連中も信頼おけないし、アーグラーってのは、本当にどうしようもないとこだぞ。世界には貧乏旅行で行くべき場所ではないとこってのが存在するのだ。ここなんかは一流ホテルに泊まって送迎つきで観光するというのがふさわしい場所だろう。安宿泊まってリクシャなぞ拾ってたひにゃロクなことにならない。
夕食は昨日と同じ野菜カレー。清算の段になり、食事代によくわからないサーヴィス・チャージだのタクスだのが入って高くなっている。50歩譲ってそれはよしとしても、138Rsのところ、140払ったら釣りがないとか言って2Rsよこさない。これは断固抵抗して2Rsもぎとった。最後の最後まで、ホントーに救いよーのないやつら。8時に寝るから静かにしろと釘をさしておく。残った椰子酒をお湯割りにして飲んじまう。さて、いざ4時起き。寒いわ暗いわ眠いわで一体どーなることか知らんが、どーにでもなれって感じだ。ここさえ脱出できれば、それでよし。
本日の出費:宿代100Rs リクシャ2+4Rs チャイ4Rs ネット20Rs タジ+博物館+靴預け760Rs 昼食30Rs
アーグラー城250Rs バナナ10Rs 水12Rs 湯10Rs ビール55Rs 夕食x2 138Rs 計1365Rs
→ エッチ系彫刻がウリ カジュラーホー へ
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