露・土・印旅日記
・1月22日(火) カルカッタ → バンコク 印象一変!やっぱ、微笑みの国(微苦笑)
空路なのでヴィザは取ってなくても問題なし。荷物も無事だった。サッサと税関を出て両替を済ます。チェックで50ドル分をバーツに。1円=3.2バーツ程度と、インドのレートに近いので混乱することなく助かる。ギョーカイさんら他の日本人は免税品買いに行ったようだけど、興味のない僕は一足先に市内へ向かうことにする。空港を出て右手の市バス乗り場で59番バスを待つ。バンコクの夕方5時と言うのは、道路状況は最悪の時間帯だけど、エアポート・バスは確か駅までしか行かなかったと思ったので、正しきパッカーらしく、市バスで行く。しかし、やっぱり後悔。考えてみれば前回、前々回とも、空港からはエアポートバスだったのだ。市バスは初めてで、見覚えのない道を延々行く。それもそのはず、市バスは高速使わないもんね。いや時間かかるのなんの。最初は1年振りに見るバンコクの光景が新鮮だったが、すぐに飽きた。しかし、家路に向かう女学生たちがまぶしいなあ。タイ女性、あまり好みではなかったはずなのだけど、インドの後だと、とても美しく見える(インド女性にはかなり失礼)。和みますなあ。
幸いバスは最初から座れた。屋台を引っ張って道を横切っていくおじさんあり。バスはしばし停まっておじさんの通過を待つ。おじさんはバスの運転手に一礼して去って行った。インドでは絶対に見られない光景。バンコクは、この交通渋滞や最初に来た時騙されたりしたせいで、今一つ印象がよくないのだけど、前の国が前の国だった故、何だかとてもいい国に来たような印象が。2時間を経過した頃、ようやく見覚えのある道が見えてきた。一応、まだ覚えていたんですな。あそこだっと、バスを降りた場所、その道路を渡った先がまさしくカオサン・ロードの入口だった。相変わらずの喧騒ぶりだが何かが違う。勿論、圧倒的に白人の世界である点は変わりはないが、一方で、タイ人ジモティがいっぱいいるのだ。女学生やイケてるカップル多数、彼らにしてみればちょっと変わったプレイスポットなのだろう。1年前とは明らかに変わっている印象。それは、むしろ好ましい変わり方という気がする。
カオサンでの宿と言えば、過去2回は通信の都合でD&Dというとこにしか泊まっていない。それ故、あまり他の宿を知らないのだ。今回は、インド各地の宿の情報ノートに宣伝?があったカオサン・トラヴェラーズ・ロッジというとこを目指す。ツーリスト・ポリスの先、寺の向かい辺りだ。しかしドミトリーだけのこの宿はフル。しかし、満室の宿の主が申し訳なさそうに“ゴメンナサイ”なんて言ってくれるのだから、感動もの。しつこいようだけど、国が違えばこうも人間が違うものかね。次は、コリアン宿のバッグパッカーズ・プレイスへ行くが、そこのドミは電源がないのでパス。更に2軒程行くが、やはりフルだったり高かったり。おいおい、カオサン混んでるわけ、今?では寺方面をあたろうとすると、ギョーカイさんたちが歩いているではないか。やはり彼らはタクシーを使ったらしい。要領いいよなあ。彼に宿を聞くと、日本人宿らしいママズというとこに空きがあるとのことで、早速向かう。
カオサンから1ブロック行った通りの路地を入ったとこに宿が数軒。ママズはバッチくてパスだが、隣のATというとこは割ときれいで、ドミに空きがあったのでそこに決める。4ベッドで部屋は狭くて電源もちと不便だが今日はよしとしよう。バカ荷物を持ってさんざ歩けたのも、心の余裕故か。明日、個室が空き次第移るとする。シャワーを浴びて夕食に出る。行った先は、宿には泊まらなかったけど、バックパッカーズ・プレイス。勿論、コリアン・フードを食べるため。ビアチャンとプルコギ丼を注文。食べていると、見覚えのある顔が。イスタンブールの宿で会った、既に1年以上旅している中年コリアン・パッカーだった。カオサンには色々な人間が集まってきて、思わぬ出会いがあったりする。しかし、久々のカオサン、屋台メシはうまそうだし、露店で並べられている品々もそそられるものがあるし、何かいいなあ。昨年までの東南アジア旅行で、さんざカオサン及びバンコクのことはけなしたのだけど、いきなりカオサンに愛着を覚えてきてしまったりして。
宿に戻り、ギターを持った若い旅人と、しばし話す。24歳のクボさんは、ナイーブそうなキャラクターの人。沖縄から船で台湾に渡り、マカオから中国に入りヴェトナム、カンボジア、ラオス等をまわってきたとのこと。この後はインドをまわるそう。既に旅も7ヶ月とか。やっぱ若ければ、それ位旅を続けるのも苦にならんのかなあ。ここのドミは電源が1個で、ちと不便なのと、蚊がやたら多いのが難点。蚊取マットをつけて寝る。個室にいる白人のかけている音楽がちとウルサイが、カオサンでの夜は概ね平和に更けていったのだった。
本日の出費:宿代80Bath 餃子20Bath ビール35Bath 夕食120Bath バス18Bath 水10Bath 計283Bath

・1月23日(水) バンコク 2日目 うれし恥ずかしパッポン・デビュー
例によって便意&尿意で目が覚める。相変わらず軟便気味で、時折痛みもある。やっぱり、帰るべき時なのかな。若いのに似合わず70年代ロックや沖縄民謡が好きなクボさん、何となく意気投合し、朝食を一緒に。近くの屋台で、朝からあんかけの麺である。ATゲストハウスは悪くないけど、よくもない。で、クボさんと一緒に、最初に訪れたカオサン・トラヴェラーズ・ロッジを訪ねる。しかし、ここは新参ながら、広報活動が効いたせいか人気の宿のようで、やっぱりフルだった。さて、何はさておき帰国便のチケットなんだけど、昨晩ウロウロして以来、何だかカオサンは居心地が良さそうで、すぐさま離れるのが勿体ない気も。ヴァラナシの宿で会った人に、タイ及びバンコクの面白さを色々聞き、タイはもう一度仕切り直しの旅がしてみたいなあと思っていたとこでもある。何も明日とか早々に去らなくてもよいのではないか?そんな風に思えてきた。
で、仕方なくATゲストハウスの個室へ移る。1泊150バーツ、3畳位の牢獄風部屋だが、清潔ではある。落ち着いたとこで久々にネットカフェへ。帰国のスケジュールを決定するのは、もうNFL次第である。NHK−BSの番組表をチェックすると、チャンピオンシップは、やはり27日深夜より生中継。明後日のディヴィジョナル・プレーオフの録画中継(セントルイスvsグリーンベイ)は、ヴィデオでいいとして、やっぱり生中継は見たい。で、やはり27日までに帰国ということにする。2,3日あれば、カオサン・ライフをそれなりに楽しめるだろう。どーでもいーけどNHKのサイト、ご丁寧にチャンピオンシップの組合せまで書いてあって、結果がわかってしまった、クソ。レイダース負けちまったんか〜、ガックリ。
で、代理店へ。悪い癖だけど、もーこーなると面倒くさいので、日本人経営のMPツアーへ。カルカッタで聞いたシンガポール航空便・東京バンコク往復17000バーツなんてのは、そこは扱ってなかった。で、安いチケットはというと、エア・インディアの片道8250バーツなり。出発は土曜の深夜で日曜の朝着。まあ仕方ないけど、最後までインディアっすかあ。しかし生憎ウエイティング、可能性は高いとのことなので、1000バーツのデポジットを払ってくる。いずれにせよ、やっぱりサダルで買うより安い。カオサンの実力の程であります。
昼、久々にタイのぶっかけ飯を食べる。うまいわなあ。それにしても、タイ女性たちの話口調たるや、マジメにやってんのかって位、間延びしてまんなあ。和むんだよねえ、これが。タイ及びバンコク、何であんなに嫌っていたのかなあ?何だかそれが不思議に思えてしまう位、ここは居心地がいい。ここはちゃんとしたコーヒーも飲めるしね。食後は、しばしショッピングに精を出す。ヴァラナシで会ったアリカワさんも持っていた時計のバンドにはめられるミニ・コンパス。100バーツで買ったけど、考えてみれば高かったかな。更にインドで盗まれたラジオ・カセットレコーダーも800バーツで買う。中古っぽくて、イヤホンしかついてなかったけど。ウロウロしてるうちに、日が暮れた。そぞろ歩きも楽しいもの。
シャワーを浴びてサッパリしたとこで、クボさんと約束が。ナイーブな彼は、あまり他の日本人みたいにつるむことをしないせいか、今までバンコクに1週間位いたけど、パッポン通りに行ったことがないとか。行ったは行ったけど、昼しか行ってない僕共々、パッポン未体験の二人。ここは一つ遅れ馳せのパッポン・デビューを飾ったろうじゃないかってな話になった。何せ、タイへ行ったことのある日本人旅行者で、パッポンに行ったことのない人ってのは、ほとんど皆無だもんね。若い彼は、結構本気入ってる感じだけど、インド2ヶ月半で、そのテの気が失せてしまった(かなり失礼)僕としては、まあ冷やかしに飲みに行ってみっかって感じ。
まずは近くの露店で腹ごなし。インドではついぞ見かけなかった白菜の炒め物にヤキソバ。注文の品が出てくるまで、かなり時間かかったけど、タイなら許せてしまう。で、市バスに乗って(笑)、バンコク屈指の歓楽街へと向かう。パッポン、基本的に妖しい店構えの割に明朗会計とこが多くて別に危険はないらしい。2階にある店はボルらしいけど。老舗とも言うべきここの他、最近はスクンビット通りの歓楽街も大いに賑わっているそうな。バスに揺られること1時間弱。いざ、夜の町へGO!であります。まずはタニヤ通りを行く。ここは日本人在住者ご用達の通り。一体ここはどこなんじゃって位、あったり前に日本語看板が並んでる。“タニヤ温泉”なんて類のものの他に、寿司屋だの焼鳥屋だのたこ焼き屋だの。クラブ(DJが音楽かけて踊る場ではない方)みたいな店の前には、お姉さん方が20人位ガーっと並んでいて、ある種壮観。でも、生憎ビンボーそうな僕らにはほとんどお声がかからない。まあ対象はあくまで現地勤務の、お金持ってる勤め人たちなんだろうから。
で、いよいよパッポン潜入。小さい第2通りみたいなとこはオープン・カフェが多く、フツーにバンドが演奏してるような店も。大半の客は白人たちだ。メインの通りの方は、前に昼に行った時とは全く違った姿を見せていた。風俗系の店もあるが、何より、財布だの時計だの土産物だのを売る露店が、通りをビッシリ生め尽くしている。もっとも、ここらの相場はかなり高いらしいけど。で、道の両脇には、いわゆるゴー・ゴー・バーが並ぶ。お姉さんやお兄さん(おカマちゃんではない)が客引きしていて、時折腕を掴まれる。でも、そこはやっぱりタイ。強引さは感じられない。何せ、「歩き方」にさえ、このパッポンの情報が載っていて、安心して入れる店、ボル店なんてのが記載されてる程なんだから。いかにここに来る日本人旅行者が多いかってことだろう。
通りを2往復位した後、その「歩き方」にも明朗会計の店として載っていたキングズ何とかという店へ入る。中央のステージには、白い下着のようなコスチュームのお姉さん方が多数踊ってる。そして早速に、僕らのとこにも同様の恰好のお姉さんが寄ってきて側に座る。タイ女性、一様にスタイルはよく、身長も低めでタイニイと言うのにふさわしい。確かにかわいい子が多い。特にクボさんの隣に座った子はかわいかった。ビールを頼んで飲んでいると、側のお姉さん方がコーラが欲しいと言うので頼む。これが何杯も続くのかなあと思うが、1杯だけ。最初は世間話レベルだったが、早い段階でメイン・テーマへ。つまり、僕の横の姉さん、400バーツ払ってくれれば店の上にあるお部屋へ一緒に、と言う。これが“お持ち帰り”ってやつですか。
400は、ちと安過ぎじゃないと思うが、どうやらそれは部屋代らしい。クボさんの隣の子は2000バーツって言ってたみたいだから、お持ち帰り料+部屋代がかかるのだろう。これを交渉で如何に下げていくかなんだけど、ヴァラナシでヨネダさんが語っていたところによると、すごい人気の子で1000とかいうことだから、かなり値引きの余地はあったのではないか?で、どうしたかって言うと、別に交渉しません。そんなにお金持ってきてないし、そもタイニイ系、僕の好みではないのです。クボさんも今晩はマジでお持ち帰りする気はなかったようだけど、かなりムラムラはきてたらしい。僕にしてみれば、何かスタイルよくてタイニイなお姉さん方、お人形さんみたいで実在感が薄いというか。握ってきた手も、なぜか妙にヒンヤリしていたっけなあ。
踊りっつっても、ブラブラやってるだけなので、しばらく経つと見る方も飽きてくる。で、あまりむしられないうちにビール一杯で出ることにする。ビール85、お姉さんのコーラ85、チップ10で、締めて180バーツ。180バーツってことは600円弱(この時点で1バーツ=3.3円)っすからね。まあ歌舞伎町とかに較べればね。パッポン初体験、アッサリ何事もなく終了。既に11時過ぎでバスで帰るなら潮時だし。しかし15番のバス、なかなか来ない。12時近くなったので、さすがにタクシー帰りもやむなしかと諦めて、コーヒーショップへ入る。僕の場合、もうすぐ飲めるとはいえ、カプチーノなんて懐かしいねえ。1杯の値段がゴー・ゴー・バーのビール並だったりするのだけど。
ナイーブなクボさん、元気に旅を続けてはいるけど、やはり日本に帰った後の仕事等の事が不安な点は僕と同じみたい。いや、むしろ僕以上に気にしている感じさえ。大学を途中で辞めていくつかの仕事についたけど、続かなかったそうだ。でも彼は、なかなかマジメで好感持てる人だから、あまり心配することはないんじゃないかなあと思う。そんな風に聞いている、こっちの方がよっぽど深刻だよ。とうとう帰国決まっちゃったし。でも、インドにいた時は、これで日本帰ったら、もう旅は終わりかなあと思ってたけど、タイに来た途端、やっぱ続けたいなって気持が支配的になってきた。性懲りもないっつーか。ま、帰ってから考えるとしよう。タクシーと交渉し、100バーツでカオサンへ。寝たのは2時近く。ドキドキした割に何てこたない夜でありました。クボさんは、いずれもっかい行くって言ってたけどね(笑)。
本日の出費:宿150Bath 朝食30Bath ネット20Bath コーヒー35Bath エア・チケット・デポジット1000Bath ラジカセ800Bath
昼食40Bath コンパス100Bath パッポン180Bath コーヒー75Bath タクシー50Bath 計2482Bath

・1月24日(金) バンコク 3日目 やっぱりまだまだ何かとインドなのである
8時過ぎに起きて用足し、シャワーの後、遅い朝食。屋台のバナナ・パンケーキを食べたかったのだ。絞りたてのオレンジ・ジュースも。何かと出費が予想されるので100ドルを銀行に両替に行く。とうとうTCを全て使いきった。戻ってドミを覗くと、いつのまにかクボさん、いなくなっている。やっぱり彼は宿替えたみたい。とまれ、今日こそはインド人街へ行かんとす。インドで買えなかった映像ソフトを買いに行ったろうっていうのだ。既にもう時間は昼近く。バス乗り場をチェックすべくツーリスト・ポリス前にいたら、クボさんに声をかけられる。カオサン・トラヴェラーズ・ロッジは清潔だけど、日本人宿独特の世界で、彼はちょっとついていけない感じだという。おカマちゃんがやっている屋台でコーヒーを飲む。ちゃんとしたコーヒーが20バーツとは嬉しいね。
バスでホアランポーン駅へ向かうが、相変わらずバンコクの市バスはわかりにくく、逆方向に乗ってしまったり。1時間位で駅に着き、徒歩でチャイナタウンを行く。1km位行くと、いかにもな光景に出くわす。CD等が売っている露店もあるが、期待の香港ものは見かけないなあ。テレサ・テンとかが多いってことは、どっちかっていうと本土もの中心の品揃えなのだろう。腹の調子ますます悪く、おかゆのようなのを出していた店で昼食。おかゆと言うか、単にお湯かけご飯とでも言うか。そのご飯もおかず2品も冷たかった。でもそれで20バーツだからね。しかし歩けども、一向にインド人街にはあたらない。時折、ターバン巻きも見かけはするのだけども。
2km位チャイナタウンを行ったところで、西へ500mも行くと、ようやくらしきエリアに。既に3時近いので、あまりゆっくりしてる暇はない。数軒のヴィデオショップを発見。DVDを扱っているレンタル店があり、そこでセルものもあった。成程、お目当ての「ラガーン」等あったが、990バーツと、インドで買うよりも高い。しかも「ラガーン」のソフトは2種類あり。店に聞くと違うメーカーが出しているからとか。やっぱり、海賊もんなのかなあ?マードゥリー・ディクシートのものも1本欲しかったが、1400バーツでは考えてしまう。ではと、VCDに目を転じてみると、ありゃあるある。最近公開作が見事に揃ってる。最近どころか、何と公開中の「K3G」まであるではないか。やっぱ海賊かあ。でもいいわい。自分用と土産用に「ラガーン」のDVD2枚と「K3G」のVCDを買う。締めて2300バーツ也。また両替せんとエア・チケット代が払えなくなってしもた。しかし、色々物色すると、映画のミュージカル場面だけ集めたVCDとかも出ていて楽しい。俳優別のもあるが、マードゥリーとかは既に一昔前の人になってしまったらしく、見当たらない。代わりにたくさん並んでいるのはカリーナ・カプールであります。花の命は短くて、か。インド人、その辺は異様にハッキリしてるからなあ。
目的のものも入手できたので、急ぎカオサンへ。まだ渋滞前の時間でどうにか5時に到着。無事、エアチケットは取れていたので、再度両替してゲット。エア・インディアでサリー姿のスッチーがカレーの機内食配るんかねえ。もーえーわって気もするが。何はともあれ、とうとう明日の帰国が決まってしまいやしたわい。カオサン・トラヴェラーズ・ロッジをのぞくと、クボさんが屋上でギターを弾いていた。昨晩パッポンへ行く途中で見かけた映画館で、既に「オーシャンズ・イレヴン」や「ロード・オブ・ザ・リングス」といった話題作が公開されていた。日本に帰ったら、もう映画なんて観られない(高くて)だろうから、こっちで観ておくべく、明日クボさんと行くことにする。
シャワーを浴びた後、夕食後は再び買物と行きたいが、財布をよく見たら、空港使用税やエアポート・バス、宿代等を払ったら、もう50バーツ位しか残らんではないか。で、またしても両替。まあ旅を終わるにあたり、金を使いきるってのもいいかもね。もっとも、空港から家に帰る交通費位は残さにゃならんが。とまれ、まずはビール。宿周辺の屋台を物色すると、うまそうなチキン・ライスの店が。ビールはないのでコンビニで買って。うまいねえ、タイの屋台飯。ホント、いつかここで1ヶ月位沈没して、思う存分食や買物を味わいたいもんだね。食後にカオサンのメイン・ロードで買物。色々見たけども、結局、今晩買ったのは、ビアチャンの長袖シャツにメコンウイスキーの小ビン位。加えて、とうとう作ってしまいましたよ、偽学生証。わずか100バーツ、15分程で出来あがり。年齢は、よく“25歳位?”とか言われるので、その位の歳にしときました(笑)。ホント効くんかしら?
10時位になったので。ネットは明日ということにして、ビアチャン飲みつ日記に専念。例によって時間がかかり、1時過ぎまでかかるが、隣のバカ白人カップル、でかい音で音楽をかけ続けて騒いでいる。カオサン、結局ネガティヴな印象は、このエラソーなくせにバカな白人どものせいなんだよな。今までは我慢してたけど、いい加減寝るから文句言ってやるとするか。まわりを配慮しないって点では、インド人なみだね、バカ白人。
本日の出費:パンケーキ10Bath オレンジジュース25Bath バスx2 7Bath 昼食20Bath コーヒー20Bath ガム5Bath
DVD等2300Bath 駅のトイレ2Bath エア・チケット7025Bath パパイヤ10Bath 夕食25Bath ビールx2 48Bath
ビアチャン・長袖シャツ200Bath 偽学生証100Bath メコンウイスキー75Bath サトウキビジュース10Bath 計9883Bath

・1月25日(土) バンコク 4日目 日本を出しより178日目にして・・・
昨晩の続き。2時までは日記書いて起きていたので静観していたが、こっちが寝る態勢になっても、隣の白人バカップル、まだ騒いでいる。で、まずは日本語で“ウルセーヨ!”と言ってみたが、連中は英語以外は言語と認識しないようなので、"I said,stop the music and don't speak loud !"と喚くと、音楽は少し下がった。でも白人女の方の声の音量は一向に下がらない。その後も2回文句を言ったが効果なく、悔しいけど匙を投げ、2日前までいたドミのベッドが空いていたので、そこで寝かせてもらう。ったく。宿で盛り上がったりしがちなのは日本人の方で、フツー、白人は大人しいのだけどね。あーゆーイカレ白人がいるのがカオサンならではか。
それでも8時半には目が覚め、髭を剃った後、最後の荷物まとめ。朝は、今のうちにってことで、屋台の切り売りの果物、スイカやパパイヤ、パイナップルを腹いっぱい食べておく。“何でも買います”の看板が出てるとこで、ムンバイで買ったけど使えないコンパチ・パンツ(100Rs)を売っ払うが、何にでも20バーツしか払わないみたい。その20バーツで荷物預かりとシャワー使用を頼み、宿をチェックアウト。まずはネットへ行く。カオサン・トラヴェラーズ・ロッジ側の店へ行くが、FTPサイト接続は不調。カオサン、というかバンコク、意外とネットは今イチなのだ。カオサン・ロッジに移ったクボさんを訪ねるが不在なので昼食を済ます。ぶっかけ飯20バーツ也。
昨日のおカマちゃんのコーヒーの店へ行くが、寝てた(笑)。起すのも悪い?ので、側のショッピングセンター地下で飲む。ポスター屋があって、タイでは相変わらずフカキョンが人気のよう。日本ではもう拝めないであろう水着姿のものもあった。鈴木あみも人気のようで、フカキョンといい、タイニイでタイ・ガールに近いタイプが受けがいいようだ。再びクボさんを訪ねるがいないので、余った歯磨き粉、洗剤、トレペ等を置いて出る。時間がなくなるので、15番バスでサイアム・スクエアへ。
昨年までは、ある種の特権で映画が安く観られたのだけど、今年からはもう不可。でも、日本で大枚1800円も払って映画を観るのはゴメン。従って、話題作はこちらで観ておこうとす。日本では春公開の「オーシャンズ・イレヴン」や「ロード・オブ・ザ・リングス」が公開中なのだが、生憎、サイアム・スクエアの劇場では夜のみの上映。で、世界貿易センター(バンコク版は健在)まで歩いていくと、かろうじて「ロード」の3時の回あり。料金は150バーツと思いの他、高かったが。上映開始まで、近くにあった大型CD店を物色。しかし、CDの値段は日本の輸入盤屋並だし、VCDは家のDVDプレイヤーで見られるかどうかわからないので躊躇、結局、収穫なし。カフェオレ持って劇場へ。
5,6館入ったシネコンで、100席位のキャパだがスクリーンは大きく、ドルビーデジタル装備。予告編やCMが延々続き、お馴染みの王様フィルムがスタートしたのは3時半近かった。昨年とは違う凝ったヴァージョンで、勿論、起立して厳粛に臨む。で、映画なんだけど、新聞でチェックしたら1時間半位の長さだったはずなのだけど、2時間超えてもまだ終わらない。時間は既に5時半。渋滞地獄のバンコクでも最悪の時間帯で、バスなら2時間超、タクシーでも1時間半位かかる可能性も。で、泣く泣く途中で劇場を出る。タクシーを拾おうとしていると、バイクが走ってきて停まる。タイはタクシーやトゥクトゥクに加え、バイクのタクシーってのもあるのだ。事によると、車間を擦り抜けて行くバイタクが一番早いやも。ドライヴァーに聞くと、タクシーなら1時間要だが、これなら20分で!カオサンに着くという。おっかないなあ、でも背に腹は代えられん。100バーツと、ちと高いけど、イチかバチか賭けてみることにする。
メットを被って後に跨る。発進すると、は、早い!風圧で座席からズリ落ちそうだ。こんなとこで事故ったら一巻の終わりだから、恥ずかしいけど、少し腹が出気味の兄ちゃん胴にしっかり腕を巻きつける。速度も何だが、車と車の間のほんの隙間を縫っていくので、単パンの足がこすれやせんかとヒヤヒヤ。気分はジェットコースター・ライド、マジで怖いぞ!ところが幸い恐怖の時間は、そう長くは続かなかった。兄ちゃんの言う通り、20分でカオサンに到着。お見事。“グッド・ジョブ!”と100バーツを支払うと、兄ちゃんは笑顔で去って行った。でも、まだ足はガクガク、顔面蒼白。小便チビるかと思った・・・
お陰様で買物の時間もあり。ザックカヴァーを200、デイパックを375バーツで買う。それでも800バーツ位残っていたが、空港でも両替可能だろうから、急ぎ夕食へ。缶ビールに屋台ぶっかけ飯。宿に戻って、寒い日本用に上着類をデイパックに移し変えたりした後シャワー。8時発のエアポート・バスに間に合った。1時間ちょいで到着。エア・インディアのチェックインは9時半位にスタート。荷物は少し増えて、バッグパック、手荷物合わせて約25kgあった。
時間があるので、4Fのネットカフェへ。しかし、ここでもFTP接続不調。ミニマム75バーツ、以後5分超毎15バーツというバカ高で、都合150バーツも払ったってのにねえ。東京の天気予報をチェックしたら、明日の晩は雪。奇しくも去年と同じパターン。空港使用料500バーツを払っても、まだ600バーツ余り。しかし、さすがにバンコクの空港は税関を通った後も、免税店やバーが多数。いつもは去り際も金を残そうとケチケチやるのだけど、今回は金を使い切るべく、ついぞ行かなかった免税店をのぞく。なぜかって?カジュラーホーで会ったインド人ティワリさんの言葉が頭に残っていて、旅先の金は旅先で使うべきかと思って。僕の場合、すぐに次があるかも知れないけど、とりあえず今回の分は今回でシメってことにして。金なんぞ天下のまわりもんだもんね。で、日本ですぐ飲めるように、おフランス製ワインを530バーツで。飲みながらNFL観戦じゃ!100バーツ残ったけど、これ位はよいでせう。タイ、少なくとも死ぬまでに、あと2回は訪れるだろうから。
テロの影響で、搭乗口前の荷物チェックが異様に厳重。インド等ではノー・チェックだった、デイパック内に入れたポケットナイフを預かられてしまった。タイ人の奥さんに会いにきたという人は、文房具のカッターナイフまで預かられたとか。行きの成田では、乗客全員のライターが没収されたとか。ジッポとか持ってた人は激怒したことだろうね。僕が旅だった頃とは、かなり事情が変わっているようだ。ナイフは、成田でエア・インディアの職員から受け取れって話だけど、本当に受け取れるのかね?安物だけど、インド人ならあんなんでも取って食いそうな程欲しがるだろうからなあ。もう、これ以上インドにくれてやるのはゴメンだぞ。ホント、インドは惜しみなく奪う国であります。
深夜12時過ぎに搭乗開始。ムンバイ発の飛行機だったらしく、新聞ミッドデイなんかが置いてある。スッチーさんはサリー姿ではなかったが、笑顔はやっぱりなし(こっちは苦笑)。何せ、ひとまず最後だから、(機内サービスの)ワインの一杯も飲んで寝たかったが、サービスはオレンジジュースだけで、灯りが早々に消えてトットと寝ろの態勢。まあいいか。ワインの入った免税品袋をくれてやらないように、しっかり抱えて寝る(セコイ)。一路、東京へ向けてしゅっぱーつ。到着予定は6時間後、日本現地時間26日午前8時であります。
本日の出費:果物30Bath パンツ売り△20Bath オレンジジュース20Bath バナナチップ20Bath ネット51Bath
昼食20Bath コーヒー15Bath バス3Bath 映画150Bath カフェオレ55Bath
バイタク100Bath ザックカヴァー200Bath デイパック375Bath 宿代20Bath 夕食30Bath
ビール25Bath エアポートバス100Bath ネット150Bath 空港使用料500Bath
ワイン530Bath 計2333Bath
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