結局、飛行機に乗っていた時間は4時間位。意外と長かったのだ。多少ウトウトするうち、スペインはバルセロナに到着。現地時間は朝5時半。さすがにカイロなんぞとは較べ物にならない位の立派な空港だ。去年、モスクワからイスタンブールのアタチュルク空港に着いた時と同じ、“文明国に来たなあ”って印象だ。入国も難なくOK。荷物を受け取り到着ロビーへ。特に危険は無さそうだ。既にイベリア空港のオフィスが開いており、ベルリン行きのフライトを予約。7月6日発の便、コンファーム。7月7日に好きな日本のバンド、渋さ知らズがベルリンのどこかでライヴ演るので、ラヴ・パレードの前哨戦?にそれを見ようという寸法だ。後は両替所が開くまでロビーでお休み。日本人の団体さんなんかもいる。
7時前に両替所が開き、TC100ユーロ(以下e、現在1e=118円)を現金に。ノーコミだった。なら、もっと替えておきゃあよかったが。さあ、勇気を出して出発。フツーならバスとかを使うのだが、厳戒体勢で臨むのでタクシーを使う。カタコトのスペイン語(約一ヶ月、5回位授業を受けた)で交渉し、15eで市内へ行くとのこと。ガイドには18eと書いてあったのでまずまず。目指す宿はペンション・チキートというとこ。普段なら、何より値段の安いユースホステルを目指すところだが、これも厳戒態勢の一環。果たして行きつけるか不安だったが、住所を見せたら、運ちゃんはキッチリ宿の前まで連れていってくれた。料金で揉めたりもなく、感じ良く別れる。ああ、ここはやはり文明国である。
建物の窓に、日本語で“チキート”と書いてあった。「歩き方」に出ていた日本人経営のペンションで、まあ事実上の日本人宿らしい。またかと言われるかも知れないが、情報収集のためにはやむを得ず。何せ、7年前にロンドン+アイルランドを訪れて以来のヨーロッパ、右も左もわかってないのだ。ドアホンで話すが、開くのは9時なので、その時間にまた来いと日本語で言われる。おいおい、この危険都市?バルセロナの、しかもまだ人がまばらな朝の時間帯に路頭に迷えってかあ。荷物も置かせてもらえず、仕方なくすぐ側にあったバルへ。カフェ・コン・レチェ(カフェ・オレ)とクロワッサンで1.3e。この手の食事も酒も出すって店がそこかしこに。食事には全く困らなさそうだ。そこで1時間ねばる。
9時になり、やっとこお目通り叶う。しかし、宿はエレベーターなしの4階だか5階にあり、しんどいの何の。まだ足にピラミッド筋肉痛が強力に残っているし。さすがヨーロッパの宿だけあってお洒落できれい。宿泊客は日本人オンリーで、マンガだの文庫本だのがズラー。広いフロアもあり、若い宿泊客たちが朝食中。女性が多く、ハッキリ言って今まで通ってきたエリアで会った女性たちよりは垢抜けた感じ。しかしチェックインは11時からとか。もう一人の学生さん風の人と共に11時まで待たされる。飲み放題のコーヒー飲みつ、宿に常備の「歩き方」なぞ読んで待つ。宿泊客の女性たちと話すが、バルセロナの治安、全然問題ないという。ホンマですか?“タクシーで来た”と言ったら“えーっ”っと軽蔑の?眼差しで見られたり。僕だって普段は使ってないんですよお。まあ女性たちでも地下鉄乗ったりランブラス通りを一人で歩いたりしているというから、まあ大丈夫なのかなあ?でもまだ半信半疑だ。
やっとチェックイン。卒業旅行のウエノさんと相部屋。17eは高く感じるが、ユースでもこんな値段なのだ。部屋は広くて清潔、タオル付。シャワー等の利用で色々制限があり、なかなか厳しい。今までの安宿の調子のようにはいかない感じ。とにかくビビっているので、バルセロナ滞在2日目のウエノさんにくっついて歩く感じで外出。まずは下のバルでランチ。煮込んだチキンにマッシュポテト、パンは“パン”と発音する。5e程度かかり、やはりそう安くはない。でも、久々にまともな食事を食べられた嬉しさの方が大きい。中東の食の貧しかったこと。
バルセロナと言えばガウディであろう。ガウディ好きのウエノさんと共に、市内に点在する建築物をチェック。さして素養のない僕にとっても、明らかに周りとは一線を画すガウディの建築物は強い印象を残す。バスなぞに乗って行くのではなく、散歩がてら見られてしまうのがよい。ただし、気軽に見られるってわけではなく、しっかりと入場料金を取っていて、見物客の行列ができている。使用するためのものと言うよりは、鑑賞するためのものと化しているようだ(左画像は海をモチーフにしたというカサ・ミラ、一応人は住んでいるらしいが)。目指すは市内のガウディ建築の中でも最大規模のサグラダ・ファミリア聖堂。しかし行く途中で、何とNFLヨーロッパのチーム、バルセロナ・ドラゴンズのマスコット風船が広場にあるではないか。横にいたおじさんに聞いたら、オリンピック・スタジアムで試合が見られるという。やった!明日はNFL(E)観戦だ!
サグラダ・ファミリア聖堂、宿から2km位の距離。離れたところから、少しずつ塔が見えてくる(左画像)。そして、目の前に全容が現れた時はまさに圧巻。そのデザインの斬新さは異様な位、周囲の建物とは全く異なる。バルセロナ市内にはガウディ以外の人によるモダニズム建築は色々あるはずなのだけど、やっぱりガウディは別格、突出している。そのあまりのスケール故、かなり離れないと全景が撮影できない(右画像)。ハッキリ言って、ピラミッドもぶっ飛ぶ迫力だ。しかし、こんな時に限って偽学生証を忘れて正規料金を払う。博物館と併せ7e。
何だか工事中みたいで、ちょっと残念だなあとか思ったが、実はこの建物、着工以来150年余ずっと工事中で、完成までは更に何十年もかかり、いつ完成するか見通しは立ってない!というのである。その位の桁違いのスケールなのだ。其処彼処に見られる彫刻の一つ一つさえ恐ろしく手がこんでいて、それらを彫るだけでも大変そうだ。遠くから見えた、あの塔は、やっと7年前に出来たものなのだそうな。イヤハヤ何とも。ピラミッド筋肉痛の足を引き摺りつつ、階段で塔を目指して登る。上に行く程階段も細くなり、見えなくてもいい下が見えてきて怖い。まだ完成してないのに既に落書きがいっぱいあるなあ。上を作ってる間に下が崩れてきたりはしないのかなあ?
使うことよりも作ることに意義がある、そんな建物が日本に存在するだろうか?効率を求めてどうこうではなく、偉大なる作品には金も手間も惜しまない。この、精神的な余裕とでも言うか、これがヨーロッパなのだろう。元“アメリカ馬鹿”で、ヨーロッパ的芸術の知識に関しては皆無と言っていい僕だが、その僕にさえ、このあまりの感覚の違いは、ちょっと衝撃的だった。やっぱりヨーロッパってのは侮れないかもしんないぞ。違いといえば、ここは屈指の観光エリアながら、うるさい客引きもいないし、トイレにもバクシーシ野郎なんぞいない。値段は高めながら明朗会計で安心して支払える。心なしか見物客たちも、ピラミッドの時のようなデブデブのフレンチ・ジジババみたいのでなくて、垢抜けた人たちが目立つ気が。近くのカフェで一休み。カフェと言っても、その店が厳密にカフェなのかレストランなのかバルなのかは、よくわからない。どこの店もカフェと同時にアルコールが飲め、どこも軽食位は取れる。バルセロナは、そういう店が、もう溢れ返る程にある。これらの店をあちこち廻るのも大いなる楽しみとなりそうだ。
更にガウディ探索へ行くというウエノさんと別れ、僕は地下鉄に乗ってバス停を目指す。初の一人歩き、初の地下鉄乗車にビクビク。来る前は、地下鉄には乗らないと決めていたのだが、皆も乗ってるそうなので(苦笑)。地下鉄料金は一律1eでバスも同様。地下鉄でヤバイのは乗換え時の長い通路とかで、まあフツーに乗っている分には大丈夫そうだ。しかし駅から出てバス停を見つけるまでに苦労する。次にどの町へ行くか、まだ決めてないのだけど、とりあえずサラゴサ行きとパンプローナ行きバスの時間をチェック。案内所のお姉さん、気さくでいい感じ。この人に限らずスペインのセニョリータは気立てがよさそうだし、勿論きれいな人が多い。ますますウキウキしてきますねえ。
そのバス停から地下鉄駅に辿りつくまで、また迷いまくる。足の筋肉痛はサイアクだし、寝てないから辛い。6時頃やっと宿に戻る。まだ厳戒体勢は解いておらず、貴重品は全て宿に置き、現金も最小限しか持ち歩いていないのだ。トルコのスーパーのビニル袋にカメラと地図だけ入れて持ち歩いているって状態。ところが金が入り様に。新聞スタンドで、バルセロナ版ぴあみたいな、ギア・デル・オシオという雑誌を買いチェックしたら、何と明日、近くのカタルーニャ音楽堂でコンパイ・セグンドのコンサートがあるというのだ。日本でも一時ブームとなった、キューバのブエナ・ヴィスタ・ソシアル・クラブで一躍知名度を上げた人だ。人気の人故に、明日のチケットが簡単に入手できるとは思えないが、とにかくトライはしてみようと。
しかし、さすがにヨーロッパである。町を歩いているだけで様々なイベントのポスターがあっちこっちに目に付く。例えば、つい数日前まで、あのホアキン・コルテスの公演があった他、映画「ベンゴ」にも出演していたアントニオ・カナーレス、トマティートといった地元出身勢は元より、今晩も、エコー&ザ・バニーメン、エイフェックス・ツインらが一堂に揃うフェスティバルがどこかであるらしい。更に、ロック系ではこの一ヶ月間だけで、オアシス、レニー・クラヴィッツ、カイリー・ミノーグ、ガーベッジ、ジュエル、ナタリー・マーチャント、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ等々のコンサート予定が目白押しだ。おまけに「スター・ウォーズ・エピソード2」が本日公開!もう僕にとっては目が眩みそうな状況。中東2ヶ月間の旅で、こういう都会の娯楽に飢えまくっていたからひとしおだ。2,3日で通り過ぎるつもりでいたバルセロナ、何だかしばらく留まっていたくなってきたなあ。
宿で40e程をポケットに突っ込み、ドキドキしながらカタルーニャ広場横を通る。ここらも首締め強盗出没エリアと聞いているからだ。少し先の通りを進んで行くと、カタルーニャ音楽堂が。ここは普段はクラシック系の公演が行われているところ。名は忘れたけど、ガウディと並ぶモダニズムの建築家による壮麗な建物で、劇場内のツアーも行われている。劇場の裏口から入っていくとチケット売り場あり。かろうじて残っていたようで、22eと30eの2種類。勿論、後者を買う。都会生活は金がかかるよなあ。しかし、明日はうまくいけば、夕方はアメリカン・フットボール・ゲーム見物、夜コンサート鑑賞という夢のような一日になりそうだ。これこそ僕の望んでいたものであります。
シャワーを浴びた後、同室のウエノさん、隣室の二人と食事へ。個人的にはおっかなくて近寄りたくなかったランブラス通り近くの路地を入ったところにあるレストラン。「歩き方」にも出てる店だそう。セルベッサ(ビール)に、タパス(つまみ)を数品、タコのサラダ、ムール貝、フライポテト、鶏肉入りコロッケ、ガーリックトースト等々。ビールの後はハウス・ワインのボトルを。最初の一番安いのは今イチだったが、二本目の少し高めのやつは満足の味。食べ物は勿論皆おいしいし、お給仕のお姉さんがまた気さく。久々のワインの酔いも相俟ってサイコーにゴキゲン。もう、たった半日程度でバルセロナの町には感動しっぱなしだ。やっぱりヨーロッパは違う。街並からして違う。単にモダンな建物が並んでいるとかインフラが充実してるとか、そういうレベルを超えて、歴史の重みや文化が町に息づいていることが、歩いているだけで伝わってくる。とてもじゃないが我らが東京は、まだまだこの域には達していない。いや、達することが果たしてできるのだろうか?やっぱり来てみないとわからない。ヨーロッパはすごいぞ、世界はすごいぞとテンション上がりまくりのうちに、小奇麗な宿のベッドでバタンキュー。事実上のヨーロッパ・デビューは感動のうちに一日目を終えた。
本日の出費:タクシー15e 朝食1.3e 地下鉄x2 2e サグラダ・ファミリア聖堂入場料7e 昼食6e 夕食14e コンサート・チケット30e カフェ1e 計76.3e

・5月18日(土) バルセロナ 2日目 NFLE+BVSC!!
ワインをしこたま飲んだりすると、寝つきはいいが明け方に目が覚めちゃったりするものだ。で、二度寝して9時過ぎ起きに目が覚める。まあ、ここに関して言えば、予定はあってないようなもんなんでいいんだけど。とりあえず今日フィクスの予定は、まず5時半からのNFLヨーロッパの試合を見たい。ゲーム会場は、南の丘モンジュイックあたりなので、ついでに付近のスペイン村等を観光できれば言うことなし。そして、その後はカタルーニャ音楽堂で、待望のコンサートだ。とにかくまずは日記を完成させねば。そろそろメルマガも送らねばならない頃だし。他の人は誰も気にしてないかも知れないけど、僕はやたら気にしているのです。というわけで午前中はひたすら日記書き。昨日夕食を一緒に食べた同室の三島由起夫風青年(髪型だけ?)、ひたすら寝ながらマンガ読んでいる。日本人宿に欠かせないものと言えばマンガだが、なぜ外国まで来て、しかもこのいい天気に宿に篭もってマンガ読んでなきゃいかんのか、ホント理解できないね。お楽しみはまだまだ続くよ! バルセロナ 続き
宿は結構規律が厳しく、シャワーや洗濯の時間も一定に決められている。で、解禁時間の1時より洗濯。他の安宿のようにシャワーで洗うなんてのは、ここでは御法度なのだ。結局、日記は途中のまま外出。まずは昼食。昨日も食べた下の店でタパス2品とコーヒーで7eもかかってしまった。アホ・エジみたいにボッてるわけじゃないだろうから、こういう値段なんですね。ちょっと注意して締めていかないと、中米まで金が持たない気がする。そう、既に両替した分が底を尽き、新たに両替せねばならないが、土曜日につき当然銀行は休み。付近に両替所というのが見当たらず、これはATMでいくしかない。バルセロナに来て以来、外出の際は、最小限のキャッシュだけ持ち財布は持たずに出ているので、カードを取りに宿に戻らねばならない。なことをモタモタやっていたら、もう3時過ぎだよ。無事、シティカードでキャッシュはおろせた。でも、これは本当はもっと後のために取っておかねばいかない分なんだけど。
地下鉄でエスパーニャ駅に出て、そこから50番のバスに乗ってオリンピック・スタジアムを目指す。それにしても、恐ろしく広い道路、大きくかつ優雅な建築物、水を晧晧と湛えた巨大な噴水の数々と、何と贅沢な光景であろうう。何度も書くけど、東京とはどこかスケールが違うのだ。さて、モンジュイックはバルセロナ・オリンピックの会場となったエリアで、競技場みたいなのが、やたらある。従って、どこが一体NFLの会場になっているのか、しばし迷う。しかし案の定、当日券は余裕で買えた。高くても12e位だが、一番安い8.5eの切符を買う。エスタディ・オリンピアもまた実に優雅な作りのスタジアムだ(右画像)。
ここでちと解説。これから見ようとしているのは、NFLヨーロッパのゲーム。NFL、つまりアメリカン・フットボール・リーグは、本家のアメリカのチームに加え、まあマイナー・リーグのようなのをヨーロッパに持っている。ここバルセロナと対戦相手のベルリンに加え、フランクフルト、ライン、アムステルダム、スコットランドの計6チームがあり、NFLがお休みの4〜6月の間、ヨーロッパ各地で試合が行われる。選手は地元出身者の他、NFLのチーム所属で、まだ駆け出しのプレーヤーが、修行の意味合いで出向しているというケースが多い。近年、NFLEが注目されるきっかけになったのは、ここで活躍した選手がNFLでも活躍する例が増えているため。最たる例は、アムステルダム・アドミラルズでの活躍が認められセントルイス・ラムズへ加入、ラムズを見事スーパーボウル勝利へ導き、自らもMVPに輝いたカート・ワーナーだろう。最近では日本でもスカパーで、試合の中継が見られるようになってきた。念の為、バルセロナに来る前に試合日程をチェックしておいたので、ラッキーにも今日のゲームが見られることになったのだ。しかも、対戦相手は次に向かう地のチーム、ベルリン・サンダーである。対するバルセロナ・ドラゴンズはホームチーム・アドバンテージを活かせるか。もうワクワクであります。
試合開始は5時。さすがにここはフットボールの国で、アメリカンの方はまだまだマイナーな存在らしく、観客は数千人ってとこ。でも、オーディエンスのノリはフットボールの時と同じ。あの陽気で熱いノリだ。場内のバックに流れる音楽も、しっかりNFLで聞き慣れたメロディだし、チアガールズもいる。セニョリータたちによるチアは、アメリカンみたいにデカくなくてキュートで好ましい。バルセロナのQBはオークランド・レイダース所属のテッド・ホワイトという黒人。途中からジョー・ジャーメインという人に代わったが、この人もどこかに所属していたと思う。ベルリンのQBトッド・ヒューサックというのも聞いた名前だ。試合は、前半こそジャーメインがTDを決めバルセロナがリードするも、どうもチーム力はベルリンが一枚上手。案の定、後半には逆転され点差が開いてしまった。しかし、応援の方はバルセロナ一色故、結構観客も最後まで残っている。応援では、本場NFLにはないブラスバンド演奏があり。ハーフタイムの観客参加アトラクションやら、タオルガン等の催しもしっかりある。結局、バルセロナは24−17で破れてしまったが、NFLの雰囲気はタップリ味わえて満足。ベルリンやアムスに行った際も見てみたいもんだね。NFLヨーロッパを極める旅を目指すか?
試合終了は8時だったので、コンサートまでは余裕。一旦宿に帰りシャワーを浴びる。相変わらず部屋にいた三島風青年と夕食に出る。しかしノンビリしていたら10時近くになってしまい、焦って劇場まで駆け足。どうにかこうにか開演には間に合う。席は1階後方。横に柱はあるが、ステージはしっかり見える。これまた実に優雅な作りのカタルーニャ音楽堂。やや年齢層高めの観衆でほぼ満杯。ギター奏者を集めたフェスティバルという括りのようで、既にトマティート、サリフ・ケイタ、チャーリー・ヘイデン、ハイラム・ブロック等が出演済み。そして本日の出演は、あのブエナ・ヴィスタ・ソシアル・クラブで世界的にも知名度を高めた、キューバのソンの大大ベテラン、コンパイ・セグンドである。御歳94歳!ブエナ・ヴィスタ・ブームの際に来日公演も果たした。でもそのときは旅行中だったので、今回はまさに待望の鑑賞となる。
ギターx2、ベース、パーカッションx2、ヴォーカルに、クラリネットx3も含む9人のバンドをバックに、コンパイは軽くステップを踏みながら登場。足腰は全然しっかりしている。ギターの音色も艶やかだ。ヴォーカルに関しては声が低い人なので、メイン・メロディはバックのヒューゴ・ガルソンという人がリードを取り、コンパイはベース・パートを歌う。ずっとこのパターンで、コンパイがソロで歌うってのはなし。ブエナヴィスタでもこのパターンだったからなあ。とまれ、言葉が共通なのでMCは多い。一方のエスパーニャたちも、最初から最後まで熱狂的と言っていい熱い歓迎ぶりだ。しかし如何せん年齢の問題もあるのか、演奏時間そのものは短い。コンパイ作の“チャン・チャン”そして、“クアンタラネーロ”で、もうアンコールとなる。アンコールが終わっても拍手は鳴り止まず、10分位延々と続いた。既にもうマイクも切られてしまっていて、最後は、コンパイがマイクなしで挨拶をして終了となった。まあ、キューバの前哨戦ってことで、これはこれで満足。金が足りないので宿に戻り、下の店でビール2杯。スポーツ観戦にコンサート鑑賞と、何とも贅沢な1日でありました。
日記を書きたかったが、同室者たちは寝の態勢なので、僕も寝るとする。しかし、あの人たち3時頃までマンガ読んでたよ。何か、日本人のマンガ好きって、ちょっと異常じゃない?マンガに興味の無い人間としては、理解に苦しむんだよなあ・・・
本日の出費:昼食7.5e NFLEチケット8.5e 地下鉄1e バス1e 回数券5.6e ドラゴンズTシャツ20e ビールx2 2.6e 夕食10e 計56.2e