世・界・一・周旅日記

 ・7月1日(月) ヴァレンシア → バルセロナ  キャッシュカードを紛失ぅ?!!!

 泊まってる宿、案の定というか問題あり。4時頃キチガイみたいな女の喚き声で目が覚める。何やらしばらく口論みたいなことしてた。なぜか部屋のドアの上に大穴が開いているから、こっちにゃ筒抜けなのだ。ついでながらキチガイのような大雨も降っていた。それでも7時に起きたのは朝いちシティバンクに行くため。8時に出て近くのカフェでブレックファストしつ、開店を待つ。8時半にやっとATMが稼動。カードを入れて残高をチェックすると、金額には変化なし。しかしおろそうとしたら、“ただ今現金の引出しは出来ません”(シティの海外支店は日本語表示あり)旨表示が出て、電話せよと番号が。そのナンバーをチェックして宿に戻る。とにかくまだキャッシュには手をつけられていないようだ。残りの荷物をそそくさとまとめ、9時にチェックアウト。

 雨はかろうじて止んだ。地下鉄でバス・ターミナルへ。10時発のバルセロナ行きに乗り込む。僕に言わせりゃヴァレンシアなんてサイテーのとこだ。天気が悪けりゃ尚更。トットと離れたい。バスの中ではビスケットを半箱食べただけ。雨は降ったり止んだり。例によって着く頃になると眠くなる。4時間ちょいで、懐かしのサグラダ・ファミリア聖堂が見えてきた。バス・ターミナルから地下鉄で、前にも泊まったペンション・チキートへ。

 前回と同じドミ部屋。他に二人いたが、二人とも食い入るようにマンガを読んでいて、ろくに挨拶もしない。ちょっと異常だ。この宿は便はいいが、宿泊客が、フツーの日本人宿(?コンヤ・ペンション等を指す)とはまた違ったクセがあるのが難。宿のフロアにバルセロナの偽警官の手口が貼ってあった。“一人が旅行者を装い道を聞いてきたところで警官と称する男が現れ・・・”って、まさに同じ手口じゃないか。あまりに一致してるので苦笑。宿のおばさんに話したところ、“最近バルセロナでないと思ったら、ヴァレンシアに移ったんだ”などと、やはり笑われる。でも、こっちは笑い事ではない。まずはバスに乗ってシティバンクの支店へ。前回の回数券がまだ残っていて。しかし、シティ、何気におろせた。250eおろしたので、残りは5000円程度。今何かされても被害額は大したことにはならない。何だ。あの偽警官ども、個人情報読み取りに失敗したのか?それとも現在カードの偽造中か何かで、今後何か起こるのか?その辺が掴めないので、まだ不安は残る。

 とにかくホッとしてランチ。シティ並びのファストフード・コートで軽く。スーパーで朝食用食材をゴッソリ買いこんだ後、念の為、シティに電話をしておくことに。キヨスクで6eのテレかを買うが、公衆電話がある場所は道路沿いで騒々しいところばかり。国際電話なんだから、じっくり静かなとこでかけたいのだけどねえ。とにかくトライ。すると、掛けた番号は、日本と同じ調子の案内に沿って番号を押していく形式の自動式のもの。肝心のカスタマーサービスに繋がるまでに3e使ってしまう。おい、ワールドワイドがウリのはずのシティ、何にも考えてねーな、国際電話なんだぞ!高いんだぞ、バカタレ!やっとサービスが出て偽警官に会った旨を早口で説明すると、“ではカードの停止のご依頼ですね?”って、おい、簡単に言うなよ。ここでカード停止にしちまったら、この先どうやって食ってくんだよ。だから、停止・再発行をせにゃならん事態なのかどうか、どういう事例があるのかを尋ねたかったのに。何でも暗証を変えれば、元の状態に戻すことができるとか言う。それで不正使用とかを防げるのか?そういうことを聞こうとしたところでカードが切れた。6e無駄使い。シティ、お前なあ。

 電話では埒があかんので今度はネットで。シティのサイト、結構更新が遅いらしく、さっきおろした金額はまだ反映されてない。ネットのカスタマー・サービスに長文のメールを送る。それやこれやでサイトの更新も出来ぬまま1時間使用。通信費が嵩むこと、もう。もし仮に再発行をすることになったら、シティから自宅に書類が送られてくるのに2日。両親がすぐにそれを記入し、シティに送付したとしても、もう2日。再発行まで早く見積もって1週間(今年頭、インドで手帳を盗まれたため、念の為1回再発行をしたのだけど、どの位要したかは忘れた)、それを両親が速やかにEMSか何かでベルリンに送付して、まあ3日。都合で2週間以内って読みは甘いかなあ?てなことを考えつ、何気に財布のカードを見やったところ、ありゃりゃ、ない!カードがないぞ!!シティで出金した時に忘れてきたぁ!?

 皆様お待ちかねの?大トラブル発生であります。何と、出金できて安心して、うっかりカードを抜き取らずに帰って来てしまったみたい。バカだねえ。去年のトルコの2000ドル紛失に匹敵する大バカ再発だ。ハ〜。しかし今回はもう失う程の自信も持ち合わせていないので、これまたそれ程めげない。再発行しなきゃいかんかなあなんて迷ってたところ、これは再発行を絶対せにゃならん事態と化した。ただ、思い起すと、僕の後に支店に入ってきたのが銀行の係員みたいのだったから、彼が見つけて銀行がキープしてる可能性は無きにしもあらず。とりあえずダメモトで、再びバスでシティに行ってみる。

 さっきおろし時点で、既にもう閉店していてATMのみの稼動だったから、夕方に人がいるわきゃない。またバスで元に戻るのみ。明日の朝いちにまた来てみるよりしかないだろう。でも、要する時間を考えるなら、既に再発行の手続きに入った方がよいのか?でもまあ残額はどう転んでも5000円なんだから、1日待ってみることにする。呆然の放心状態のうち、既に8時。自分を戒める意味でも?本日は食事はアッサリと。スーパーで買ったサラダと安ワインと昼の残りのポテトで済ますことに。共同ルームに行くと、やはり食べ物を広げている人あり。ロンドン在住で、スペインを旅した後帰国するとか。親戚のお見舞いのために訪れたというおじさんも加わって、俄か宴会状態。まあこの宿にも真っ当な人はいたのですね。ワインは1本開いてしまった。とりあえずは一瞬カードのことは忘れて、夜1時まで談笑。ま、明日は明日の風が吹くのでありませう。

本日の出費:朝食2.35e バルセロナ行きバス20.12e テレカ6e 昼食5.1e 買物8.27e ワイン1.2e サラダ2.55e 雑誌0.9e 計46.49e


 ・7月2日(火) バルセロナ 都合9日目  危機は本当に去ったのか?

 一夜開けて9時頃目が覚める。同室のマンガさんたちは当然寝こけている。本当は開店朝いちにシティバンクに行くつもりだったけど、昨晩ちと飲み過ぎて二日酔い気味だ。覚めるのを待ちながら、ゆっくり朝飯。出たのは11時過ぎだった。ところが今日に限って14番バスが一向に来ない。1時間近く待ったぞ。飲み過ぎで腹の具合がおかしいので一旦宿に戻る。バスの路線図を持ってたかと思ったがなく、地下鉄で途中まで行って残りは歩くことに。ところが、地下鉄だと大回りで2回の乗換えが必要だった。何だか廻りの全てが行くてを拒んでいるような気がしてくる。まあ自分で撒いた種なんだけど。結局シティに辿り着いた時には昼だった。

 窓口で“昨日ここにカードを忘れた”と言うと、即座に“パスポートを”。お、あった!やっぱ銀行がキープしていたのだった。無事、戻りましたよカード。残高も変化なし。フイ〜。最悪の事態は避けられた。でも不安がなくなったわけではない。例の偽警官どもがどう出るのかわからないし、カード紛失の空白期間も考えると、やはり何らかの手は打っておくに越したことはない。で、またテレカを買うが、昨日のようなダイレクトのやつではなくて、何やら番号を打ち込む式のを買ってしまった。これ使えるのかなあ?昨日カスタマーサービスが言っていた、“暗証を変えて元の状態に戻す”ってのだけはやっておこうかと思う。まずはネットでメールの返事をチェックした上で。

 ま、とにかく一難去ったところでカタルーニャ広場へ出る。空港行きのバス・チェックの後、AV店のフナックへ。ポルトガルで買い逃したミュージカル「アマリア」のCD、やはり入手できず。若手フラメンコ・バンド、ケタマのCDだけ買う。更に懲りずに、その彼らの4日のコンサート・チケットも購入。出費は減りませんです。昼は以前、定食メニューの充実に感動した近くの店へ行きたかったが、腹が減ってしまったので近くで。6.6e程度の定食のある店へ。飲み物ビール、一皿目ガスパッチョ、二皿目シュラスコ。いわゆる、あの肉を目の前で削ぐやつではないけど、骨付きの牛肉、うまかったす。頃は3時。シエスタ・タイムっすね。

 相変わらずどこにも出かけず部屋でマンガ読んでいたりするのがいる。何でバルセロナに来てまでマンガ読まにゃあならんのかなあ?ま、ホッておいてCDを書きながら日記書き。結局、今日も観光はできずに終わりそうだね。ま、それどころじゃなかったから。書き終えたところでフロアにいた今日来た人としばし談笑。やはり勤めをやめて旅を続けてるそうだ。バイクや自転車で北海道や沖縄の離島も巡ったとか。そういう旅もいいねえ。その人の話曰く、キャッシュカードに暗証番号まで記憶させていたら意味がないので、情報を読み取られたとしても口座から引き落とされる可能性はないのではないかと言う。そうなら安心なんだけど。ま、そんなこんな話していて8時過ぎたので、やっぱり今日は観光なし。

 で、ネット。メルマガ、サイト更新、ベルリンの宿のリコンファーム、ベルリンで会う友人とのスケジュール確認等々。シティバンクからの返事は、やはり暗証番号を変えた方がよいとの通り一辺のもの。まあ念の為やっておくかねえ。9時過ぎに、割と好きな近くのバル、リドへ。ワイン1杯とクロケタスとキャベツ?のサラダで腹が膨れる。何せ、昼ガッチリ食べてるから。一応、後は水分で満たそうってことでビールを買って帰る。宿のフロアでは昨日のロンドン在住のカップル、先ほど話した30代後半の人、マヨルカ島在住でコックをしている人等談笑、僕も仲間に加わる。この宿にも真っ当に話ができる人がいてよかった。1時まで飲んでいてシャワーを浴びずに寝る。明日からはまたちっと観光すべし。

本日の出費:バス回数券5.6e テレカ6e 昼食6.61e CD17.25e(カード)コンサート・チケット18e(カード) ビールx3 2.85e 夕食4.52e 計60.83e


 ・7月3日(水) バルセロナ 都合10日目  ひとまず観光復帰

本日の観光ポイント:モンセラット、CCCB(現代アート美術館)

 8時半起きってのは早い方だね。今日は久々に観光復帰。郊外のモンセラットまで行く。コーンフレーク+ミルク、ミニクロワッサン、オレンジジュース、コーヒーの朝食。10時には出る。地下鉄でエスパーニャ広場まで行き、カタルーニャ鉄道に乗換えてモンセラットへ。電車は1時間に1本位で、しばし広場周辺で待つことに。切符代は往復+フニクラ(リフト)往復代締めて11.6e也。電車の9割位がモンセラットへ行くと見られる観光客。途中までは地下鉄でつまらなかったが、後半は地上に出て、段々と山道になってくるのがわかる。

 1時間で到着。降りるとすぐに高速リフトがあり、5分程で修道院のある山の上に。モンセラットは、サンチャゴなんかと並ぶ巡礼地として有名なところ。切り立った岩間に修道院があり、ガウディらもここをよく訪れてインスピレーションを得ていたのだとか。修道院で1時からミサがあるというので、その時間に合わせて。何でミサなんぞに?と言うと、ここのミサの少年聖歌隊が有名らしいから。で、修道院に行き、折り良くミサは始まったけど、聖歌隊なんていないぞ。皆で歌っているだけだなあ。10分程で出て行列が出来ている横っちょへ。祭壇の裏側の見物が出来るらしい、無料で(クリスチャンはお布施とかしてたみたいだけど)。そこに黒いマリア像ってのがあったのかなあ?よくわかんなかったな。

 
岩間にある修道院(左画像)とそこへ登っていくフニクラ(リフト、右画像)。結構早い。

 丘の上から更にケーブルカーが2台走ってる。それぞれサンタ・コバ、サン・ホアンに行けるのだそうな。何か宿で見た「歩き方」には、ケーブルの後、歩きで20分だの40分だのと書いてあったけど、年寄りとしては、そんな山道ハイキングはもうご免である。まあどっちかは行っておこうかと思うが、値段が安いのでサンタ・コバ行きのケーブルカーに乗る。ところが登るのかと思ったら、下りるのであった。何かせっかく登ったのに勿体無い気が。5,6人客がいて、チャイニーズらしい女の子達がトコトコ歩いて行くのについていく。下りたのに徒歩ではまた登りなのだ、ま緩いけど。道の途中途中に宗教的な彫刻というか像なんかがある。30分位歩くのかと思ったが15分程度でサンタ・コバに着いた。後で「歩き方」読んだら、そこはマリア像が発見された伝説の洞窟で、道々にあったモニュメントの一番最初のはガウディ作によるものだったそうな。全然気づきませんでした(苦笑)。サンタ・コバもよく意味がわかってないのでショボイ教会だなあと、バルセロナで買ってきたサンドイッチを食べたら、すぐに後にする。ケーブルカーで再び登る。

 修道院側に美術館があるが、4eとか高い。となると、ここで見るものはもうこんなもんかなあ。まだ来て2時間ちょいだけど、そろそろ去ることにする。リフトで下り、駅へ。廻りを見ると、行きと同じ人達多し。まあ、この位のスタンスでいいってことかな?帰りの電車ではウトウト。5時と、ちと中途半端な時間に到着。少し腹が減ってるが、金が勿体無いので宿に帰って残りのパンを食べる。同室の不気味なマンガ・コンビは出たようでホッ。明日以降の予定を考え、今日はとりあえず、近場の現代美術館で何やらガウディ絡みの展示をやってるそうなので、そこへ。

 通称CCCBという現代美術館は、宿から徒歩5分程度の近さで現代アート中心の展示らしい。下町っぽいエリアにあり、廻りはスケボー・ガキやサッカー小僧がいっぱい。建物もクールである。前にここでフラメンコの公演を見たのだった。“ガウディ・ユニヴァース”と題された展示は、要はガウディに影響を与えた人や、ガウディ・フォロワーの展示を中心にってことか。ガウディ自身の絵なんかも展示されてる。3eはちょっと高かったな。最後の日にもう一度ガウディ巡りをやろうかと思ってる。館内に公衆電話があったので昨日買ったテレカでシティバンクにかけてみようと思うがダメ。よく見たらシャープを押さないとダメだったみたい。ま、まだ後2日あるから。側の中華食材店(ケリー・チャンのポスター貼ってある)でカップラーメン買う。

 夕食はまたリドで。今日はタコが食べたくて。例のトマトをこすりつけたパンを食べたかったが、出てきたのはフツーのパンだった。サングリアを飲みたいが、1杯だけ出す店はあまりないみたいで、5eとかするので断念。ホルチャタを1杯飲んで我慢する。隣の酒屋で安いサングリアのボトルが売ってたので買って帰る。シャワーを浴びて日記。買ってきたサングリアをふるまおうと思ったら、ロンドン在住のカップル、今晩はに早く部屋に戻ってしまった。今日は結構宿の顔ぶれ替わったみたい。必ずしも期待するような?OLっぽいような女性たちばかりではないですねえ(失礼)。ま、そろそろ夏休みだから、色々な人が訪れるのでしょうね。

本日の出費モンセラット行き電車往復+リフト11.6e サンタ・コバ行きリフト往復2.3e 昼食4.11e 夕食7e ラーメン等2.05e 美術館3e サングリア1.8e 計31.86e

もうちょいと バルセロナ 滞在

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