7時起きのつもりが果たせず。昨日の夕食の残りを食べ、宿のただシャイをご馳走になったりしていて、結局、ベイルート行きのバスは9時発のになる。ミニバスで荷物を積むとこがなく、席に置かざるを得ず、2人分の料金を取られる。クソー。行きのバスは1時間ちょいで着いたが、帰りは客を拾いながらのバスだし、何やら事故による渋滞もあり、2時間近く要す。でも、シャール・ヘロウ・ターミナルまで行ったのはラッキー。
再びタラルズ・ニュー・ホテルだが、ダマスカスのアルハラメイン・ホテルで会った日本人ミカワさんと会う。よくあるパターン。最早昼なので、これからバールベック行きは辛い感じ。で、今日はここに泊まり、明日にすることに。ただ、日帰りは可能なようなので、泊まらずに、またここってセンで検討する。ベイルートだと、とりわけ出費が嵩むのだけど。出費と言えば、若い女性も一人いて、夜、クラブ行こうかってな話になる。やっと行けるかあ?しかし生憎ドミがフル。一人チェックアウト予定だが、まだ寝てるというので、しばしネットなぞしつつ待つ。やっと開いたベッドは前と同じとこだった。女性が同室なので、もうエロTVは見れないすね。結局、昼は坂を下りた店のサンドで済ませ、ダウンタウンに寄り道しつつ、ハムラへ向かう。
ベイルートのダウンタウンは内戦でボロボロになり、未だに銃弾の残る、廃墟と化した建物が多い。しかし、一方で再開発も進み、兵隊が駐屯する中、お洒落で近代的な建物が次々と建設中。時計塔のあるエトワール広場を中心にお洒落な店が並んでいるのは、前にも書いたけど、それだけでなく、歴史的建造物もいくつかあり、何気に遺跡まであったりする。しばし歩き回って見て、幾つか発見。ローマ遺跡風の柱が立っているとこは、横に気の利いたカフェがある。更に、巨大な浴場跡が(右画像)。ここは恰好のデートスポットらしく、ベンチはカップルばかり。写真など撮ってる自分がアホみたい。教会やモスクも趣のあるもの多し。国会や大使館関係もあり。日本大使館もここだった。ベイルートの見所はハムラじゃないすね、このダウンタウンだ。クラブの並ぶアシュラフィエも含めれば、こちらこそが中心街になりつつある。
で、徒歩でハムラへ。とりあえず、もう一回アメリカン大学へ行きたかったので。しかし、今日は侵入に失敗。周囲を闊歩する女子大生の姿を拝むのみ。ついつい寄ってしまうスタバで一休みの後、また映画見物。今日はアラビア語作品を。シネマ・サルーラという劇場、明日から「ハリポタ」のようだけど、今日は「アフリカーノ」なるエジプト映画を上映中。5時10分からとか言うので入る、7000LP也。結構客席数多く、スクリーンも大きなとこなのに、モノの見事に客は僕一人。しかし、時間になっても一向に始まらない。ここらのバスが客が集まらないと発車しないように、映画もかあと思いきや、5時半にようやくスタート。夢の映画館貸切目前だったが、残念なことにレバニーズ男が一人入場。映画は、南アフリカが舞台。事故で閉鎖されたサファリ・パークを再開させるべく、父の意志を継ぐ娘に、エジプトの獣医が協力し、二人には恋が芽生えてな話。再開までには妨害があったりするが、それを見事に乗り越え、最後には主人公二人も結ばれるという話。まあ割と真っ当な内容だった。映画を観てると思うけど、どの国も、自分の国の人間が一番カッコイイもんだと思ってるわけなんだね。そうでないのは、最近のイギリス映画位か。
安食堂のバルバルで食事してこうと思うが、僕が行ったのはテイクアウト専門の店だった。この店は、安くて種類が豊富。サンドイッチもホブスではなくバゲット系なのが嬉しい。結局、宿まで歩き、宿でビールを飲みながら食べる。女性がいるせいか、従業員のジャマールがヤケに張り切っていて、ボケをかましまくっていた。かわいいヤツ。シャワーを浴びてビールを一杯。日記を書いていて、もう10時。いよいよ夜のお楽しみの時間の始まりである。
朝、約束した通り、クラブへ繰り出すことに。朝の女性に加え、他の日本人2人も加え、4人でバーやクラブの密集するアシュラフィエへ。通りを一通り流したところ、特にイケてる店が並んでいるというエリアに行き、“ここは踊れるか?どんな曲かけてるか?”てなことを聞きまくる。しかし、水曜日のこの日は盛り上がり今イチらしい。週末はイケイケな店も、この日はただのバーだけの営業で、ダンススペースは閉まったりというとこが大半。あってもダサい店が多かったり。悲しいなあ、カウンターでグイグイ踊ってるお姉さんってのを見てみたかった。途中、日本語を教えてくれという明るいレバニーズのお姉さんや、数少ない日本人シェフのおじさんに出会ったりしつつも、踊れるいい店は発見できず。体がうずいてしゃーないが、とりあえず、飲むだけ飲もうと“チェ”というバーに入る。その名の通りゲバラの写真がいっぱい飾られ、ラテン寄りの音楽(ジプキン等含む)がかけられてる店だが、年齢層高くてねーちゃんいないし、飲むだけっつってんのに、店員は何食うか?とかうるさいし、音楽も騒がしく気に入らない。1杯だけ飲んで出る。あ〜あ、お粗末な夜でありました。ただ、イケてるイケてると思っていたベイルートも、やっぱクラブだディスコだに関しては、まだ今イチであるという実態が判明。この点は、まだ日本の方が全然イケてます。でも、見たかったなあグイグイ踊るねーちゃん(未練タップリ)。
宿に帰って、いつもならエロTVの時間だけど、さすがに女性同室のため不可。こんな時に限って、2chでやってたり。これは滅多にないことみたいで。宿のビール1本飲んで寝る。本日の出費:水500LP ベイルート行きバス2000LP 昼食3000LP スタバ4400LP 映画7000LP 夕食3250LP ビスケット250LP 飲み6000LP 計LP

・4月11日(木) ベイルート 都合6日目 遺跡二本立てにご満悦
もっと早くのつもりだったけど、8時起き。近くの店で買ったパンを食べ9時には出るが、シャール・ヘロウ・ターミナルからのコーラ・ターミナル行きのバス、なかなか出発せず。しかも、相当大回りで行くので、時間がかかるの何の。海岸沿いの道をずっと行き、鳩の岩の横も通る。そうか、このバスで行けばよかったのか。何だかんだコーラに着いたのは10時。大丈夫なのかねえ?今日は、世界遺産遺跡の2本立て。まずは、シリア国境近くのアンジャルへ行き、更に、レバノン最大の見所と言われるバールベックを目指す。コーラからはバールベック直行セルヴィスも出てるようだけど、とりあえずはシュトゥーラというとこを目指す。1時間ちょいの距離で1000LP。そこからダマスカス行きのバスに乗り、マフラクアンジャルというとこで途中下車。宿のザヘルに地名をアラビア語で書いてもらったのでバッチリ。ちょうど昼頃に到着。
降りた地点より2km位徒歩。ここは、あわよくばダマスカスへ戻る途中に、荷物を持ったまま寄ろうかと思ったのだけど、この距離ではやめておいて無難だった。800m位進んだとこで標識があり左折して更に1km位。金網の奥に遺跡っぽいのが見えたので進んで行くと、入口らしいのが。しかし、チケットブースらしきものはない。ここも、遺跡が民家と化していて、洗濯物が干されていたり(右画像)。住人らしいのに尋ねるが、入ってもいいみたいなので、そこから中へ。アンジャルは保存状態はそこそこだが、敷地は広い。8世紀に築かれた城砦都市で、神殿や柱の跡が点在。客らしいのは僕ともう二人位。一応、ライトアップ用の照明があったり、水撒いてるおじさんたちがいたりするし、修復もそこそこされてるみたい。まあ、トルコでもそうだったけど、世界遺産だからといって、仰々しく観光地化されているとこばかりとは限らないのだ。日本だと、町おこしとかで躍起になりそうだけどね。それがいいのか悪いのか。よく見たら奥の方に正規の入口らしきとこが。見つからないように、あまり歩き回らず30分位で見物を終える。結局、入場料はいくらなのかわからず終い。また民家のあたりから外に出る。セルヴィスを拾ってシュトゥーラへ戻る。
レバノンに来て以来サンドイッチばかりなので、この日の昼食は、カバブながらプレートで頼む。でも、結局ホブスに包んで食べるからサンドと同じなのだけど。3000LPと安く、店の人親切だった。バールベック行きのセルヴィスに。寝不足気味でウトウトするうち、40分程度で到着。まだ2時半。これなら日帰りでも余裕でオッケーだろう。
バールベックは学割で7000LP。町の中にポコっと遺跡があるって感じ。ここはパルミラのように広くはなく、敷地は1km四方以内。しかしスケールが違う。遺跡のすごさは、如何に原型の建物的な形状をとどめているかにかかってくると思うが、ここは、トルコのエフェスに匹敵、いやそれ以上の保存状態の良さを誇る。柱だけ立ってるのとかもあるが、その柱も太い。直系1.5mはあるかという巨大さ。神殿はキチンと建物として残っており、レバノン最大の見所と呼ぶにふさわしい威容を見せる。遺跡好きの人でなくても、ここは必見だろう。併設の博物館も料金内で入れる。ジュピター、バッカスの2大神殿中心の公開エリア以外に、ヴィーナス神殿等が近くにある。金網越えれば侵入は可能そう。子供が遊んでいたりする。町そのものは大したことないけど。まあ泊まらなくていいでしょう、ここは。見応えある2大遺跡を一挙に見られて、今日は満足。コーヒー一杯飲んだ後、ベイルート行きセルヴィスに乗込む。
2時間弱揺られ、着いたのは、やっぱりコーラ。今日こそはと、ハムラまで歩く。やっぱ遠かったなあ。でも、かなり地理は掴めてきた。イングリッシュ・パブというのがあるので入ろうかと思うが、雰囲気xなのでやめ、おフランスっぽいカウンター・バーへ。ビールは3000LPなので2杯。夕食はまたバルバルへ行くが、メニューがアラビア語のみ。米が食べたかったので、アラブ料理特有のナッツがのった炊込みご飯を頼むが、8000LPもする。しかも出てくるのが遅いのなんの。付け合せの野菜を食べ過ぎて、肝心のメインが腹に収まらずお持ち帰り。明日の朝食はこれに決まり。レバノン・ポンドがギリギリっぽいので、また宿まで歩く。見納めなので、ライトアップされたダウンタウンの遺跡を眺めつつ帰る。
宿には、またダマスカスで会った人と再会。当分この調子続きそう。女性は出たので、今夜はエロTV全開?あまりうまいくないレバノン・ワインを飲みつ日記。宿代を払って、ダマスカス行きバス切符を買うと、ちょうどレバノン・ポンドなくなるみたい。問題は明日早起きが出来るのか否か。
本日の出費:朝食2000LP 交通費合計7500LP バールベック入場料7000LP 昼食3000LP 飲み6000LP 夕食8000LP 水500LP 計36000LP

・4月12日(金) ベイルート 都合7日目 ダラダラいかせて
タラルズ・ニュー・ホテル、ヤローの夜のお楽しみと言えばエッチ系TV。昨晩はなかなか始まらなかったが、1時半頃よりスタート。皆は寝ていたみたいだけど、僕は3時近くまで見てた。いや、基本的に洋ものの単純運動だからあんまり来ないし、別にそームラムラきてるわけじゃないんだけど(と釈明)、今日去るつもりの僕は見なきゃ損損って気がして。やはり、他の皆さんは熟睡されてたらしく、今朝になって話すと“何で起してくれなかったんですか!”と顰蹙を買いました。独り占めしてゴメンナサイ。さて、そんな調子だから早起きが出きるわきゃあない。9時過ぎすね。もうゴラン高原行きは無理。まあハマムでも行ってタラタラすっかと思うが、一方、もう1日位ベイルートにいてもいいかなって気も。何より僕の好きな都会だし、ここんとこ観光観光でちと疲れ気味なためもある。1日ダラダラすんのもいいかなっと。でまた同室の人が、早く去る理由もないでしょ?てなことを言うので、結局、ここにもう1泊とどまることに。ヤバイなあ、長期旅行者の陥るパターンだぞ、これ。
どうせだからと靴を少し洗ったり。久々にネットも1時間タップリ。HP用のサーバーの容量が残り少なくて、これが最大の問題だったが、何のこたない。トライポッド、ニックネームを変えればもう1個(いやいくらでも?)自分のアカウントを持つことが可能だった。てなわけで、無事、更に12MBの容量を確保。近々、この旅行記は新アカウントに移転予定。従ってURLも変わりますんで引き続き宜しく。1時頃やっと外出。
例のバー+クラブ・エリアのアシュラフィエを歩きつつ、今日は博物館を目指そうと思う。昼食はそのお洒落エリアのトライベッカなる店へ。ここはベーグル・サンドがウリの店のよう。しかし高いので4000程度のピザとコーヒーに。ところがこの手の店はサーヴィス料だのタックスだのが加わり高くなる。結局、またしてもランチに8000も使う羽目に。昨晩の時点で、レバノン・ポンドは宿代を払って、ちょうどダマスカス行きバス代が残るという具合の良さだったが、これでやっぱり宿代はドル払いか。まだ旅立って1ヶ月も経ってないのにドル・キャッシュをこんなに使っちゃって大丈夫なんだろかね?
そこから1km位歩き、また何気にローマ遺跡のある横に、ものものしい建物が。何だか兵隊がいて、閉まってるかのようだったけど、そこが国立博物館だった。「歩き方」の00〜01版では、まだ改修中になってるけど99年10月にオープンしたそうだ。いつ休みかは聞かなかったけど、今日(金曜)はやってた。5時まで開館とか。入場料は5000LP、学割で1000LP。荷物チェックありでカメラは預かられる。さすがに最近出来ただけあり、システムが近代的。1階が彫刻系、2階が小間物。まずは復興までのヴィデオを見せられる。内戦を乗り越えて再開に漕ぎつけるまでは大変だったよう。バールベックやビブロスからの出土品多く、それらを見た後だと一層興味深い。そこそこ見応えあり。ミュージアムショップもお洒落。出てすぐ向かいのスナックでコーヒー。ここのお姉さんは、ベイルートでは珍しくヨーロッパ系ではなくアラブのケバイ系だったな、どーでもいーけど。
テキトーに西に向かって歩いて宿近くへ。昨日から何やら旅行展示会のようなものが始まり、無料だというので覗く。代理店やらレンタカーやらのブーすが並ぶ。イラク観光局のもあり。ヨルダン・ブースでペトラやワディ・ムーサの地図もらってくる。キューバのも。アジア系はマレーシア位だった。ヴァージンでCD試聴を少々した後、宿に戻ってビール。しかし何もしてない日だね。
アルハラメインにいた日本人は一晩で去り、新たに女性が加わる。で、週末の今日、再びクラブ行き案が浮上する。とりあえず、日記をある程度書いた後、そのヨシナガさんとミカワさんと、オッシャレなダウンタウンに!食事に行く。ヴァージンメガのカフェへ行くが、軒並み10000以上するのでパス。ダウンタウンへ入ってすぐの店、サンドなら左程高くないので落ちつく。しかし、4000台のサンド、しょぼかった。やっぱ敷居高いなあ。それでも飲み物含めて10000近くいってしまう。つくづくベイルートは金かかる。ベイルート初日のヨシナガさんを案内がてら、夜、ライトアップされたダウンタウンをしばし散策。
週末とあってなかなかの人出(画像右、ヨシナガさん撮影)。予定外ではあったけど、レバノンには寄ってよかったと思う。イメージしていた中東とは異なる顔を持った世界。とりわけ、このダウンタウン。ヨーロッパのようなお洒落な町並みの一方で、すぐ側には遺跡、更に、内戦で廃墟と化した建物。これらが同居する。いずれは全てきれいな建物に生まれ変わるのだろうが。この不思議な状態が見られるのも今が最後かも知れない。一方、パレスチナ情勢を反映して、夜もデモや座りこみが続く。請われて、パレスティナ迫害反対の署名もしてきた。結局、資金不足のためクラブ行きは断念するも、週末の賑わいを眺めにアシュラフィエに。ここらも道だけは詳しくなった(苦笑)。最初は、中東にこういう場所があることが新鮮だったが、やっぱりこういうイケてる店とかでは、日本の方に一日の長ありだなあ。見た目ヨーロピアンのようなレバニーズの方がかっこいいし、何せおフランス語喋ったりするから負けそーな感じだけど、六本木や青山の方が上ですね、やっぱ。ま、そんなことで優越感に浸ってもしょーがないんだけど。とまれ、ベイルートの夜は賑やかに更けてまいります。さあ明日こそは移動。
本日の出費:昼食8000LP 博物館1000LP コーヒー1000LP 夕食9000LP 計19000LP