今日はベルリン移動の日だが、飛行機は遅いのでゆっくりのつもりだったが、同室の若人、ロンドンに発つという金髪お姉さん(勿論、日本人)を見送るとかで、遅く寝たのに早く起き、で、起される。たまらんなあ。宿のチェックアウトは11時だが、土日は荷物を預かってくれないそうなので、まあフロアでしばし時間をつぶすとするか。とりあえず、せねばならぬのは荷物まとめである。同室のキタザワさんが、残ったテレカ売って欲しいというので、4e残っているところを3eで。残ったビールとワインと地下鉄回数券も進呈。こちらはパンをもらう。湯を沸かして、残ってるカップヌードルでもランチ代わりに食べるかと図っていたが、フロアもチェックアウト後はダメという。ここの宿、おじさんがかなり厳格というか几帳面というか、厳しいようなのである。折しも雨も降り出したところで出なくてはいけなくなる。“大変ですねえ”って、大変と思うなら、少しいさせてくれよ。
空港行きのバスは大学前の広場から出ているかと思いきや、そこは終点。で、地下鉄でカタルーニャ広場まで行かざるを得ず。何か荷物軽くなってないなあ。空港バスを待っている時に狙われやすいなんてことも聞いていたが、ちょうどバスが停車していたので乗りこむ。30分強かかったな。Aターミナル到着はまだ12時ちょい。チェックインは早くとも1時半だろうなあ。ひたすら待ちである。この2,3日、飲み過ぎのせいか、腹の調子が悪いので、荷物があるうちは、まだ食事を取りたくない。しかし、表示カウンターにベルリン行きが一向に表示されない。どうもこれはおかしい。さすがに腹が減ってプリングルのミニ缶を食べ終えたところでBターミナルの方へ移動してみる。
なぜか我がフライトは、Bの方だった。荷物はかろうじて20kg。試しに手荷物の方を計ったら7kg。都合27kgって、減ってるどころか増えてるじゃないの。何で?ガイドブック2冊減っただけでも大きいはずなのに。例によってバッグパックの重量を減らすため、PC関係は全て手荷物の方である。しかしターミナルに入るには荷物のチェックが少しあっただけで、パスポート・チェックもなかったな。ターミナル、まだ決まってないみたい。まだ2時間ある。同室の若人の張り切りのお陰で眠くてしゃーない。おまけに残ったパン等を食べたけど、やはり物足りない。機内で何か食べさせてくれるんだろうと、それを当てにしてるのだが。少しウトウト。
ふと目が覚めるとターミナルの表示が変わってベルリン行きではなくなってる。おやと表示モニターを見ると、1時間ディレイの表示。何でまた?それが更に1時間、30分と延び、終いには6時半位の発になる。何でこうなるの?6時半発となるとベルリンには9時着で、宿に着くのは10時過ぎ?待ちの間にブリティッシュ・エアのカウンターでロンドン行きを予約したのだけど、生憎16日の夜の便になってしまった。でも窓口のおっちゃんが“変えられる”てなことを言っていたので、ベルリンの空港で再トライのつもりだったのに。大体、宿に行く地下鉄の路線がよくわかってない。空港のインフォメで確認のつもりだったのに、閉まってしまうだろう。何だか相変わらずついてないねえ。外国だと遅れの理由がよく確認できないのが、尚更もどかしい。
結局、ボーディングは7時近く。空港で7時間待ったわけだ。しかも乗ってからがまたなかなか動かない。間際になって荷物チェックだの、誰かモバイルをつけてないかとかウニャウニャやっている。動き出したのは7時半過ぎ。たかだか2時間ちょいのフライトだっつーのに。ようやく飲食タイム。飲み物はワインかとも思ったが、腹を膨らませるためにコーク。で、お待ちかねの機内食だが、ショボいサンドイッチとケーキだけ。おいおい、こんだけ待たせたんだから、もっとまともなモノ食わせろよ。座席の狭さといい、イベリア航空、これで大減点。今頃になってマイレージ言うのを忘れてたのに気づいたし。後で申告じゃダメなのかねえ?ああ、クヤシイ。
ベルリン・テーゲル空港到着10時。さすがにもう暗い。市内行きバス乗り場がわからず、しばし迷うがどうにかジェットEXPに乗りこむ。しかし行き先がサッパリだぞ。車内に路線図が置いてあって、とにかく地下鉄Uバーンの2、つまりU2に接続するところで降りりゃあいいみたい。となると終点のアレクサンダー・プラッツですな。40分位で到着。しかし、料金は?無賃乗車しちゃったぞ。しばし歩いたら駅があった。しかしU2の駅まではちょっと歩く。土曜の夜の11時近くだが、そう危険は感じない。目指すは1駅先のローザ・ルクセンブルグ駅。着いたはいいが、フォルクスビューネ劇場ってどこじゃ?2人程聞いたけど知らない。更に劇場は見つかったけど、その向かいにあるはずの宿は?と色々苦労する。結局、着いたのは11時過ぎ。今日はもう完璧に寝るだけだね。
ツィルク(サーカスである)という、その宿は、ネットで予約済み。6ベッドのドミで14e。清潔なのはいいが、共同スペースのようなのがレセプション横だけで、ビール飲んでる白人たちに占拠されてる。部屋では女の子が寝てるし。男女一緒ドミは久々だな。仕方なく、部屋で静かに湯を沸かし、残りのカップラーメンを食べる。腹減っちゃって。汗もかいたのでシャワーも浴びる。フロントでビール1本買う。それにしても、ものの見事に移動のみに終わった日ですね。ま、下手すると10日はいる羽目になるから、町を見物する時間はタップリあるのだけど。
本日の出費:バルセロナの宿代x5+ネット代 90.5e 空港行きバス3.3e ビール1.5e テレカ売却代△3e 計92.3e

・7月7日(日) ベルリン 事実上1日目 自転車と犬と漢字Tシャツが溢れる街
早寝の女の子に続いて、僕も12時ちょいに寝たが、同室の他の人達は寝るの遅かったみたい。同室は皆白人ながら、特に皆仲良し体制になっているわけではないようだ。僕と同様、他の連中も挨拶を交わす位。ここで自前の食料をパクつくのは難しそうだなあ。ま、今朝は何も買ってないので、宿お薦めのカフェで。トースト、卵に紅茶で4eもした。やっぱり自前で行かねば。宿を出たのは11時過ぎ。どのチケットを買うべきか迷ったが、結局1日券を6eで買って地下鉄でツォー駅へ。明日ここに友人が来るので、その下見も兼ねて。でもねえ、昨日のバスもそうだったんだけど、誰も切符なんぞ買って乗ってないぞ。リスボンでもそうだったけど、チェック体制がないんだよね。ヨーロッパにあって、このルーズさ、何か不思議だね。ついに事件発生! ベルリン 続き
何でもラヴ・パレード・チケットという回数券が売っているようなんだけど、どんなもんなのか駅で聞いても英語が通じない。で、とりあえずツォー駅近くのオイロパ(ヨーロッパ)・センターの観光局へ行き、どんなもんなのかをチェック。今週末の3日間の乗り物が乗り放題になるらしい。7eはまあ得なのかなあ?地図は有料で0.5e。買わなくてもよかったな。まずは昼飯を済まそうと思うが、噂には聞いてたけど、ベルリン、やたらケバブ屋が多い。それもシュワルマではなく(実態は同じだが)トルコ系のドネルである。トルコでは食傷したけど、久々だし安いので昼はケバブ。流れる音楽が懐かしい。濃いだけのアラブもんと違い、やっぱトルコのは哀愁があってよい。ここはトルコ人が多いせいか、つい数日前にはトルコの女性歌手セルタブ・エレネルのコンサートもあったようだ。とまれ、ケバブ屋の前から市バスに乗りこむ。
100番のバスは観光バス並に名所を通過するそうなので、それで安くツアーとしゃれ込もうと思ったのだけど、乗ったのは200番だった。でも路線はほぼ同じ。ツォー駅からベルリン・フィルの劇場等を過ぎ、ポツダム広場へ。そこからメイン通りのウンター・デン・リンデンを直進。市内の主な見所はこの通りに集中している。そしてアレクサンダー駅へ。駅から宿は徒歩5分程度なのだった。一旦宿に戻って、久々のエスプレッソではないコーヒーを飲みながら、宿にあった「歩き方」を読む。さっきトイレ捜しに苦労したが、やはりドイツは公衆便所があまりないらしい。駅の便所なんて1eだもんね。こりゃ必然立ちxxにならざるを得ないわな。日本人カップルがチェックイン。他にも東洋人は数人滞在してるよう。宿にPCもあるのだけど日本語読み書きは不可。でも、レセプションでネットとシティバンクの場所は丁寧に教えてくれた。再び外出のところで雨。靴に履き替え傘持って出る。
今度はさっき来た道を徒歩で戻る感じ。アレクサンダー駅の目印は近くに見えるテレビ塔。その側にマリエン教会と、名前の通り赤い市庁舎。その隣のニコライ教会はなかなか立派。メイン通りに戻ってベルリン大聖堂。ゴシックの建物だ。そこら辺は川の中州になっていて博物館が多数で、博物館島と呼ばれている。ま、いずれゆっくり寄るとするが、旧博物館前より何やら音楽が。ステージが設けられていて、今行われているフェスティバルの会場になってるらしい。昨日はナイジェル・ケネディ、今日はブラジルのジルベルト・ジルが出演。エリカ・バドゥやカサンドラ・ウイルソンも出る。ベルリンのコンサートは渋いのが多いですね。
再びメイン通りに戻ると、ノイエ・ヴァッヘという小さな建物が。ここは平和を祈る記念碑らしい。日本語解説あり。隣はフンボルト大学、向かいに国立歌劇場。その南にはジャンダルメン・マルクトという広場があり、教会が並ぶ。その広場では野外クラシック・コンサートが行われる。安いので、たまにはクラシックもいいかも。再び戻ると、ベルリン版のグッゲンハイム美術館あり。そこからは一路ブランデンブルグ門へ。ところが修復中らしく、でかいカヴァーがかけられている。でもその下を通って通りには出られる。かつてはベルリンの壁で遮られていたエリアだ。そこの前の広場には、自転車タクシー、いうなればベルリン版サイクルリクシャーがいる(左画像)。インド並に安ければ乗ってもいいが。
ブランデンブルグ門を抜けると、小さな広場があり、そこに熊の人形が並ぶ。このバディ・ベアってのはベルリンのマスコット・キャラクターらしく、町の其処彼処に。でもその広場は、世界各国のアーティストにペイントされたバディ・ベアが輪になって並んでいて、なかなかの見物(右画像)。アフリカや南米は勿論、アフガンまである。それぞれが趣向を凝らしたもので、一体一体見ていても飽きない。日本のは聞いたことない人が担当で、割と地味だった。
そこから南のポツダム広場へ向かう道は、もろに壁が覆っていた通りだ。ポツダム広場周辺は、やたら工事中が目立つ。まだまだ再開発中ってことだろう。何だか閉まっている駅の前に、一辺だけ壁の残骸が残されている(左画像)。壁が出来た後に生まれたのだろう若者たち(って僕もそれに入ることになる。壁ができたのは1961年だから)が嬉々として記念撮影に興じている。ポツダム駅周辺はとりわけモダンな建物が並ぶ。その中でも目立つのはソニーセンター!英語版で上映のシネコンにアイマックスシアター、そして映画博物館等が入っている。その向かいにはベルリン映画祭の会場?や、やはり映画館と、ここらは映画通りって感じ。いずれじっくり探索すべし。
半日廻ったベルリンの印象。新首都(東西統一後の正式首都はここなのだ)にふさわしく立派で、かつ歴史ある建物は多い。広場や噴水もある。しかし、バルセロナのような美しさはない気がする。やはりお国柄故どこか堅苦しい感じがするというか。これがウイーン辺りに行くと、また優雅なんだろうけど。とりあえず本日の徒歩探索はこれまで。また雨もぱらついて来たので、屋台のソーセージを食べた後、市バスでアレクサンダー駅へ。宿で少し休んだ後、夕食へ。何かステーキっぽいチェーン店はどうかと思うが高かった。結局、アレクサンダー駅内のセルフのソーセージ屋へ。ザウアークラフトのついたソーセージ2種のプレートとビールで5.6e。確かにソーセージうまいんだけど、今後こればっか食べることにならぬか?ま、明日友達来たらアイスバインを食べよう。
先程の博物館近くへ。今日コンサートがあるジルベルト・ジルは、リスボンで見たカエターノとよく組んでいる人だ。興味はあるのだけど、チケットは28eとちと高め。屋外だから聞こえるだろうと、無料鑑賞を決めこむ。すると、会場側の公園や橋にも人がいっぱい。皆考えることは同じなんだね。廻りはビールやスミット(プリッツみたいな揚げパン、トルコにもよくあった)を売ってたりして、僕も1杯やりながら地べたに座って鑑賞。結構、ベルリンも金をかけずに楽しめるところってのがあるもんだ。どうもひたすらボブ・マーリーの曲を演るという構成のよう。チケット代が段々下がって、ついには10eになったなあ。でも会場外で1時間半位ずっと聴いていた。ま、思えば、ラヴ・パレードの1週間も前にベルリン入りすることになったのは、当初、日本のご贔屓バンド“渋さ知らズ”のライヴが、今晩ここであるはずだったからなのだ。なぜか何時の間にか予定変更。ま、代わりにこれ聴けたからよしとするかって?ウ〜ン、やっぱ渋さ聴きたかったぞ。とまれ、寒くなってきたので辞す。
やっぱベルリン、曇ってると少し肌寒いです。ベルリンの町の第一印象としては、自転車と飼い犬と漢字(日本語も多い)Tシャツ来た人が多い町。ホント、自転車道路や停車場はやたら充実しております。宿の部屋では、昨日のお姉さんと、今日入った男がもう寝ている。部屋の暗い電気の中で日記書き。ちょっと物足りない点はあるなあ、この宿。しかし否が応でも、ここにはしばしの滞在となるのであります。
本日の出費朝食4.05e 交通回数券6.1e 昼食4.4e コーヒー1e ソーセージ1.8e 夕食5.6e ビール1.5e 地図0.5e 計24.95e