露・土・印 旅日記
・9月1日(土) チャナカレ → ベルガマ 遺跡巡りはマイペースで
何だかよく眠れなかった。同室の連中は、イングランド人を除いて早めに出てチェックアウト。僕は10時半のバス、イングランド人は12時半のバスでベルガマへと向かう。朝食は近所のパン屋で。定刻ちょい遅れでバス出発。隣はすっごく田舎ものっぽい爺さんで、ヤケにソワソワしている。4時間ちょいらしいバスなので、前回のようなサービスなし。お手拭のレモン水みたいのは、やたらまわってくる。出発して3時間位経過するも、ランチ休憩がない。こりゃあ、旅程短いからベルガマまで無しなのかなと思いきや、2時過ぎにようやく停車。慌てて、ピラフ等をかっこむ。この後でお茶サービス等あった。3時位に徐に道の真中で降ろされる。
聞いてはいたが、あまりにも道のど真ん中であります。ミニバスなんてありゃしない。しかも降車したのは、僕一人。こりゃヒッチハイクかあと思ってると、タクシーがやってくる。一応、メーター制だというので妥協して乗るが、メーター、ガンガンあがる。運転手、何やら町はずれの丘の上の宿へ連れていこうとするが、コラコラ予定している宿があるのだぞと、「歩き方」一押しのペルガモン・ペンションへ行かせる。しかし、部屋を見てみると汚ねー、ぼれー、何だこりゃ。これで700万Lだあ。パス。仕方なく、無料で行くというので、先ほどの丘の上の宿へ。見てみると、そっちの方がずっといい。シングルは如何にも独房系だったので、贅沢にダブル。でも、10ミリオンだから7ドルってとこか。先ほどから運転手のツアーの誘いがうるさい。しかし、この宿、他にも2人日本人がいるらしいので、その二人も加えてタクシーをシェアすれば、一人7ドル程度で済む。明日の朝食時に、その人達をつかまえることにして、今日は町歩き程度とする。
町で見る場所はバザール位らしい。とりあえず、歩いてオトガル等はチェックする。しかし、地図等見ると、幸いかな町外れと思われた我が宿は、アクロポリスと並ぶここの目玉遺跡アスクレピオンに近いらしい。どうせ明日行くのだけども、どの位の距離なのか試しに歩いてみるとする。うまくいけば夕陽が見れるかも知れないし。途中、馬車の兄ちゃんたちが1ドルだの1ミリオンだの言ってくるが、引き続き歩く。しかし何のことない、歩いて余裕の距離だった。しかし入場料が4ミリオンと高め。でも、明日もう一回見ても構わんかと入ってみる。
規模はそれ程大きくない。5時ちょいに着いて閉まるのは6時だが、1時間あれば余裕で見られるスケール。ユーロピアンの団体がいる程度で寂しげ。しかし、遺跡そのものはなかなか見事。石柱や劇場跡が、これホントに2千年近く前のものか?という立派さ。何でも、ここは総合ヘルスセンターみたいなとこだったらしい。命の泉を中心に、劇場、図書館等が揃っていたとか。石柱に刻まれた文字もハッキリ読める。何よりも、遺跡の生命力に感嘆させられる。昨日のトロイは、ガイドについてまわって、余りにも駆け足だったが、やっぱり自分のペースで見て歩くのはいい。閉園ギリギリまでジックリ堪能する。




アスクレピオン、なかなか見事なので4連発。
御機嫌で丘を下り、日暮れ前の一杯を飲める場所を捜す。チャイハネにいたお姉さん方が声をかけてきたり、子供が手を振ってきたり、いい雰囲気。マジメなチャイどころが多いが、一件パブを見つけてビールを頼む。テレビではポップのベスト10番組をやっているし。ミディエ・ドルムス売りがやって来たので、へ〜と見ていると、隣のテーブルで飲んでいたおっさんが、一個おごってくれた。あなウレシ。そうこうするうち、近くの店に、何やら太鼓と笛のバンドがやってきて演奏を始める。それを聞きつ、ビールもう一杯。御機嫌で出ると、まだバンドがいるので、近くのピデ(ピザ)の店で少し早い夕食にする。その店は、パチャもあったので。そこのパチャは、チャナカレで食べたのよりも濃厚な味。ミート、チーズ、トマトのピデも頼んで腹いっぱい。あー満足満足。
宿に帰ると、庭先で肉を焼いている。どうやら、宿の一家の夕食。家族経営のとこらしい。ツーリスト・インフォメーションの地図にも出ていたので、それなりに定評のある宿なのだろう。因みに、ボブリンゲン・ペンションいいます(Zafer Mah.Asklepion Cad.No.2 0-232-633-21-53)。案外悪くなかったかも。これで明日、安くアクロポリスが見られればいうことなし。ちと早いけど、ゴキゲンなうちに床についたのでありました。
本日の出費:朝食60万L 昼食275万L トイレ25万L タクシー700万L ビールx2 200万L
アスクレピオン400万L 夕食260万L 計1920万L

・9月2日(日) ベルガマ 2日目 歩け歩け、2000年の時を!
何か今いち寝覚めよくなかったけど、とにかく7時ちょい起き。朝食に出ると、いたいた日本人二人組。しかし彼らは昨日遺跡を見て、今まさにチェックアウトするとこらしい。ガガ〜ン、やられた!しかも、彼らは全部タクシーでまわって、払ったのは13ミリオン。昨日のオヤジは露骨なボリ。クソー。てなわけで、そそくさと朝食を済まし、オヤジが来る前に宿を後にし、オトガル辺りにいるタクシーと交渉せんとする。しかし、歩き出したところで、昨日のオヤジのタクシーが来て、見つかってしまう。“オレは一人じゃ20ドルも払えん!払えて13ミリオンだ(笑)”と言って立ち去ろうとする。すると、向こうも折れて、結局10ミリオンで、アクロポリス周辺をまわるということで交渉成立。シメシメ(と、この時は思ったのだけど)。
一気にアクロポリスへ。大型バスの団体客ばっかいる。成程、ここは結構広いし、保存状態もよい。トラヤヌス神殿あたりも見事だが、何と言っても劇場が絶景。ガキどもがいて写真を撮れという。送ってくれと、ご丁寧に住所まで書いてくれるが、悪いけど、そんな面倒くさいことせんって。悪い人。一時間半位かけて見ただろうか。やっぱり自分のペースでまわるのはいい。


さすがに見応えあり、のアクロポリス。左:大劇場、右:トラヤヌス神殿
で、車に戻り次へ。しかし、オヤジが連れてきたのは、一番下のクズル・アウルというとこ。しかも、そこで降りて10ミリオン払えという。アレ?中間に色々あるんとちゃうのか?これだけで10ミリオン?しかし、中間の部分に何があるのかよくわからんし、現地発音で何と言うのかわからない。詳しい地図もない。「歩き方」には、中市だの下市だの書いてあるだけ。LPに至っては地図もない。ここって重要なんじゃないのか?もっと詳しく書いてあれっつーの!しかも、相変わらずインフォメーションは休みで埒があかない。土日こそやってるべきだろうが。ともかく、オヤジには金払っておさらば。煮え切らない思いで、クズル・アウル(エジプト神の神殿)を見物する。
途中、道を聞きつ宿方面へ。インフォメーションで地図だけチェックするも詳細は不明。オトガルに寄って、明日セルチュクへ行きたいのだがと聞くと、直行は無く、イズミルまで行って乗換えらしい。宿へ戻り、兄ちゃんに聞くけど、これまた埒あかない。もう自分で勝手に歩いてみるよりないと、再び出発。まずは腹ごしらえだ。クズル・アウル近くのレストランで、サラダとクズを頼む。クズって煮込み系かと思ったら、骨付き羊焼肉だった。トルコの肉料理って、案外せこい気がする。あのでかいケバブにしても、削ぎ取る肉は妙に薄く少なめだし、皿で出てくるのも量が少ない。しかも、ソースも何もかかってないから大味。ホント、世界3大料理なのか?と疑念が。
水を買って、とにかくアクロポリス方面の道を歩く。途中で下市だの中市だのあるんだろうってことで。途中、また写真を撮れとか、金をくれとかガキがついてくる。まあ、ヴェトナムやカンボジアのに較べれば可愛げがあるが、どこでも日本人はたかられるなあ。誰かが最初にやるんだろうね。とまれ、炎天下の中、めげずに登っていくと、タクシーで降りる途中見えた、建設中っぽい建物が見えてくる。更に行くと、フェンスに穴が開いていて、そっから侵入できるではないか。どうやらここが中市みたい。登っていくと見覚えある顔が。チャナカレの宿で一緒だったイングランド人だ。彼らに教わって、岩にところどころ書かれている、ブルーの点に沿って登って行くと、ガイドに載っているジムナジウムに辿りついた。やったね、ザマミレ。
ここらの遺跡は、手付かず気味というか、あまり修復がなされていないみたい。道も急。来てるのは、パッカーっぽい連中ばかりチラホラ。ただ、残骸がちらばっている感じなのが、かえって生々しくもある(右画像)。しかし、どうやら更に登って行くと、アクロポリスにも繋がってるみたい。さすがにしんどいので上までは行かなかったが、ここらの見学の正しき道筋はこうだろう。1.アクロポリスまで、メーターでタクシーで行く。2.着いたらタクシーは帰し、まずはアクロポリスをじっくり。3.そのまま降りて中市を見物。4.岩に刻まれた青い点に沿って下まで降りて、フェンスの穴から抜け出る。5.徒歩でクズル・アウルまで行ってシメ。がんばればアクロポリスも歩きで行けなくもなさそうだ。クズル・アウルの少し先に壁だけあったのが下市だったのでは?
こうなったら、残りの劇場とかも見てやるぞと思うが、その前に一休み。ぼろくて泊まるのはやめた、ペルガモン・ペンションでビール一杯。宿のおっちゃんたちは、テレビでアンカラからの競馬中継なぞ見てる。日本の日曜と同じ光景だね。アタチュルク像から細い道に入り、ひたすら北へ進むとスタジアム跡とかがあるはず。親切な少女のお陰で、それらしきものに辿りつくが、何か門の残骸があるだけ。ほとんどジモティの生活の場みたいなエリアに入ってきて、物珍しげに寄ってくる子やら何やら多数。劇場跡は何か道が危険とのことなので、昨日とは逆コースでアスクレピオンに行き、宿に戻るとする。とまれ、大体見たぞ、見るべきもんは。しかも自分の足で!どんなもんじゃらい!
5時半位に疲れて部屋に戻り、とりあえずデジカメの画像をPCに移し、ここまでの日記を書く。チャナカレでも、この時点でネットカフェへ行き、とりあえず更新していた。続きは、その後寝る前に書く。だから、時々、日々の日記が途中の場合があります。まだ時間もあるのでハマム初体験に赴くかとも思うが、ペルガモンのとこまで行かないとならないので、やめる。とりあえずシャワーを浴び、洗濯。腹も減ってきたので出る。オトガルへ行き、明日のイズミル行き切符を買う。そして、昨日も飲んだバルへ。今日もテレビでチャート番組をやっている。テープを買ったシベル・ジャンの健康なお色気タップリのヴィデオがオンエア中。今日はつまみ二品頼む。パンとポップコーンもついてくるので、夕食はこれで充分。一時間半位いた。宿近くのネットカフェへ行くが、回線不調とのこと。もう一軒、ペンションのカフェがあるみたいだったけど、見つからず。バンド演奏をやっているチャイハネへ寄るが、穏やかにだが席を移れと言われる。よく見ると、僕の座ったとこは女性用らしかった。男女パートがクッキリ分かれているのであります、さすがイスラム。9時過ぎに戻るが、部屋の電気切れてる。昨日も言ったのだけど、どうせ今日一晩だからよしとしますか。
本日の出費:タクシー1000万L アクロポリス400万L 昼食290万L 水25万L クズル・アウル200万L
トイレ25万L ペプシ60万L ビール100万L 計万L
→ 遺跡シリーズその3 クシャダス へ
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