露・土・印 旅日記
・9月27日(木) アンカラ → ボアズカレ 遺跡だけの村とジャパニーズ・ガールフレンド
ピーピーとまらず。頼みの正露丸も即効性無し。ただ体調そのものは悪くない。ただ便が水なだけ。それでもペースは少し緩んだかな。一応、朝食へ。昨日と同じ店へ行くと、すぐさまプディングとアイランがでてきた。胃腸にいいものばかりなんだけどなあ。宿へ戻って、どっかでオトガル行きバスは拾えないかと聞くと、すぐ横で拾えるとのこと。聞いてはみるもんだ。1kmもの距離を歩かないで済んだ。10時ちょいにオトガルへつき、スングルル・ビルリクという会社のオフィスを捜すが、途中、“スングルル”の声につられて別の会社の切符を買ってしまった。どうやら、セルヴィス・バスでスングルルのオトガルまで行くらしい。ミスツアーなる会社。スングルル・ビルリクも見つけたが、値段は同じだったからよいでしょう。
バスはアスマヤ行き。2時間半位で休憩かと思いきや、着いたという。案の定、直、オトガルではないが、すぐさま別のバスに乗せられ、スングルルの町中へ行く。田舎っぽいが、人は多くゴミゴミした感じ。ミニバスのガラジュはあったがオトガルがどこなのかはよくわからんうち、ボアズカレ行きバスが待っているとこで降ろされた。すし詰めのバスに乗ってボアズカレ村へ。広場へ着くと、目の前にハットシャシュ・ゲストハウスあり。「歩き方」宿だが、他に無さそうなので、そこへ。3ベッドの部屋に一人。お値段は10ミリオンと高めだが。客は他に白人老人夫婦がいるだけ。ひとまず昼食を取る。ついついっぱい食べてしまったが、ピーピーは相変わらず。宿のトイレはトルコ式なのでよかったが。しかし、ここ、今まで寄ったどの場所にも比して、何ーんにもないとこだ。
まだ2時半。ハットゥシャシュの遺跡は近く、見る時間も充分という。先程乗ってきたドルムシュの運転手が、10ミリオンで案内すると言う。ドルムシュ独り占め?でも、10ならまずまずか。他の2つの遺跡と併せ、計40ミリオンで手を打つ。何度かトイレに行った後、3時ちょい出発。遺跡全体は7km位の距離だが、歩いたら結構きつかったかも。乗せていくだけかと思いきや、運転手が案内もしてくれる。ただしトルコ語でだけど。まあ、イエスイエスと言っておく。ここは鉄器で知られるヒッタイトの遺跡。中部アナトリアには他にもヒッタイト遺跡がいくつかあり。今までの遺跡に較べ、積み上げられている岩も大きめで、ダイナミックな印象。特にライオン門は見事。敵の侵入を防ぐため城壁を張り巡らし、砦の上から熱い油を流したという。なかなか戦略に練られた作りが興味深い。他にオーストラリアから来たという男2人(メルボルン在住のトルコ人ってことらしい)、白人夫婦2人が自前の車でまわっている程度。メルボルン組が、会うと、英語で説明してくれるのはありがたい。


左画像:ライオン門、右画像:その城壁、敵が来ると熱い油を流したという

一通りまわって最後に大城砦があったが、車は通り過ぎて行く。おいおいアレも見たいぞと、車を戻させる。“大して見所ないぞ”って言うけど、とにかく全部見るのが肝心なのだ。この辺、映画のエンド・クレジットを見ない国の人らしいね。大城砦って位だから、かなりのスケール。こういうとこでフッと気を抜くのも旅の醍醐味ってもんだ。まだ時間があるので、ヤズルカヤにも寄る。ここは岩のレリーフが見物。12神の行進等はクリアに残っている。ハットゥシャシュのいいものはアンカラの博物館にあるらしい。見ときゃよかったかな。手彫りの岩の土産を売る兄ちゃんが、熱心に説明してくれた(左画像:12神のレリーフをバックに、その兄ちゃんと運転手)。勿論、それで買ってあげる程、私は優しくないが。
宿へ戻り、まだピーピーなので水分が欲しい。近くの店へ飲み物を買いに行くが、どこも冷えてない。一軒の店で冷蔵庫を開けたら、中身が崩れジュースが噴き出す。ズボンがジュースに染まる。宿にはランドリー・サービスはないとのことで、仕方なくシャワーついでに洗う。シャワー室が広いし、専用状態なのでじっくり。シャワー室のみならず1フロアが専用状態だ。テレビでもあれば言うことないのにねえ。こういうとこは夜やることがない。
昼を食べたのが2時頃だったし、まだ腹の調子も悪くウダウダしていたら、夕食を食べるよう、呼びに来られてしまった。下でテレビを見つつ。飲んでも飲まなくてもピーピーとまらないんだからとビール復帰。ただしディナーは昼の残り物だ。トルコ兄ちゃんに寄りそう、謎の東洋人女性あり。実は日本人だった。あまり日本人とは話したくないのか、やや避けられている感じ。茨城出身で、会社を辞めてトルコ語を学ぶべく来て、ここに1年位済んでいるという。寄り添っていた兄ちゃんが、実は宿のオウナー。結婚してるわけではなく、“付き合ってる”んだそうな。でも、何でここなんだろ?元はイスタンブールにいたらしいけど。どーでもいーけど、この宿に室井滋が食事に寄ったそうで、写真を見せられた(笑)。“室井滋はどちらかと言うと性格俳優だ”と言うと、オウナー氏、“そう。ビューティフルではない。でも、ミハル(彼の彼女)はビューティフルだろ?”の言葉に絶句してしまったワタクシ(失礼)。
宿は絨毯屋を併設していて、見ないかと言われる。イスタンブールも含め、一軒も絨毯屋に寄ってないので、買う気はないが、他にすることもないので、しばし付き合う。しかし絨毯って高いね。大体、日本の畳の上にこんなの敷いたらダニがわくこと請け合い。“日本は湿気の多い国だから、絨毯は向かんのよ”などと言っても、わかるわきゃない。まあねえ、マイホームにでも済んでりゃ別だが(現住所は親の家であります)。オウナーとしばし中東談義。戦争が始まったら、来年のトルコは観光客が激減するだろうという。“中東はどこも行かん方がいいぞ”とものたまう。確かにそうかも知れないけど、だから今のうちに絨毯を買っておけってのは、ちと強引。東京も含め各国の大都市に、アフガンはエイズ・ウイルスやら生物兵器をまくだろうとも。じゃ、どこ行けばいいのさ?困っちゃうねえ。この人は、かなり悲観的な考えの持ち主で、言うことがやや極端であると解釈しておきたい。
勿論、絨毯は買わず、畳んでしまうのを見届けてご苦労様。ミハル嬢はここに住んでるみたい。無料?いいなあ。一方のオウナー氏は“ガールフレンドは金がかかる”なぞと言ってました。“美しかろうがそうでなかろうが、彼女がいることが肝心なのだ”とも。だから別にそんな事こだわってないって。日本で仕事世話してくれよ”なぞとも。それはこっちのセリフだわい。宿持ってんなら充分だろうに。しかし、トルコの宿のオウナー連中、何かというとジャパニーズ・ガールフレンドがいるなぞとふいてたけど、実例にあたったのは初めて。いいのか知らん?余計なお世話か・・・
本日の出費:宿代1000万L 朝食160万L ドルムシュ60万L スングルル行きバス500万L トイレX2 50万L
ボアズカレ行きドルムシュ100万L ハットゥシャシュ・ツアー1000万L 入場料150万L 飲み物60+70+25万L 計3175万L

・9月28日(金) ボアズカレ 2日目 こんなとこにもネットはある
依然、腹絶不調。でも食欲はあり、朝食もキッチリ。しかしこれだけ下ってたら、体調に何か影響出てこないのかな?少し曇り気味で寒い。雨もぱらつき出すが、そう長くは続かない。3回目位にトイレに行ったところで、ドルムシュの運ちゃん来る。何だか友達も一緒だ。ポップかけてルンルン、彼らにはほとんどヒマつぶし+遠足。40分位でアラジャ・ホユック到着。
ここは無料みたい。やはりヒッタイトらしいゴツゴツしたでかい岩が積み上げられているのが印象的。でも規模はそう大きくない。30分程度で充分見終わってしまう。横に博物館併設だが、こちらは有料で、行ったら鍵を開けてくれた(笑)。いいものはアンカラの方にあるらしい。することもないので、近くでしばしお茶。明日の移動について議論。運ちゃんは、ボアズカレから3,40分のヨズガットというとこまで、30ミリオンで送っていくという。カッパドキア行きの13時発のバスが1本だけあるそう。そっからは3時間位らしい。しかしねえ、スングルルへ出て、そっからアンカラへ戻り、そこからギョレメ等を目指す方が、時間はかかるけど安く済む。最初はそのつもりだったけど、効率の悪さ故、少し揺れ動いてきた。“デュシュンメッキ(考える)”と言って、しばし保留。ねぎりに出て、応じたら行くとしよう。しかしなあ、アラジャ・ホユック、あれで30ミリオンはボロ儲けだぞ。ハッキリ言って、この金額を払って行く程のとこではありません。ついでに言うと、ボアズカレ、寄らんでもよかったかも?一応、世界遺産なんだけども。
宿へ戻って昼食。勤め人風の人達で混んでいる。メニューは昨日と同じ。どうせ出ちゃうから少なめに。食後、少し散歩すると、ぬ、ぬわんとネットカフェ発見。後で寄ることにして、しばし昼寝(笑)。だって何もないんだもん。3時頃起きたら、新しい客来たみたい。ミハル嬢、相変わらず無言で去って行く。残しておいた(笑)博物館へ。ここも、行ったらあけてくれた。途中、リセ帰りの子供たちの群れに遭遇し、“ハロー、ハロー”と大変な人気。たまに“マネー”って言うのがいて気になったが。
夕方になって急に冷え込んできた。単パンでいたのでスースーきた。何か風邪の予兆も感じて、また寝る。体調万全でカッパドキアに臨みたいもんね。5時半に起きてネットカフェへ。ガキ共がゲームをやるので混んでいたが、あけてくれた。ここはアンカラが近いせいか、速度かなり良好。イスタンブールよりよっぽどマシ。最初っからグローバルIMEをインストールしてしまえば、日本語サイトもすぐに見られることに、今更気づいた。暇なもんだから、タップリ時間かけてブックマークを登録しまくり(ブリンクというサイトで、サイト上に自分のブックマークを登録できる)、モーニング娘とかしょーもないサイトを色々見まくる。また新メンバーですかあ。ディランの新譜が出たとな。これはこっちでも買おう、等々。しかし、最近、メールやカキコが減ってるなあ。2ヶ月近く経って、皆さんも飽き始めたか?宜しくお願いしますよ〜。
7時半頃宿へ戻ると、もう食べ物がない。で、新しく何じゃらケバブを作ってくれた。トマトとシシトウと肉を炒めたもの。お陰で残り物食べずに済んだ。ミハル嬢、一人でテレビを眺めている。トルコ語は話せるけど、特にまわりに溶け込んでいるって様子ではなく、やや浮いた印象。やはりあくまで彼氏が頼りって感じか。しかし、こーゆーとこで日がな何やって過ごしてんだろね?あまり話したくなさそうだから、敢えて聞かなかったけど。日本は最早捨てたってことなのかなあ?ま、こっちも似たようなもんだけど。中途半端でない分、彼女の方がマシなのかも。彼氏は相変わらず、食い入るようにニュース番組に見入っている。少し物足りないので、近所でポテトチップを買う。さて、長い夜はカッパドキア攻略対策を練るとしますか。
本日の出費:アラジャ博物館100万L チャイ20万L アラジャ・ドルムシュ3000万L
ボアズカレ博物館100万L ネット150万L ポテトチップ35万L 計3505万L
→ やっと行きまっせー カッパドキア へ
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