世・界・一・周旅日記
・4月14日(日)ダマスカス → ボスラ ボスラの逆襲、なる
劣悪なる環境でも、どうにか眠れたみたい。しかし8時頃になると、この古いホテルの階段をギシギシいわせて客たちが降りて行く。更に、人が寝ている側で、あの鼻にかかったフレンチ発音が響き、否が応でも起きる羽目に。ホント、未だに自分達が世界の中心にあられると思ってらっしゃるようで。偏見に過ぎないかも知れないけど、フレンチは人も文化も言語も好きになれない。井川遥のフランス語講座は見てたくせにね(苦笑)。シャワーを浴びて戻ると、従業員が掃除をしたいから荷物を動かせという。かえってゆっくりと準備をしてやり、とりあえず荷物は階下へ。近くのパン屋で朝食。いつも買ってやってる店なのに、愛想が悪い。どーも、ダマスカスってのは、何か好きになれないとこだね。シリアは北の方がいいすよ。
宿のフロアで日記書き。ボスラの宿には電源なんかなさそうなので。水も出ないらしいし。しかも、あの辺ロクに食べるとこがないので、食料も準備していかなくては。昨晩買ったまずいシリア・ワインが唯一の楽しみになるだろう。ようやく日記が済み、ちょうど12時なので荷物を預けたままチェックアウト。125spのとこ130sp渡したら釣りをよこそうとしない。いるの?みたいに言われた。やっぱよくない宿なのかも。ネットカフェへ。新サーバーの方に一挙にファイルを転送。新アドレスは近々メルマガにて。昼食処を捜しがてらマルジェ広場→旧市街を歩くが、アリャリャまた迷ってしまった。時間がないちゅうに。今日は昨日と打って変わって、やたら好天でかなり暑い。やっとこ知った道に出て、食堂でシュワルマサンドにオレンジジュース。夕食用に挽肉の入ったコロッケのような揚物クッパを5つ程買ったら、何と75sp!これボリなんちゃうの?一挙に金が減った。あとは宿近くの店でピザを。まあこれでボスラ用食料はよいでせう。
宿前にタクシーがいたので声をかける。いそぎ荷物を運び込んだが、しっかりメーターを動かしていて、25sp+10sp払えという。どーもこーいうとこ、ダマスカスの好きになれんとこだねえ。この時慌てたお陰で錠を1個紛失。今回の旅の紛失第一号だ、クソ。3時前にバス停に着いたが、ボスラ行きは4時と言う。仕方なくウロウロして待つ。すると若いのがまた“チンチャンチョン”などと言ってきた。頭に来てこちらも“エジプシャン”と言い返す。ベンチで座っていたら、若いのが二人寄ってくる。さっきの声の主らしい。どうも彼らとしては、“チンチャンチョン”はバカにするつもりではなく、何か別の意味、あるいは親しみをこめた意味合いもあるよう。“悪気はないんだ”とばかりに、つまり、わざわざ誤りにきたのだった。ウ〜ン、ホント、シリアって揺り戻しがあるというか、何か頭に来ることがあると、やっぱ人はいいのだなという事例が続く。この繰り返し。まあなあ、憎めない国ではあるんだけど。バスに乗る際も、別の若いのが親切にしてくれた。複雑でありまする。

今回は1時間半程でボスラ到着。どうにか閉館時間までに間に合う。わざわざボスラに、しかもこの時間に戻ってきたのは、ここに泊まるため。噂に聞いた古代劇場内のドミで、シリア最後の夜を送ろうというのだ。場内のかなり急な階段を息も絶え絶えで登る。成程、一番上部が宿になっているのだ(左画像)。一応、シャワー等もあり。水も出るし湯も出る。部屋には電源もあった。しかも、今晩の宿泊客は僕一人。こりゃもー
やりたい放題っすね。荷物を置いて城外へ。
ボスラは前回、雨で半分位しか見られなかったので、改めて隈なく歩く。ハマム跡には、前のバクシーシ・オヤジがまたいた。でも今回は彼がモスクやカテドラルの場所を教えてくれた。モスクは中身も見れた。結構、ボスラ広いっす。民家のようなとこも含め、また郊外にも広がっていて、全体像が掴めない程。陽が暮れる中、遺跡の広場で子供たちがフットボールしてるのなんかもいい光景(右画像)。やったね、まさにボスラの逆襲果たせり、だ。これでビールが飲めたら最高なんだけどねえ。一応、酒屋を捜すけど望み薄。ホテルにはあるかもと、町唯一の高級ホテルを目指すが、暗くなったのでよくわかんなくなってしまった。仕方なくコーラと果物買って戻る。
シャワーは壊れていたが、一応湯は出る。洗髪と洗濯のみする。湯上りにコーラを飲みつクッパを食べるが、せっかくなので劇場へ。場内灯りが点っておらず真っ暗。懐中電灯を持ってって客席で食べる。舞台に降りてみるが、音響効果抜群。後でまたワイン持って来るとする。とりあえず部屋で日記。10時位に再び劇場へ。響きが良過ぎて照れるけど、歌う(笑)。第一声は“ボスラ〜やっ”(しつこい)。それにしても自分の歌の下手さを思い知ったなあ。でもって、とりあえず素っ裸になった(笑、笑)。イヤ〜、これは稀なる経験。シリア最後の夜は、まさしくシリア旅のクライマックス。まずいシリア・ワインを飲みつ、一人、孤独の時を楽しむ。これを作った古代人は、こんなヤツに自分達の結晶を汚されるとは思いもよらなかったろうな。歌い疲れ、寒くもなってきたのでお開き。もう12時でありました。明日も早く起きてお散歩したいが。いよいよ明日はヨルダンを目指す。
本日の出費:朝食30sp 宿代125sp ジュース25+5sp 昼食25sp 夕食75sp ネット75sp 水25 タクシー35sp ボスラ行きバス50sp トイレ5sp ボスラの宿代150sp 果物+コーラ25sp 計690SP
→ 4ヶ国目突入、ヨルダン アンマン へ
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