目覚ましで7時に目が覚めたが、面倒くさいのでそのまま寝てる。で、9時起き。ショータさんはまだ寝てるよ。ホント、よく寝る人。まあやることがないから仕方ないとはいえ。朝飯食って出たのが10時ちょい。コルドバ行きバスは11時である。市バスにのろうとするが、20eしかないことに気づく。運転手はそれじゃダメだ、降りろと言う。でも、どっかで崩してなんてやってらんない。“オレはバス・ターミナルまで行かにゃならんのだ!”とあくまで降りず。“歩けばあ”みたいに言われるが、もうバカ荷物を持って延々歩くのはご免だ。最近、何だかずっと荷物背負ってると左手が痺れてくるし。客のおばちゃんにまで降りろと言われるが、断固降りず。そのうち出発。ターミナル近くまで来た。結局、払わずに済んでしまった。いや、心ならずもなんですよ。釣り位用意したれい。でも、見かねた老人が、優しくターミナルの方向を指してくれた。朝から波乱あり。
バス停でも同様。出発間際になってもコルドバ行きらしいのが見当たらない。とうとう乗り逃がしたかと諦めかけたところ、10分遅れ位でコルドバ行きが乗客を乗せている。危機一髪乗りこむ、フヒ〜。コルドバには2時間弱で到着。ターミナルから市中はちと距離がある。3番バスで観光名所メズキータまで行くというので、それに乗車。でも降ろされたとこは、また妙なとこで結構距離があったな。道聞いたりして、どうにかユースホステルに到達。幸い部屋はあり。しかし観光地はYHさえ高く、ドミなのに17.25eもする。ここも2泊でおさらばだな。
しばし休憩の後、早速歩き出す。セヴィーリャの二の舞を踏まぬよう、そそくさと動かねば。昼は観光エリアから少し離れた食堂で。5.7位のプラトス・コンビナドス(一皿もの)もあったが、やっぱり6.5の本日の定食を頼んでします。一皿め冷製スープ。くるみだのレーズンだのもついてヒット。2皿め、魚のフライがドッチャリ。ビールも飲んでパンパン。デザートはスイカ。これは大満足。珍しく釣りの0.5eあげてきちゃったもんね。腹膨るれば心安らか。まずはコルドバは幸先の良いスタート。
そっからさっきのバスの路線に沿って歩く。来る途中でシティバンクがあったので、明日は早速寄らねば。観光局でもらった地図のコースに沿って教会やら何やらを見て歩く。ここも暑いけど、セヴィーリャ程ではなく、まあ歩けるレベル。既にシエスタ・タイムなので閉まってるとこ多く、人気もないが、かえって落ち着いて歩ける。この辺は元々ローマ&イスラム・エリアだったとこなので、ローマ系遺跡もあるし、イスラム系建物も多い。どっかに懐かしのハマムまであったもんな。ここらじゃ高くて入れないだろうが。シティの側にはお馴染み百貨店エル・コルテ・イングレスもあり。しかし、ここらではポルトガル音楽のCDは置いていない。観光&ショッピング・エリアをそこそこ歩いたぞ。
再び元の中心地に戻り、橋を渡って対岸へ。橋もローマ時代のものらしく、渡った先にもカラホラなる中世の塔あり。中は何だかハイテク駆使の展示らしいが、3e位するので廻りを見るのみ。肝心のメズキータは、早朝なら無料で入れるって話なので、明日にとっておく。川沿いにはシリアのハマにあったようなアラブ式水車。そして川沿いに城壁が連なる。その壁に沿って歩いて行く。そこからユダヤ人街のジュデリア・エリアへ。うん、コルドバ観光はなかなか順調であります。有料ものは明日まとめて見るとしませう。安かった店で飲み物買って、一旦宿へ。
同室者が一人入ったみたい。シャワー浴びて、しばし休憩。問題は未練がましいけどフラメンコである。メズキータ側にタブラオがあるが、行ったものかどうか。10e以内の入場料なら行ってみようと思う。スタートは10時半なので、それまで飲み食いして時間をつぶすことに。再びローマ遺跡のある道を行き、ショッピング街の広場へ。ガイドに“スペイン最高のバー”と書かれている場所をチラと除いて、もう少し庶民的なとこを目指すべく進む。しかし、そこちっとも庶民的じゃなかったぞ。途中、いくらでもよさげな店あったのに。またガイド(スペインなので、LPではなく再び「ラフ・ガイド」)にしてやられた。公園沿いの道を宿方面に戻る。道沿いの店でようやく落ち着き。ビールとタパス1品。昼ガッツンと食べたので、腹が空かないのだ。しかし、それだけで4.8e?!テラスで飲んだせいかボラれているのか。せっかくいい調子だったのに、またメゲル。
道すがら写真撮ってたら、またしても電池切れ。フラメンコ見るかも知れないというのに。で、宿に戻って充電。10時半少し前に出てタブラオへ行くが、入場料は18e!ああ、やっぱ10以下で見られたセヴィーリャで見ておくべきであった。当然やめ。手持ちのワインも切れたので、YH前のバーで1杯。フィティフィティという、何だっけか、カクテル風のワイン。“お前がワイン飲むの?”みたいな小バカにした感じのウエイター、しっかり釣りは持ってこなかったね。ま、真っ当に観光して去りましょ、ここは。至って真っ当に。本日の出費:コルドバ行きバス代8.28e 市バス0.8e 昼食7e 夕食?4,8e 飲み物1.35e ワイン2e 計24.23e

・6月25日(火) コルドバ 2日目 懐かしきムスリム、そしてコリア!
ユースホステルは朝飯つきなのがありがたい。朝食を自分で用意する手間が省けるだけでなく、ある種、時間が拘束される点も、むしろ好都合。普段なら、ほっとくといつまでも寝こけていたりするが、“宿代込の朝飯を食い逃してなるものか”という意地汚い心理が働いて、しっかり起きるんだよね。それでもスペインやポルトガルは朝食時間が遅めで、ここも8時15分〜10時。しっかり8時に起きて、いただきました。内容はオレンジジュース、トーストしたバゲットにジャム、バター。ハム2枚にコーヒーかショコラテ(チョコレート・ドリンク)。同室者は二人いたのですね。彼らがようやく起きた頃、僕は既に観光開始。我ながらやるじゃん。
本日はまた早起きが実に好都合。なぜなら、コルドバ最大の見所であるメズキータ、朝8時半から10時の間に入れば無料なのだ。本来、ここは入場料が6.5eもするので、当然この無料時間帯で済ますことを狙う。もっとも場内灯りがついてなくて、掃除してたり工事してたりといった環境ではあるのだけど。さて、今までスペインでの見所といえば、ゴシック調のカテドラルとかそういうのだったけど、ここコルドバは異色だ。スペイン内ではローマ帝国最大の拠点であったと同時に、元々はムーア朝、つまりイスラムの土地だったところ。従って、スペインお馴染みのカトリックに加え、ローマ+イスラム、更にユダヤ人街もあるという混合文化の土地。その混ざり具合が最もよく反映されているのが、そのメズキータであります。
外観、そして内装の大半はイスラム調。モスクとも見まがう建物だが、しかし、ムスリム調の装飾の合間にはしっかりと十字架やステンドグラスが。元々イスラム調の建物を教会に作り替えたのだと思う(まだガイドをよく読んでない)。しかも柱は、あのローマのコリント調だったりするわけで、何とも不思議な異種混合建築である。折しも朝のミサが行われていて、パイプオルガンが奏でられ賛美歌が歌われている。しかし暗闇に映えるのは、見馴れた、あのイスラム調の模様だったりする。ミルハブという、メッカに向いたイスラム・コーナーも設けられているし。これは面白いぞ。こういうユニークなのを見ると、フツーの観光とはいえ、少し元気が出てくるね。1時間で場内をつぶさに見物。光量が足りなめだけど、かえって神秘的な雰囲気が醸し出されて、それもよし。一方の広い中庭には多くのオレンジの木が植えられている。
![]()
メズキートの外観及び内装
満足してメズキータを出た後は、一路、西へ。現実的な問題に立ちかえり、シティバンクに行かねばならない。僅かに残った250e分のトラヴェラーズ・チェックをキャッシュにするために。手数料1e取られたが、どうにか現金を入手する。これと口座の残額でスペインは持たせなくては。ついでだから近くのコンヴェンント・メルセドという建物へ。何の建物だかよくわかんないんだけど、ここで夜イベントがあるというので。昨晩は、日本で見逃したイラン映画「カンダハル」をやったそうで、今日はダンスの催しがあるとか。高いフラメンコではなくて、こちらで済ますかと。徒歩で元来た道を戻る。今日は割と涼しめで観光にはよい日。少し迷って、ユダヤ人街ジュデリアのシナゴーグへ。でも小さな建物に過ぎず、当然無料。ここの作りも少しイスラムっぽさが感じられる。
早起き故にまだ時間があり、更にもう一つの大物、お城へ。正式名称は、アルカサル・デ・ロス・レイス・クリスティアノスであります。城と展示物そのものは何てこたないのだけど、ここの見物は中庭であります。実に広く実によく整備されていて美しい(左画像)。お弁当でも広げたくなる感じ。ベンチに座ってしばし思索に耽ったり(なんて、せいぜい考えることは次の旅程位)。ここもアラブ色やはりあって、ハマム跡みたいのがあり。懐かしいですねえ、イスラムの香り。ちと飽き気味だったけど、久々だと何か新鮮だ。コルドバには、何とそのハマムもあったが、さすがに15eではハマム好きの僕も遠慮しますです。てなとこで、ようやくランチタイム。昨日ヒットだった食堂へ再び。
しかし何だか知らないが休みである。何でこーなるの?仕方なく隣の店へ。一皿定食で6e程度、ましゃーないか。中に入って席につかんとしたら、何とテレビでは、ワールドカップの韓国vsドイツ戦が今まさに始まらんというところ。コリアンに見られたらしき僕は、“お前、大変だぞ、ここに座れ”ってな感じで、テレビがよく見える席へ案内される。よーし、これはいっちょジックリ観戦といきまっか。しかし、出てきた定食しょぼかった〜。昨日の店と大違い。ローストチキンって、ケンタ並のが1本だけで後はポテトとレタス。これで6eはねーよな。
とまれ、韓国、やるじゃーないの!後半とうとう1点入れられてしまったけど、日本とは比較にならない位のねばり。店の連中は客も含めて皆ドイツを応援だが、僕はただ一人、声を押し殺しながらも韓国を熱烈応援。結局、敗れはしたけど、いい試合だったじゃないすか。小泉じゃないけど、感動したっ!天晴れ韓国、アジアの誇りであるぞ!健闘を心から賞賛したい。日本も、今回はWC念願の初勝利、そして地区1位で16強に進出と、相当な躍進ぶりではあったはず。でも、この韓国の大健闘でスッカリかすれてしまったのは痛し痒し。韓国では今頃、“オレたちは遂に日本を超えた!”と勢いづいていることだろう。今まで“日本コンプレックス”がなきにしもあらずだった韓国、むしろこれを機に、まさしく対等のパートナーとして、これまで以上に日本とよい関係が築けるようになるのでは?そうなることを願って止まない。
2時間ねばったレストランでは、11eも取られてしもたが、ま、しゃーないか。宿に戻ると、昨日の二人は出たらしく、代わりに珍しいアメリカンが。彼も外国にいる故に、結構WCの試合をよく見たくちだという。しばしの休息の後、最後の観光場所へ。メズキータ横の美術館。色っぽい女性画が目を惹いたので。でも、その絵はなかったな(苦笑)。あれは別のとこだったの?1.2e損こいてもうた。部屋に戻ってシャワー+洗濯。スーパーでシェリー酒も買ってきた。これでつつがなく次の地へ移動可。しかし、次のグラナダ、YHは鉄道駅の側らしい。コルドバの鉄道駅はバス停すぐそばなので、今回は電車を使うのもありでは。そう思って市バスに乗って駅へ行き、列車時刻をチェックに。
だが、コルドバ直行列車はなかった。むしろ、シウダド・レアル行きはあるんだな。シウダド・レアルというのは、あのラ・マンチャ地区の中心地。風車以外何もないことはわかっちゃいるんだけど、ドン・キホーテ縁の地ラ・マンチャにはちょいと寄ってみたい。グラナダの後、週末に行ったらどっこも閉まってそうなので、或いは、明日はグラナダではなくラ・マンチャを目指すのもありか?しばし迷う。ともあれ、ネットに寄っておく。ショッピング・エリアの近くにカフェあり。IMEはダウンロードで、メルマガを発信。ニュースで様子を見るにつけ、この時期は韓国にいたかった気も。横のバーで夕食。タパス2品にワイン2杯で10e弱とまずまず。でも、今日は食費嵩んでしもた。結局、ダンスのイベントには行かず。宿に戻るとする。あまりうまくない安シェリー酒を飲みつ日記。明日はやっぱりグラナダかねえ。まだ行き先迷っておりまする・・・
本日の出費:城入場料0.94e シェリー酒2.47e 昼食11.25e TC手数料1e 飲み物0.8e
市バス0.8e ネット1.8e 夕食9.35e 美術館1.2e 計29.61e