8時起きで宿の朝食を。9時半には出る。予約料は払わないで済んじゃった。バス・ターミナルへ行くと9時45分のバスあり。なぜか手荷物も荷物スペースに入れなければならなかった。ウトウトするうち、まだ2時間経ってないのに、今までのポルトガルの都市とは大違いの大きな都市へ。もうリスボン?最初にものすごい大きさのターミナルへ着いたが、メイン・ターミナルはそこではないらしい。でも、もうリスボンにいることは間違いない。そこ彼処にコンサート等の告知ポスターがある。待望の都会であります。メイン・ターミナルの方は、先程のより遥に地味だった。目指すYHは一応徒歩圏内。ちょっと迷いながらもがんばって進む。
YHに着いたはいいが、何とフル。相当部屋数があるはずなのにいっぱいってのは、やっぱお祭の影響?近くの宿を紹介され、そこへ。一見、高そうだったが、シャワー付のドミ部屋で13e、シャワーなしで7eという激安価格。リスボンでこんなに安い宿があるとは思わなんだ。ここにずっと滞在でいいだろうな。今日はシャワー付部屋だが、明日はシャワーなしの安い部屋が空くらしいので、そちらへ。同室はサーフィン修行中というトルコ人だ。“君はヨーロピアンに見えるね”と言ったら、“トルコはヨーロッパだよ”だって。トルコ人はそう思ってるみたい。周りは認めてないと思うけど。
昼食は近くでそそくさと済ます。すぐ側にスーパー、ピンゴ・ドセがあるのも素晴らしい。まずは何よりもAV店フナックへ行かねば。10回券を買って地下鉄に乗る。3駅先のバイハ・チアドへ。さて、問題のカエターノ・ベローゾのチケットは買えたーのかって?買えたは買えたけど、18日は売切れで19日のを購入。一番安い25eのしか買えなかったが、一番高いのは45eもした。他のロック系は20e程度なのにね。とまれ、これで少なくとも20日まではポルトガル滞在、8日間のリスボン滞在ってことになる。まあ、安い宿が見つかったからよいか。川沿いにあるメイン・ツーリスト・オフィスに行き、地図をもらう。ここの観光局メチャメチャ大きく、2階にネット処まである。やっぱりリスボンは桁が違う。ロシアにおけるモスクワと同じ感じ。他の都市は一体何なの?って位田舎っぽいが、リスボンだけは全く別格の大都会である。バルセロナと同様、コンサートのポスターも色々目立ち、今晩サンタナがある他、レディオヘッド、モビー、パット・メセニー等目白押しだ。女性に関しても、絶対、都会の方がイケてるよね。ワクワクしてきましたよ。
次はファド・プレイス・チェックだが、コインブラ等でも目に付いたミュージカル“アマリア”のポスターが其処彼処に。パブリコという新聞を買うと、サン・ルイスという劇場で8月まで!上演中とのこと。観光局からもそう遠くないので歩いて劇場へ行き、土曜のマチネー公演のチケットを購入。また25e也。やはり都会は金を使う羽目になるなあ。さて、バイハ地区は細い路地が入り組んだ坂道が続くが、そこらに数軒ファドを聞かせる店がある。ミニマム・チャージは15eはするようで、その上飲み物等をオーダーせねばならないらしい。一人で行くのは辛いわなあ。でもファド聴きたいからなあ。観光局の側のカフェでも時々ファドを聞かせるようで、まずは明日そこへ行ってみようと思う。
一方、セント・アンソニーの祭だが、昼間は特に何もなく、スタートは夜からとのこと。観光局で聞いたところ、9時からメイン通りのリベルダデ通りでパレードがあるとか。更にアルファマ地区に近い城は一晩中賑わうそう。夜までパワーを蓄えないと。しかし、ここにきて急に暑くなってきた。やっぱり南に来ているためか、単パンが恋しいジリジリの暑さ。スペイン南部も暑いだろうなあ。場所チェックの意味も含め、時折カフェに入って冷たい飲み物を飲む。リスボン市内は実に色々な乗り物が走ってる。地下鉄、バスに加え、トラムがたくさん走ってる他、坂を上り下りするエレベーター?というのもあり、それに乗ってみる。これは乗り物の地図が必要だなと、再び観光局へ行き、向かいの黄色いバスのオフィスで路線図をもらう。いやはや都会は違うなあ、やっぱり。
夕方になり、地下鉄で宿近辺に戻りピンゴ・ドセでお買物。朝食用の食料を買い込んでくる。ヴィニョ・ヴェルデの赤も。汗をかいたのでシャワー。シャワー付の部屋にいるうちにとドサクサに紛れて大量に洗濯をやってしまう。ところが2人だけだと思った部屋、もう一人同室者がいたのですね。シャワーの最中でドアを開けなくちゃならなくてまいった。これはやっぱ不便ですね。大体、室内にシャワーなんて変だよね。もう一人はポルトガルの両親を持つフレンチ。日本に興味があるという彼としばし話す。ヨーロッパの都市のあり様に、ある種感銘を受けたことを率直に話す。彼はパリ在住だそうだ。パリもすごいだろうねえ。
さあ、パレードを見物へ。既に道路は車が通行禁止になっている。食事はとっとと済ませておけばよかったなあ。通り沿いにカフェはあmりなく、あっても大賑わいだ。マルケス・デ・ポンバル広場を過ぎたあたりからギャリーが多数。座席が設けられていて、そこはもう満席。警官に“パレードはどっちの方向に向かうの?”と確認して、僕も場所をキープ。9時にスタートしたパレードは、ブラスバンドの演奏にのって子供が中心に練り歩く、割と素朴なやつだった(下画像)。![]()
アルファマとかバイハとか各地区がチームを組んで、小さ目の山車とキンキラ衣装に身を包んだ子供、若者たちが行進していく。設けられた観客席の前でお披露目をした後、南へ進んで行く。ギャラリーのジモティたちはノリノリ。段々人数が増えてきて、ドンドン前へ押しやられる。1時間半程ずっと見ていたが、些か単調なのと混み合ってきたので場所を離れる。2km位先まで通りは人がビッシリ。ロシオ駅あたりまで人だかりが続く。今度はサン・ジョルジェ城の方向を目指すが、ドン・ペドロ広場へ出ると、また別の賑わいが。噂に聞いた鰯を焼いている屋台が並び、もうもうと煙がたっている(左画像)。僕はヴィゴで4匹も食べて以来、まだ食傷気味なので、牛肉サンドにしておいたけど。概ね、屋台では、鰯、烏賊、牛肉を焼き、皆ビールを飲みながら頬張っている。成程、これだったんですねえ。
更に皆の歩いて行く方向について行く。多分、城に行くのだろうと思って。相当な細い坂道を登って行く。途中にはあちこちに路上バーがあって、若者たちで大変な賑わい。もう少しで城って辺りは、もう一すいの余地もない混み合い。ようやく城に辿り着いたが、なぜか中には入れなかった。そも、音楽か何かやっているのかと思ったら、特に何もやってなくて、ただ、皆飲み物片手に騒いでいるだけ。そうなると、仲間がいないと辛いなあ。混みも尋常じゃなくなってきたので元来た道を戻ることにする。この賑わい、夜明けまで続くらしいからねえ。
今日はまたよく歩いたなあ。ドン・ペドロ広場まで戻ったのが12時半近く。まだバス等は動いているのやら。すると、何と地下鉄がまだ動いていた。無事、宿最寄りの駅へ。寝る前にワインの1杯も飲みたいが、さすがに周囲の店は開いてない。同室者たちはもう寝ていたので、一人廊下に出て、昼買ったヴィニョ・ヴェルデを飲む。共同スペースは1階にしかないので、ちと不便。いちいち誰か同室者にに開けてもらわないといけないのも困るね。この調子で夜の生活が続きそうだからねえ。
本日の出費:リスボン行きバス7.5e 宿代x2 20e 昼食5.3e ビール0.7e 買物7.5e 新聞0.8e カエターノ・ベローゾ・チケット25e(カード)e
「アマリア」チケット25e 地下鉄回数券4.5e エレベーター0.9e 夕食2.65e 軽食3.5e 計102.9e!

・6月13日(木) リスボン 2日目 やや不調のうちリスボン初ファド
朝方は天候がよくないみたい。宿のテレビのある部屋で朝食。朝からWCの中継やってる。更に引き続き、昨日の日記書き。同室のフレンチ、トルコ人も加わって観戦。ブラジルvsコスタリカ戦はすごかったみたい。このまま日本が1位だとトルコとあたることになるみたい。トルコ人は何気にポルトガル人のガールフレンドを作って楽しんでいるよう。せっかく仲良くなったが、二人とも今日チェックアウトだそうで残念。
さすがに腹が減って1時過ぎに出る。昼食は近所の労働者がたむろっているレストランへ。でも必ずしも安いってわけではない。何せ、ポルトガルは定食がないのが辛いね。スープと鶏のトマトソース煮を頼む。久々に赤ワインも。どうも印象として、ポルトガル人はスペイン人程にはワインを飲まない気がする。夜のドリンクも皆ビールだ。ワイン飲んで食べてるなんて僕位。ワインの種類は豊富なのにね。パンについてくる鰯のパテもしっかり金を取られて7e超える。久々だからまあいいか。
地下鉄に乗ってバイハ・チアドへ。今日はとにかくリスボン名物トラムに乗ってみたい。28番のトラムは結構名所的なところを廻るらしいし。まずはチケットだが、ここも乗車時に買うと高くつくらしい。キヨスクのような箱があって、そこで回数券を売っている。2回券を買うが、目的の車両がなかなか来ない。ようやく来たのは12番だったが、まあいいやと乗り込む。頻発の15番は豪華な近代的車両だが、12番はクラシックなタイプ。坂を登っていくが、乗り物マップがわかりにくく、どこを走っているのかサッパリわからない。そのうちに停車して、客が降り始めた。何だかそこが終点らしい。フツーは走り出したところに戻るもんだろうけどなあ。これは結構ジモティもわからないらしく、彼らは反対車線で元に戻る車両に乗り込む。僕は同じ路線を行くのも何なので、しばし待ってやっとやってきた28番に乗り込む。しかし、こちらも12番よりは長く走ったが、やはり変なところで降ろされる。何だかわかんねえなあ、リスボンのトラム。大体、間隔があき過ぎていて不便だし。そこはフィゲイラ広場の近くだったので、歩いて戻る。しかし何だか不調である。寝不足のせいか暑いせいか、やけに疲れる。まだ何も観光してないのに、もう夕方だし。もう今日は夜のために体力を温存するとして、宿に戻って休むことにする。
8時に目が覚めたので、2時間近く寝てしまったことになる。まずはネットに行こうと思うが、宿近くの大通りにポルトガルのNTTにあたるPTの本社ビルみたいなのがあり。そこにネットセンターがあるらしいが、もう閉まってる。隣のショッピングセンターには映画館もあった。で、再び地下鉄でバイハ・チアドへ出たが、人はまばら。カフェのようなとこでネットができるようなので入るが、ダウンロードもダメ、フロッピーも受けつけず。唯一、ベルリンの宿へのメールは送れた。なぜか無料。そこでガールフレンドつれのトルコ人とも再会。彼女は地味目な子だったな。意外や意外、ポルトガルはさすがのリスボンでさえ、結構、夜が早い。スナックやカフェの類は皆閉まってる。大通りでさえ閑散。またまともな食事ができそうもないではないか。今晩ファドの演奏があるというカフェにチェックに行くと、開始は10時半とのこと。まだ1時間ある。しかし食事処はどうしたもんか。
ハシシ売りがよく声をかけてくる、ツーリスティックな8月通りでさえ、開いているのはマック位。仕方なく他のファストフードの店でしょぼいサンドとビール。ま安く済むのはいいのだけど。後は高いレストランしか開いてない。思えば、昼ガッチリ食ったのは正解。ポルトガルでは昼タップリ食べて夜は軽食程度というスタンスが正解かも知れない。ただ、1本横の道を北上するとスナックっぽい店も含めて、そこそこ開いていた。19日にカエターノを見るコロシアムも発見。エロ映画館もあったな(笑)。要は、人が集まっている場所が局地的なのだ。昨日のように夜まで町中が賑わっているのは、本当に例外的なようだ。ブラブラして、ようやく10時半となる。
観光局側のカフェ・ピューロという店。20席程度のテーブルがあり、席は勝手に座ってよい。座ると飲み物のオーダーに来るが、ひょっとして頼まなくても済む?ポルト・ワイン(2.5e)を頼む。11時近くなってようやく奏者が登場。ギターとギターラである。徐に前の席に座っていた兄ちゃんが立ち上がり、彼が歌い始める。オヤオヤ。コインブラのように朗々たる歌い方ではないが、やはり、そうブルージーな感じではない。次はやはり後に座っていたおばさんが、てな具合に歌手が客席に座っていて、普段着姿で何気に歌い出すのだ。まあツーリスティックでなくてよろしい。3人の歌手が3曲ずつ位歌って1セット終了。多分、続きがあるのでポルトをもう1杯頼む。
15分位してスタート。やはり客席にいたおじさんが歌い出す。男性、女性歌手が交互に登場(右画像、光量が足りないので見えるかどうか)。やっぱり、ファドというのは、そうドロドロ位ものではなくて、曲によってはカンツォーネにも似た響きがある。最後に歌ったおじさんが、声のしわがれ具合といい、曲といい最も、いわゆるファドっぽくて印象に残った。約一時間半、ポルト2杯5eでファドが聞けたのだから結構なこと。それ程印象に残らなかったおじさんが、自分のCD売りに来たけど。最後に歌った人のなら買ってもよかったが。とまれ、ここは観光局が絡んでいる店だから、まあ良心的なのだろう。初級篇にはこの店絶好です。明日は、いよいよカサ・デ・ファドに出向くとするか。
本日も地下鉄はしっかり1時近くまで走っていた。ただしガラガラだけど。まあ、とりあえずここらは治安は大丈夫みたい。バスや地下鉄が遅くまで動いているなら、今後も安心して夜遊びができそうだ。同室者もう一人いたようで、既に寝ていた。ドアを開けておいてくれたので助かった。廊下で少しヴィニョ・ヴェルデを飲んで1時に寝る。明日は朝からWC日本戦なので早起きを。
映画館と違って、地下鉄は借りきりたくないね
本日の出費:昼食7.45e 宿代x2 14e バス前売りx3 2.7e 夕食4.35e ポルトx2 5e 水0.65e 計34.15e

・6月14日(金) リスボン 3日目 初観光とファドの夜
今日は8時半から日本vsチュニジア戦と聞いていたので、8時に起きてシャワー。朝食の袋とPC類を持ってテレビ・ルームへ。放映されているのはベルギーvsロシア戦。同じ時間にやってるから日本戦は放映されないのかな?と思っていたら、9時半からだった。同宿にもう一人日本人がいて、彼も見に来る。ヨーロッパを主に廻っているそうな。しかしロシアはまた負けたねえ。まあ前回の暴動騒ぎは“日本ごときに負けた!”という意味合いなんだろうけど。日記書き、日本人と談笑しつつ観戦。また勝ちましたねー。これで本当に次はトルコ戦ですかあ。例によって朝方は曇り、午後から晴れってパターン。12時半からはポルトガルvs韓国戦あり。カフェが混み合わないうちにランチを済ませますか。
と思いきや、まずはネットだ。宿の近くの大通りを越えると、ポルトガル・テレコム、つまり彼の国のNTTのような会社の本社ビル?がある。その中にネットカフェあり。受付のお姉さんに“あの〜、わしは日本人やから日本語の環境が・・”とウニャウニャ言ってたら、黙って座れとばかり指示され、何と日本語打ち可であった。ナイス。無事、サイト更新とメール送信を終え、隣のショッピングセンターでランチにしようとす。すると、既にポルトガル戦始まっていて、大きなモニター・スクリーンがあり、黒山の人だかり。相手が韓国だからなあ、コリアンに見られないかねえ?セルフ式の店で食べるが、カフェもつけて6eとちと高めだった。一旦宿に戻りがてらピンゴ・ドセでお買物。ようやく外出というところで、念の為テレビ・ルームに寄ると、何とポルトガル負けちゃったではないか。ヤバー、コリアンに見られたらどうしよう?日の丸の旗でも掲げて外出するか?しかしなあ、ポルトガル、アメリカにも韓国にも負けちゃうなんて弱すぎるんとちゃいますか?これで、もうポルトガルは終わりだから、残りの試合をちゃんと放映してくれるのか不安。
銀行の開いているうちに200e程おろす。やっぱ足りなくなりましたなあ。とまれ、観光スタートは3時近くでありました。地下鉄でロシオ駅に出て15番のトラムに乗り、ベレム地区へ行く。リスボンの建築物的見物は、ちと郊外のそこに集中しているそうなのだ。チンタラ走るトラムで30分近くかかって到着。しばらく歩くと、ゴシック建築が見えてまいりました。それがジェロニモ聖堂(右画像)。先日のバターリャ、アルコバサのものと並ぶ、ポルトガル建築物の3大傑作と言われる一つ。パターンは他の二つと同じで、教会部分は無料。中庭や上に行くには入場料がいる。ここはヴァスコ・ダ・ガマのインド航路発見を記念して時の王様が建てさせたのだそうだ。近くの川岸には、その航海の記念碑のようなものも建っている。ああ、ようやくリスボン観光してますねえ。
聖堂から1km位の川岸にトレ・デ・ベレム、つまりベレム塔というのがある。ゴシック+ビザンチン様式の建物だが、中には大砲等も備えられていて要塞のようだ(左画像)。中に入るには入場料要だが、まあ一応入ってみる。展示物はなんてことなし。要は眺めですね。ベレムは落ち着いた郊外で、大きなカルチャー・センターのような文化施設もある。ダンスやらコンサートやらの催しがある他、デザイン博物館とかCD屋まである。ここらには博物館が5つか6つあって一通り見るには1日もん。デザイン博物館位は見ようかと思ったが、既に6時だし金もかかるので、カフェ飲んで休んだところでベレム観光は終了とする。あ、今日の観光これだけか(笑)。リスボン、まだまだ見所がいっぱいあるなあ。この調子で見きれるのか知らん?
帰りは川沿いを走る電車でと思ったが、行きと同じトラムが来たので乗ってしまう。カエ・ド・ソドレというとこで降りる。対岸へのフェリーの発着場になっているところだ。時間があれば対岸にも行ってはみたいのだが。残りの時間は徒歩でCD屋巡りをしたい。しかしもう時間が7時。その名も“アマリア”という小さなCD屋はほぼ閉まりかけ。ロシオ駅側にあるはずのヴァージン・メガストアは閉まってしまった?でも何だか日本のフィルムセンターのような場所を発見した。お馴染みフナックの近くに、もう一つ別のメガストアがあり、そこは品揃え豊富。だが8時閉店。そろそろ人気が少なくなってくる頃なので、夕食を済まさないと、また食いっぱぐれる恐れあり。フナックのある駅ビルの中に軽食屋が並んでいた。スープ専門店みたいなとこで、スープ、サラダ、パンのセット。スープは初めてガスパッチョを食べるが、これ冷製だったのですね。冷たいスープにビール、サラダと冷たいもんばっかの夕食になってしまった。まあ安く済んだが。恐れていたようなバッシングはなかった。別に負けたからといって暴動も起きておりません。まあ、やはりここは文明国なんであります。
一旦宿に帰ってテープの準備等。初めてもう一人の同室者と会う。彼が早く帰っているのは珍しい。10時に再び出発。今晩は、バイロ・アルト地区の本格的なカサ・デ・ファドへ赴く。しばしウロウロしたが、一番入りやすそうなノノという店へ。店先で魚焼いていたおっさんに“ミニマムいくら?”と聞くと10eとのこと。飲むだけでもいいというので入る。狭い店内そこそこ埋まっていて、僕は演奏場所の真ん前に座らされる。一番安いハウス・ワインのハーフ・ボトルで6eはする。僕はえいっとヴィニョ・ヴェルデの白のアハーフ・ボトルをオーダー、11e也。しばらくすると店内が暗くなり、ギター&ギターラ奏者の演奏にのって、如何にもというスタイルの黒いドレスの女性歌手が歌い始めた。その人の声や歌い方は、僕らがファドと聞いて連想するスタイルに最も近い感じだったなあ。声はハスキーで、曲調はブルージーで。3曲程度歌って1ステージ終了。早いなあ。
インターミッション中、ギターラのおじさんが即興で爪弾く。僕が日本人というのは、すぐわかったらしく、サービスで“スキヤキ”弾いてくれる(右画像)。ちと恥ずかしいでんなあ。あまり間を置かずステージ再開。次に登場したのは、さっき表で魚焼いていたおっさんではないか。何かヴァラナシのアシュラムを思い出させる気楽さであります。そんな調子で4人位の歌手が入れ替わり歌う。歌手たちは後の方の席に座っていて、時折、他の歌手の歌にハモったりもする。コインブラの印象と同様、ファドってサウンド的にはそう暗いものではない。むしろ南欧的な朗々と歌い上げる明るい曲調のものも多い。マイナー一点張りじゃないんです。とまれ、歌手たちが側に座ってるもんで、ちとトイレに行きにくかったりする。ギターのおじさんが“そこだよ”とか教えてくれたり。客が少なくなってくると、演奏の間の休憩時間が長くなってくる。まあ、都合4ステージ、ワイン半分で2時間ねばったからいいでせう。12時半過ぎたので店を出る。結局、ドア・チャージのようなものはかからず、ワイン代11eのみ。意外と良心的なのだ。
まだ少し時間があるのでアフリカ音楽のライヴハウスってのを捜すがよくわかんない。バイロ・アルトの路地は、結構若い層でまだまだ賑わっている。焼魚の香りなんかがして腹が減ってしまった。チアド広場沿いに、まだ開いているカフェがあったのでカフェとクッロワッサン。さすがに終電やばいかと地下鉄駅へ急ぐ。一つ手前のマルケス・デ・ポンバル駅までは行けたが、その先は終わっていた。一区間歩き。人気のない大通りを歩いて行くが、まあ危険はさして感じられなかった。1時半過ぎに宿に戻ったが、同室者は何とか起きてドアを開けてくれた。ようやっとりスボン観光、軌道に乗ってきた感であります。本日の出費:昼食6e 教会1.5e ベレム塔1.5e ネット2e 買物4.56e お茶1.85e 夕食4.2e ファド11e 夜食1.3e 計33.96e