東南アジア旅日記

 ・10月29日(日) シンガポール → ジョホール・バル(マレーシア)→ マラッカ

 さあ今日は移動の日。いよいよ2ヶ国目へ突入だ。でも、やはり早くは起きられず。せいぜい9時。チェックアウトは昼とのことなので、またコピティアム(左画像) に朝食を取りに行く。チキン・コンジーとは、鳥のお粥。ピータンを入れて3.2ドル。ピーピーとまではいかないけど、軟便が続いているので胃腸に優しいものを。へヴィーだったけど平らげて、更にビタミン補給のグアヴァ・ジュースを飲む。ついでに昼飯用のサンドイッチとバナナを買いこむ。宿に戻ってチェックアウトをして、主人に諸々尋ねる。主人曰く、やはりマレーシア入国の前にリンギットは入手した方が良いよいう。国境の町ジョホール・バルに行ってからマラッカを目指すことも考えたが、時間的に直の方が早いだろうから、直マラッカ行きのあるラヴェンダー通りのバス・ターミナルを目指す。しかし、その前に主人に聞いたゴールデン・マイス・センターなるビルで両替をしなくてはならない。バスでそのビルのある通りまで行くが、ビルは更に10分歩くという。普段なら何てこと無い距離だが、15kgの荷物を持って10分歩くのは相当しんどい。どこかで荷物を減らすことを考えなくてはならないかも知れない。

 1万円を両替したら324リンギットで、大体1リンギット=31円の計算だけど、いいレートだったのか否か?ラヴェンダー通りは、そこからのバス路線はなく、タクシーしかないという。旅行会社のお姉さんに聞いたら、大体3ドルだというのでタクシーを拾う。またしてもパッカー失格ですな。ところがターミナルに行ってみたところ、次のマラッカ行きは2時。これではいくら何でも到着が遅くなってしまう。てっきり11時半のバスがあると思っていたのだが。タクシーの運ちゃんに払った金を一旦返してもらって、そのままクイーン通りのバス・ターミナルに向かう。こちらは、ジョホール・バル経由でマレーシアへ行けるのだ。ジョホール行きは5分おきに出ていて、40分位で到着。

 マラッカ行きのバスはそこから出ているのかと思いきや、次はラーキンというバス・ステーションまでバスで行かなくてはならないという。先程のジョホール行きのチケットを提示したらバスに乗せてくれた。緊張の入国手続きだが、入国カードに記入してパスポートと共に提出してアッサリOK。外国人の列は少なくて早かったし、ちょっと拍子抜けした。緊張の入国手続きだが、入国カードに記入してパスポートと共に提出してアッサリOK。外国人の列は少なくて早かったし、ちょっと拍子抜け。ところが、ここはあくまで入国管理所でラーキンは更に先だという。バスもあったようだけど、教えてもらったおじさんの言葉に従い、またタクシーを拾う。いや遠い遠い。歩いていたら死んでた距離だ。メーターは5.4リンギを示していたが、7リンギと運ちゃんが言う。なぜかと聞くと、僕のでかい荷物を指してその分だという。苦笑しつつ払ってしまう私はお人よし?

 ようやっと長距離バス・ターミナルに辿り着き、マラッカ行きを教えてもらう。意外とマレーシア人も親切だ。12.3リンギを払い、すぐ出発だというので、一番前に乗り込む。まだ後ろは空いているのに、むさいおっさんが荷物を抱えて隣に座る。運転手もだが、マレー系はごつくて髭もいかめしく、ムスタファって感じがする。しかし、最早イスラム圏とうこともあり、ベール被り女性が多い。彼女らはバスでも控えめに後ろに座らなければならないのかも。それでおっさんは僕の隣なわけか。運ちゃんのムスタファ?は、マレーだかインドだかのポップ・ソングをガンガン流している。トイレ休憩を挟んで3時間半でマラッカに到着。あのマラッカ海峡のマラッカであります。道中はひたすら寝ていたが、何か疲れてばっかりいる感じがする。しかし、さすがにマレーシアはシンガポールとはちと違う。バス・ターミナルの雰囲気にも圧倒され気味で、とまどうことしきり。

 そうこうするうち、噂に聞いていた宿の客引きが登場。4人が入れ替わり立ち代り部屋の写真やら何やらを見せて自分の宿の良さをアピールする。マラッカの宿は、安宿街は盗難が多いとのことなので、そこを避けてターミナルから歩いていける距離のところに泊まろうかと思っていたのだが、客引きの説明を聞くうち、成程、主要な見所はターミナルから遠いので、心変わりしてくる。では彼らが何かに乗せて連れていってくれるのかと思いきや、バスに乗って来いという。何だ、ご紹介だけだったのだ。いずれにせよ、その安宿街タマン・マラッカ・ラヤを目指すべく バスを捜す。17番のバスの一番前に乗り込んだが、ジモティらしき二人連れの女の子の一人が、狭いのに隣に座る。ときどきこちらの顔を見てはニカニカしていて、外国人に興味があるみたい。こーゆー時に話しかけなきゃいけないんだけど、ダメだねぇ俺は・・・大きなショッピング・センターの前に到着。そこからしばし歩いてオフィス街だか安宿街だかよくわからない一体が。先程の客引き宿は大半がそこいらだった。結局、「歩き方」にもLPにも載っていなくて日本語表記の無かったシーラズ・ゲストハウスというところに決める。フロントと主人?らしき兄ちゃんは悪くない感じ。部屋は扇風機とベッドと鏡だけで15リンギ。ただ扉に隙間があり蚊が入ってきそう・・・先程の宿の中にはモスキートネット完備というところがあったなあ。

 とりあえずシャワーを浴びてショッピングセンターへ。何だマックもあればケンタもあり、更に、昔良く行ったが潰れてしまったケニー・ロジャース・ロテサリー・チキンまである。こういう言い方はなんだけど、結構、マレーシアもフツーなのだ。まずはライター、蚊取り線香、寝酒用ビール(この日はギネスではなく、デンマークのローヤル・スタウトにする)を買う。映画館があったのでチェックするが面白そうなものがない。まずは到着の一杯を飲むべく、ショッピング・センター向かいの屋台エリアでタイガーを。7.5リンギの高さ。夕飯は、近くにあるらしいホーカーズ・センターで取るべく捜すが、これが全然見つからない。ところどころで人力車オヤジに声をかけられるが、乗らないと言うと、場所は教えてくれない。ついにツーリスト・ポリスにまで聞くが、要は日曜で休みくさい。仕方なく教えてもらったところへ行くと、どうやらチャイナ・タウン。色々屋台は出ているが、本格的な食事処は少ない。結局、先程の屋台村に戻り、ナシゴレンを頼む。まあまあというところだが、そこはビールは無く、サイダーでトホホ。やはり、こでもアルコールが飲めたシンガポールのような訳にはいかないみたい。

 まだ9時なので、もう一回ショッピング・センターへ行って、大便。このところ、有料トイレ(20セント程度)が多い。金取るなら紙位置いて欲しいが。どーも、マラッカの夜は寂しいなあ。イスラムの国だからお堅いですかね、やっぱり?宿へ戻る道すがら、裏手にちょっと賑やかな飲食店が。サテーも焼かれていて、ここで未練たらしくビールに焼鳥の晩酌。雰囲気、香港っぽい。もっと、マレーっぽいのがいいのだけど。ま、明日の朝はここでお粥かな?ふと見ると、皿は桶の水に浸してジャブジャブだけ。ま、ホーカーズとかだって似たようなもんなんだろうなあ。

 宿へ戻るが、大体この手の安宿は気が利く主人と、寝てるだけの使用人というコンビなのがおかしい。今日は宿も空いているらしく静か。シャワーを浴びていて、そんならいっそのこと洗濯でもするかと隣の隣の部屋に素っ裸で戻り、下着類を取ってきて備え付けの石鹸でゴシゴシやる。こんなことせんでも、ランドリー・サービスとかあるかも知れんのにねえ。部屋にはやはり蚊がいる。既に、昨日の野鳥公園で一箇所刺されているのだけど、まあ、この辺ではマラリアの心配は無いのだろうなあ。蚊取り線香をつけるが、効いてんのかなこれ?ソケットは一個なので、パソコンをつけている間は扇風機が回せない。そう言えばシーツが無いが、扇風機を一番中つけて寝るのは体によくないので、いっそのことつけない方がいいのかも。蚊さえ防げればねえ・・・


 ・10月30日(月) マラッカ2日目 マラッカ海峡夏景色

 明けて月曜日。皆さんがまたいや〜な労働に向かう中、こちらはマラッカ本格観光の日であります。しかし、またしても早くは起きれず9時。まずは朝食を取ろうと、昨晩サテーを食べた中華の店(ミー・ヨークいいます。LPにも載ってました)へ行くが、まだ営業してない。バクテーというのを食べたかったのに。どこか朝食を食べれる店は無いかと捜すが、たまに人がいるところでは、カレー食べてたりする。朝からカレーはねえ。ショッピング・センター(以下SC)も10時まで開かない。何かこの辺の人、朝は遅いのかな?それは観光客も同様で、中心地のツーリスト・オフィスあたり行っても人気がない。いるのは、自転車駕籠引きオヤジばかり。あの連中はやたら声をかけてくるが、乗らないと言うと道聞いても教えてくんないし、うざったいばかり。ま、それ程しつこくはないが。ツーリスト・オフィスで地図をもらうが、よくわからず朝飯は食えないわで途方に暮れるばかり。しばし座って缶のミロ(何かポピュラー)を飲みつ、ガイドブックを読む。賑やかなメイン通りを少し歩くと、ロンリー・プラネット・カフェだのディスカヴァリー・レストランだの、如何にも欧米人パッカー媚の店名が見られて苦笑。勿論、値段は高いし、人もいない。

とりあえず一番の目玉と言っていいスタダイスへ。入場料2リンギ。東南アジア最古のオランダ建築物をそのままミュージアムにしたとこ。思ったより広く、そこそこ内容はあったが、ちと寂れ気味で、展示品にも少し痛みが見られた(右図、ゴキブリの死骸とか。そんなとこばかり目がいってしまう)。「歩き方」を持った日本人二人連れを見かけるが、日本人はこちらから話し掛けない限りまず無視だ(今日は「フジ・ロック」Tシャツを着ていたから、僕が日本人だとはすぐわかったはず)。一方、欧米人パッカーはやはり冷たいし。旅人とのコミュニケーションというのがまだない。

 スタダイスを出たらもう昼近く。一旦、ショッピング・センターに戻って昼食を取るとする。2階のフード・コートも人は少なめ。ミー・ゴレンを頼むが切れているとのことで、またナシゴレン。可も無し不可も無し。サトウキビ・ジュースと併せて5リンギ位。もう少しガイドが読みたかったので、下のスタバ系コーヒー店へ。アイス・カプチーノ8.5リンギの高さ。道理で客は僕と西欧人ビジネスマンだけ。しばしノンビリした後、ネットが見たくて、更に近くのサイバー・カフェへ。相変わらずあまり(というか一人)書き込まれていない掲示板にカキコしたり、NFLの結果を見たり(ワーナー抜きでもラムズは勝ったぞ!フルーティ先発のビルズも買ったし)していて、30分のつもりが1時間半。何か休んでばかり。ようやく再び観光へ。行き方のよくわからなかったセント・ポールの丘はショッピング・センターのすぐ向かいだった、ヤレヤレ。上からの眺めは確かによかったがそれだけ(左画像は、サンチャゴ砦とセント・ポール教会。雰囲気はあるのだけど、要するに占領施設だからなあ)。後、いくつかの教会とか見たら、その手の見物はほぼ終わり。更に、チャイナタウンとリトル・インディアも歩くが、シンガポールに較べれば遥かにショボい。何とまあ、もう観光名所的なとこは見終わってしまった。その程度のものなのだ。時間はまだ3時前。

 しかし、この日はピーカンで、メチャメチャ暑い。そろそろビール一杯行きたいが、メイン通りの店は先程書いた通り高い。そこでビールが一番安かったのは、またしてもインターネット・カフェでありました。というわけで、アンカー・ビールを頼んでまたしてもネット・サーフィン。ここは日本語にも対応していたので、また自分の掲示板にカキコする。メールも送りたかったが、それはまた設定が色々必要そうだったので、やめにした。クアラルンプールの情報を捜すが、あまり良いものがない。芸能ニュースとかどーでもいいものばかり見て1時間。帰り際に、店のお姉さんに「トゥリマカシ(マレー語ありがとう)」と言ったら苦笑された。因みに、1軒目が1時間半で3リンギ、こちらは、ビール代と併せて8リンギ位。

 さていよいよすることが無くなったので、SCへ戻り、晩酌のお時間まで映画を見ることにする。ツイ・ハークの新作とかウエズリー・スナイプスのアクションとかあったが、結局、ブルース・ウイリスの「キッド」にする。6時前までは安く、5.5リンギ(165円!)。コークが1.5リンギ。100席位の小屋で全席指定。と言っても客は7人。映画は、やはり語学力の問題で理解度6割位だが、出来すぎっぽい話で、さして感心せず。冷房が効きすぎていて、寒気を感じた。

一旦宿へ戻り、シャワーを浴び、夕食に出ようとすると、今日着いたという日本人女性に会う。一緒に夕食を取ることにするが、彼女が希望のイグアナ・カレー?というのはサッパリ。結局、中華+ポルトガルだというニャニャン料理のレストランへ。イヤイヤこの旅でレストランで食べるのは初めてではないか。僕はアンカー・ビールとスパイシーなヤキソバ。彼女はお茶とスパイシーでないヤキソバ。料理は、ニャニャン・チャプスイというキャベツの炒め物と豆腐の炒め物を頼む。まずまずの味だけど、特にポルトガルっぽさは感じなかった。彼女は学生で1ヶ月位の旅程と言う。マレーシア航空のトランジットで寄ったそうで、これからイスタンブール、インドへと行くそうだ。全く頼もしい限り。旅経験もそこそこ豊富で、これから行くつもりの雲南に関する情報が聞けてありがたかった。雲南は、ガイドに書かれているのとは裏腹によいところで、旅もハードではないという。もっとも、ロシアに行きたいと言ったら、それは絶対やめた方がいいと言われてしまったが。腹パンパン食べて、二人で33リンギ程の安さだった。彼女はインターネット国際電話を掛けに(宿のすぐ近くにもあった)、僕は明日の朝食を買いに(寝酒も)SCへということで分かれる。結局、明日は近くにあったパン屋でいいだろうし、腹パンパンでギネスも入りそうにないので、何も買わずに帰る。

 しかし、掲示板にも書いたけど、マラッカは日帰りで充分なとこだった。ちょっと勿体無い気もしつつ、今日こそは早寝して早起きしたいと思う。明日の出発前に、宿の電話回線を借りて、このファイルを送れればと思うのだけど。リンクをさせてもらってるサイトへの挨拶もしてないし。またしても一抹の不安は、映画館の冷房のせいで喉が痛くなっていること。何か風邪の予兆。どうしてこー脆弱なんかなワシの体は、全く。 → 再び大都会クアラルンプールへ
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