世・界・一・周旅日記

 ・7月19日(金) ロンドン→ドーヴァー→ オステンド(ベルギー)  渡るべき河は多く・・・
 7時起き。荷物をまとめてレセプションに頼むが、預かり料1p取られる。朝いち別棟の食堂へ行くが、まだ開いてないぞ。チェックアウトもまだできないし。どうにか開いて、シリアルとパンでそそくさと済ます。急ぎチェックアウト、荷物を取りに戻り、30kgの荷物を背負ってベイカー・ストリートまで歩く。バスはうまい具合に来て、昨日と同じ要領でヴィクトリア駅へ。鉄道駅からコーチ(バス)のターミナルは5分少々歩く。乗車は時間ギリギリになったが、とにもかくにもドーヴァーへは無事走り出す。

 トイレ付のバス。定刻15分遅れの12時位にドーヴァーの港着。さてベルギー行き船はどこかとインフォメで聞くと、何とここではなく徒歩20分位の西のドックから発らしい。何か駅まで行けばバスがあるっぽいことを言われたが、よくわからないし、タクシーは使いたくないのでまたしても歩くことに。苦行ですねえ。もう、こういう重装備の旅は二度としないよ、マジ。もう今回、この思い荷物を背負うのにはほとほと疲れた。どうにか港へ辿りついたが、オステンド行きホバークラフトは夕方5時発とな。「歩き方」には1日5〜7便あるとか書いてあったので頻発と思ってたのに。まだ4時間以上あるではないか?こういう時、イギリス人って、結構“こうしたら?”とかサジェスチョンしてくれたりする。で、インフォメ嬢は鉄道駅行ってオステンドからブリュッセルまでの切符買っておいたらって言うのだけど、まあオステンドで1泊しても構わないし、荷物預かりがあるわけではないので、もう荷物を背負ってあるきたくない。駅のロッカーに預けてドーヴァー城見物でもとは一瞬考えたけど。イギリス人的感覚で言うと、何もせずここで4時間も待っているのは無駄以外の何物でもないから、(悪く言えば)余計な世話を焼いてみたくもなるのだろう。でも、時間の無駄なのは僕だって同じだよ。フランスのカレー行きなら頻発で簡単なのに。でもフランスにゃあ興味はないんで。

 カフェテリアでショボいサンドイッチとビールの朝食を取るうち、いい時間の潰し方を思いついた。電源があるので、昨日の日記の続きを書くのだ。これはタップリ時間潰せます。これなら僕にとっては無駄じゃない。とりあえずトイレに行き、念の為50pをユーロに両替したところで、後は日記書きに没頭する。50pが70eかあ、率はいいのか悪いのか。2時間近くかけて昨日の日記が完成。待ち時間もそれなりに有意義だったわいと、コーヒーを1杯。しかし飲み始めたとこでドッと客が来て、チェックインカウンターが混み出した。チケットをよく見たら、チェックインの閉め切りは4時半とある。そりゃそうだよね。飛行機とまではいかないが、一応国際便なのだから早めにチェックインすべきだった。慌てて列に並ぶ。フライトのように荷物預かりあり。本格的なのだ。

 乗船開始は5時ギリギリ。シーキャットという名のホバークラフト(左画像)。既に廻りから聞こえるのはフランス語っぽい言語。そうかベルギーっておフランスっぽいのか、やだねえ。バスで乗り場へ。船内はバーやカフェもあり、テレビモニター等もある。勿論、出発早々は甲板に出て、“ホワイト・クリフス・オブ・ドーヴァー”、つまりドーヴァーの白い崖を眺める。わざわざ船に乗って、またヨーロッパ大陸に戻るのは、別にベルギーに行きたいからってわけではない。強いて言えばアムステルダムには行きたいが、何よりも、この白い崖を船上から眺めて見たかった故だ。映画「ハーダー・ゼイ・カム」でジミー・クリフの歌うテーマ“メニー・リヴァーズ・トゥ・クロス”の中で、“迷いながらも俺は一人旅する、ドーヴァーの白い崖を見ながら”と歌われていたのが印象に残っていて。まあ今までの例から言うと、こういう勝手なロマンを抱いて行った場所は大体ハズされるのがオチなんだけど、ドーヴァーのホワイト・クリフはまずまずの眺めだ(右画像)。歌の中の主人公は、イギリスに向かう船の上からあれを眺めたのだろうか。

 船内で席を確保し、ビールを1杯頼んで今後の予定など考える。イギリスとベルギーは時差が1時間あるはずだけど、到着は7時らしい。なら今日中にブリュッセル到着は可能かな。まあ一応2日位は滞在するとして、29日位までにはロンドンへ戻る感じでいくか。船内、子供が多くて騒々しい。時差があるなら1時間程度の航海かと思いきや、やはり2時間、いや実質は2時間半要した。一応パスポート・チェックがあり、荷物は飛行機式にバッゲージ・クレイムで受け取る。幸い鉄道駅はすぐ側。切符売り場へ行き、ブリュッセル行きをチェックすると、次は9時44分発とな?そんな遅いの?そも、時計をよく見たら、もう9時である。何だやっぱ時差があったのだ。これからブリュッセルに行ったら、宿に落ち着けるのは11時位になってしまう。なら、ここに1日滞在も止む無しか。ま、それもいいでしょう。幸い「歩き方」のコピーが1枚あるので、ユースホステルの場所はわかりそうだし。

 YHは徒歩10分位の距離でどうにか部屋は確保できた。4ベッドの部屋に一人。久々にノンビリできそうだ。やあ今日は疲れたわな。荷物背負って30分位は歩いたもんな。とにかく夕食だ。ベルギーはグルメの国だそうで、ここも海沿いにレストランがズラっと並んでいる。でも、何処も彼処も皆高い。単品でも一ケタ台がないぞ。白ワインでムール貝なんてのは夢に終わりそう。結局、マックだ(泣笑)。ここもオリジナル・メニューのマック・グリークなるものがあるので、そのセットを。ここもビールあり。でも、マックごときに5.75eも払ってしまったなあ。部屋で今日3杯目のビールを飲みながら食べていると、突如白人集団が入ってくる。自転車で旅しているというベルジャンが5人。宿は実は満杯で、4ベッドで5人が寝るという(笑)。あ〜あ、一人でゆっくり過ごせると思ったのにぃ。彼らが夕食に行った隙に慌ててシャワー浴び、下着靴下だけ洗濯。ま、いっか。結局、今日は12時間超かけて移動。市バスに乗り長距離バスに乗り船に乗り、鉄道に乗ろうと思ったが果たせず。よく歩いたしねえ。誠にもって渡るべき河は多いですなあ・・・

本日の出費バス1p 荷物預かり1p フェリー代24p 昼食4.85p トイレ0.2p コーヒー1.25p ビール1p 宿代14.95e 夕食5.75e 計23.3p+20.7ep

今度こそ ブリュッセル へ

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