世・界・一・周旅日記

 ・5月29日(水) サラマンカ  スペイン滞在中サイテーの1日かも

 7時に起きて7時半には宿を出る。スペインの宿は、料金を払ったら鍵を渡されて後は御勝手にって感じなので、チェックアウト時も鍵を部屋に置いてそそくさと出るのみ。お見送りも何もなし。少しドライな気はするが、個人のプライヴァシーを尊重しているあたり、やはりヨーロッパである。さて、地下鉄でバス停に行きサラマンカ行きの切符の購入だが、窓口のおじさん曰く8時半発のはパレンシア?経由で時間がかかるから9時発の方がいいぞ、と言うのでそれに従う。カフェテリアでゆっくり朝食を取り、用も足す。9時発のはユーロバスという、これまた豪華なバスで、乗車時に何やらチケットみたいのとイヤホンを渡された。ワールドカップの対戦表も(笑)。明後日からでしたかな?。

 そのバスは何とトイレつき。ということは、サラマンカまでそこそこ距離があるのだろう。切符代も25eとはったもんねえ。サラマンカの問題は宿である。アホ・ラフ・ガイドはまたしても高い宿しか載っていなくて、また22eなんてことになったら泣きたくなる。もし、サラマンカから次のサンチャゴまでが夜行並の距離だったら、いっそサラマンカには泊まらずに、観光だけして夜行移動というのも考慮する。2時間半程走ったところで30分の休憩。休憩先のレストランでガスパッチョの表示があったが、なかったみたい。ウエイターのおじさんが、なぜかガスパッチョの中身を盛んに説明してくれて、“アホ、アホ(スペイン語でニンニク、“ア”にアクセント)”と言うのに、エジプシャンを思い出してしまったのは僕だけでしょうな。金がないので紅茶一杯頼むが、乗車時にもらったチケットを見せたら無料になった。どうやら、サービス券だったらしく、他の人は皆サンドイッチとか食べてたよう。知らずに損しちゃったみたい。サンドイッチ買ってあったんでね。失敗したなあと思いつつ、バスの中で一人そのサンドイッチ食べる。

 結局、都合6時間近くかかってサラマンカ到着。早速、サンチャゴ行きをチェックすると、深夜1時40分発。何だビルバオと同じではないか。夜行がイヤだから敢えてサラマンカに寄ったのに、これなら直サンチャゴ行っても同じだった。何でまた1時40分ってパターンが多いの?こりゃあ、ここは滞在せず素通りだなと、それはいいんだけど、最大の問題は荷物預かり所が7時45分で閉まること。閉まった後、あのバカ荷物を抱えて5時間余バス停でボーっとしてにゃならんのか?ひでえなあ、コインロッカー位設けてよ。しかし選択の余地はない。荷物を預けて、止む無くバス停内のATMで100eおろす。とりあえずは市内観光に。1番のバスに乗れば、町の中心であるプラザ・マヨルに出られるとのこと。で、バスに乗るが、らしき広場は見えぬまま、ドンドン寂しき場所まで来てしまった。一通の関係で、行きのバスは広場に寄らないようなのだった。別のバスに乗って戻り、広場っぽいところで降りるが、プラザ・マヨルはまだ先であった。ハー、何だか苦労ばっかだぞ今日は。

 どうにか中心街に辿り着く。それ程腹が減ってないので、広場沿いにあったマックで軽く。スペインのマックは独自メニュー豊富。サラダ類が色々ある他、ガスパッチョまであった。ようやく観光スタートしたのは、もう5時近く。あと2時間かあ。ガイドによれば、サラマンカは“スペインで最もグレースフルな町”とある。グレースフル、高貴ですか?ここの最大の見物は大学。13世紀に建てられ、今も立派に機能している。周辺は観光客と共に学生がいっぱい。女子大生がたくさん見られるというのが最大の魅力かも。大学の横にはカテドラル。これがまた大学ともども巨大。まあスペインの昔の建物ってのは、どれもすごいスケールのものばかりで、カメラのフレームには収まりきらないものが多いこと。そこらは後回しにして、まずは東のコンベント・デ・サン・エステバンへ。コンベントというのは、教会だの修道院だのをいくつか含んだ複合施設。従ってこれまたデカイ。ここは有料だけど、金払って見る価値はあり。建物の装飾やフレスコ画が見事。

 肝心の大学は、入口がよくわからないので最後にするとして横のカテドラルへ。こちらは、何と言うのでしょ、絨毯みたいなのにかかれた宗教画の展示が見物。意外にもこの町、かなり観光客が多い。ツーリスティックなカフェとかもいっぱい。スペインで初めてポストカード売りもいたし。エジプトと違って、あまり商売っ気なかったけど(笑)。で、ようやく大学だが、学割でも1.2eなのに、何だかあまり見所が多くない。どうやらいくつかの建物に別れているようだけど、どこに何があるんだか、どこが入っていいとこなのだかよくわからない。10年以上前に卒業した人としては、大学に入るのって何だか気が引けるのだ(苦笑)。そんなことをやってる間に、もう7時。アール・ヌーボー&アール・デコ美術館なんてのもあったが、もう入っているヒマはない。再びバスでバス停へ。

 荷物を受け取ってしまったから、もうロクに動けない。とりあえずバス停のカフェテリアでビール。イカフライ、フレンチフライ、オムレツの盛り合わせをつまみに2杯。酒ももういいなあ。で、バス停近くにネットカフェがあったので、荷物を背負って行ってみる。しかし、ここもビルバオに続き、ソフト・インストール禁止。今後もこの調子だとメルマガ送れないよ〜、どうしよう?斯様な理由でNo.11は遅れているわけであります。トボトボ、バス停に戻る。もうガックリ来て何もやる気なくなった。あとまだ4時間あるが、ベンチでふて寝を決めこむ。いつでも行けるようにとトイレの側に陣取っていたが、トイレ、鍵をかけられてしまった。1時過ぎまでバスがないらしいので。カフェテリアや周りの店も閉まってしまい、人気も減った。まあ、治安的には大丈夫そうだけど、これは寂しい。もう、ベンチでゴロリと寝転がる。

 すると、ゲホゲホと喘息持ちみたいなオヤジが隣のベンチにやって来て居座る。別に何か盗もうとかそういう気ではないらしいが。そのオヤジもベンチに寝転がり、こちらより先に鼾かき始める。うるせーなー。何だかそういうホームレスっぽいオヤジが数人寝るのみのバス停。時間はまだ3時間残ってる。ヤレヤレ。大体、今日は大した観光もしてないのに60eも使ってるし、もー、泣けてきます。

 ま、ウトウトした程度で1時になる。依然、トイレは開かず。ちっちゃい日本人女性二人。一人は語学学習で在住、もう一人は旅行中で、僕と同じバスでア・コルーニャへ。ここぞとばかり「歩き方」を見せてもらい、サンチャゴのユースホステルの場所をチェック。珍しくバスが少し遅れ、2時位にやっと乗車。さあ、ようやくガリシア地方であります。余談ながら、サラマンカ市内でヴァン・モリソン公演の告知ポスター発見。日本には来ないクセにスペイン辺りでは演るんだ。日付は確認できなかったが、サラマンカあたりでやるんならガリシアにも来ないのか。サンチャゴで見られたら最高だろうになあ。“ヴァン・モリソン、モリソン、モリソン・・・(文末の語を繰り返すのが、あの人の歌い方の特徴)”とブツブツ唱えながら寝の態勢。

本文とは関係ありませんが、これが生ハムなんですねえ。
豚の足がぶら下がってて、注文が出ると、これの先を薄ーくカットして出すのです。迫力満点


本日の出費:朝食2.9e サンドイッチ1.5e サラマンカ行きバス25.9e 昼食3.5e サンチャゴ行きバス23.22 夕食5.75e
荷物預け1.2e ビール0.75e バスx3 1.95e コーク1e 大学1.2e サン・エステバン1.2e トイレ0.2e 計68.87e

 ついにガリシアだ! サンチャゴ・デ・コンポステラ へ

旅日記メニュー