東南アジア旅日記
・12月1日(金) 景洪 → 思芽 傍若無人バス旅行
とうとう12月。日本の皆様、お寒くお過ごしでしょうか。こちらも最近、ちょっと涼しくて困ってます。ビールは昼の暑いうちに飲まないと気分が・・・と、恨まれそうだから、やめませう。さて、8時起き。未だに、次の目的地を確定できてない。ま、準備が出来た時に、ちょうど合ったバスで、位の気持ちである。荷物をまとめた後、バス停へ。直、大理行き28時間の旅を選択するか、5時間程度の思芽で一泊入れるかを迷う。いずれにせよ、バスは12時過ぎ。近くで中華まんを3つ買って、部屋でお茶を入れて朝食しつつ、尚も迷う。一気に大理へ行くのはいいが、28時間となると、夜、朝、昼で、到着は明日夕方。食事も何だが、一番の心配ネタは大便であります。バス停の、恐怖の汚染便所で用を足すのは考えるだに恐ろしい。思芽に1泊して、翌日、大理へ行くとなると、約20時間の旅。昼出発として、夜、朝だけで、それなら、ピーピーでさえなければ、便を宿まで耐えられそう。てなわけで、結局、思芽1泊5時間の旅ということになりやした。かように、中国の旅は、トイレの事を中心に考えねばならぬわけであります。
バスの出発時間は12時半。なら、午前中は余裕があるので、また時間ギリギリ、チェックアウトで、時間を有効に使いませう。そう、やることはと言えば、通信。またしても、PCを小脇に抱え、宿の向かいの、「公用電話」ありの雑貨屋へ。店の人間はインターネットとか言っても通じなくて、最初は戸惑うけど、とにかくパソコンに線を繋いで事を進めていくと、後は呆気に取られて眺めている。しかしアクセスポイントの件は大いなる問題で、どうも昆明には繋がらない。他に近いAPはと言えば、僕は、中国の地理が今イチよくわかってないし、ローミングのソフトの表示が英語だから、漢字の地名とつながらず、どこのことを指しているのかよくわからない。ましかし、今朝は時間的な制約もあるので、最初から高額を覚悟で北京に繋ぐ。しかし、こういう急を要する時に限り、我がPCは色々不調。ホント、このT社製のLは、愛着よりも恨みつらみの方が多いっす。とまれ、とりあえず北京には繋がる。どうも、メールはホットメールの方に来ているようだけど、ウエブまで見ている時間がなく、メール送信とサイト更新のみ。それでも、何やかや時間がかかり、また30元。毎回、通信に宿1泊分の金を使っているのは問題ですなあ。
無事、送信が済んだところで、やることがもう一つ。色々クレーム言ったり、何度も部屋に出たり入ったりする度に、嫌な顔一つせず、いつもニコニコと対応してくれた服務の子に、何かあげたいのだ。しかし、中国のお菓子の貧しさや(月餅とか伝統ものが豊富なせいもあろうが)。結局、ホテルのケーキ屋で、またクッキーのようなものを買う。チェックアウト際に渡すが、最初は首をふっていたが、受け取ってくれた。もっといいものをあげたかったが。この服務という仕事、結構、めんどくさいと思う。客の顔と部屋番号をいちいち覚えて、毎度、鍵を開けてやらなくてはならないのだから。彼女がいつもいたことを考えると、たぶん住込みなのだろう。この仕事は、なぜか、若い小さな女の子がやってる場合が多い。そもそも、フロントなんかも大体女性。中国は、国民すべからく勤労に従事すべし、ということか、若いのに、テキパキ働いている女性の多いこと。勿論、おばさんたちも、例えば、長距離バス・ターミナルの窓口とかで、元気に働いている。この点は、案外、日本よりも進んでいるかも。
さて、思芽行きバスは、12時半出発のはずだが、窓口で切符を買うと12時出発という。あと5分しかないということは、昼飯が食べられない。12時半発は少し高いエアコン・バスだったようだが、ま、庶民的なバスの旅もよいし、朝の中華まんで夕方まで持ちそうだから、バスに乗りこむ。しかし、しばらくしてこのことを後悔。間際に、割とかわいい女の子が二人乗り込んで来たと思ったら、続いて、上半身裸で、いかにも労務系チンピラ風の若いの(青年期のハナ肇的風貌とでも言おうか)が、女の子の隣にガッと腰掛ける。この一群が、どうやら市場で荷物を積みたいと運転手に言ったらしく、バスは、市場の近くで停止する。これが一向に気やしない。少なめ(連中を除いて5人)の乗客もさすがに文句を言い出し、運転手も降りて見に行く。30分位停車していた後、ようやく連中がやってきて、荷物を積み込む。まあこれが、あるわあるわ。屋根だけでは収まりきらず、バスの通路を埋め尽くす大荷物、主に、食料品みたい。これじゃ新たな客が乗れんぞって位。結局、バスが出たのは12時半過ぎで、これなら昼飯食えたなあ。しかも、一群のリーダー格のハナ青年は、バスを遅らせたことの詫びの一つもなく、何か女の子をがさつに扱っている。タバコもやたら吸うし、声もでかい。中国のバスは、この手の傍若無人男が、一人位は必ず乗っている。それも若い男の場合が多い。
しかし、しばらくすると、そのハナ青年と隣の女の子はベッタリくっつき始める。ああいう粗野な男に、女の子がひたすら従うみたいなのは、最早、日本では見られない関係ではないか。ようやくバスが走り出して、しばらくしたところ、ハナ青年、カセットテープを取りだし、運転手にカーステレオでかけろと言っている模様。かけると、これがどうやら中国製ロックで、そこそこうるさい。このバスの運ちゃんは、めずらしくインテリ風というか、線が細い人なのだが、さすがに、しばらくすると、他の客に迷惑だからという感じで、テープを止めてしまった。だけど、僕は、その中国のバンドの音に興味があるので、余程、テープ貸してくれとハナ青年に言おうかと思ったのだが。その辺で、少し、この一群に好意を感じ始めた。中国のバスは途中からでも客を乗せ、よく停車する一般バスと、停まらずに目的地に直行する、豪華バスとがあるらしい。値段はせいぜい5元程度の差だから、効率を考えれば豪華バスにすべきなのだが、そちらに乗ると、このハナ青年みたいなのには、お目にかかれないだろう。これはこれで、また旅の面白さの一つと言えるかも知れない。
ウツラウツラしていると、ようやく中間点に来たらしく、トイレ休憩。朝は曇っていたが、晴れてきて蒸し暑い。めぼしい食べ物がなく、到着まで我慢することにする。バスの中では、昨日買ったまずいクッキーを食べただけだ。ここで大半の客は降りてしまい、残るは、一群の他は僕と迷彩服のおっさんの二人。一群は、僕よりも先の普アールまで行くらしい。女の子たちも、焼鳥をかじっている。途中、警察みたいなのの検問があって、パスポートの提示を求められる。ここで、ようやく他の一同、僕が外国人であることに気づいたみたい。僕だけ降ろされて、ちょっとした質問を受ける。さすがに、中国の警察とかお役人は偉そうで、この時ばかりは、さっきのハナ青年みたいなのでさえ、若干緊張の色を見せる。しかし、僕はむしろ、久々に英語が通じる人間に会えて嬉しかったりしたのだが。特に問題無く出発。
夕方5時に思芽に到着。バス停に降り立ち、まずは大理行きバスの時間チェックだが、大理行きというのが見当たらない。ひょっとして、直では行けず、乗換えが必要なのか?確かに、大理はここからだと、かなり回り道ではある。その辺を聞こうかと思ったが、とりあえず、宿を決めて身を軽くしてからまた来るとする。今までの町の例だと、案外、その町の一番立派そうに見えるホテルが、意外と安価だったりする。そこで、とにかく一番いれいそうなところを捜すが、近辺には大したホテルがない。シングルで電話も付いているという宿を2軒見つけるが、70、80元と高め。でも、この町には何にもないし、少々高めでも電話付きの宿で、ゆっくり風呂に浸かって、ウエブを見て夜を過ごすというのがいいかもと思って宿をあたるが、何と2軒ともシングルは“没有”。結局、少し落ちる賓館級の宿のシングル。50元也で、テレビ、ホットシャワー付き。バスタブはなし。本当に湯が出るかはちと怪しい。段々、宿代が上がってきているのは困りもの。でも、このクラスよりレベルを下げると、中身は目に見えてるから、止む無し。
さて、再びバス停。どうやら下○というのが大理のことみたいで、窓口で何時間かかるか?と聞くと、19時間。ま、そんなとこでしょ。出発は12時なので、また時間ギリギリのチェックアウトで午前中はゆっくりするとしよう。移動で1日というのは勿体無い気もするが、今日みたいに、移動そのものがこれまた面白いってこともあるので、それも旅の一部として楽しむとしよう。バスで町に着く際、市場と映画館があったようなので、それをめざして歩く。しかし、バスで来た道だから、やはり遠い。行けども行けども見えず。30分位歩いて、ようやく市場には辿り着く。洗濯物を干す用の紐(と言っても、自転車の荷をしばるやつだけど)を1.5元で買い、揚げ饅頭みたいなのを1元で。しかし、これが食えたシロモノではなく、別に、ジャガイモを焼いていたのを買う。1元出したら2本くれた。こんなに食べたら夕食が食べられなくなりそうだが、せっかくだから食べる。しかし、映画館らしきものは見間違いだったのか、更に先なのか、辿り着けず。これで、今晩も夜の娯楽は無しか。一時間弱歩いて、足がクタクタ。たまらず、通りかかった自転車漕ぎを止める。中国ではよく見かける3輪自転車漕ぎ。いわば、無法松みたいなもんですな(あれは人力車だったか)。バス停までいくらか?というと、ハッキリしないけど5元みたいなことを言うので、3元にしろと言って、とにかく走り出す。相場がよくわからんのです。しかし、結構距離はあった。速度が遅めのせいもあるが、よくまあ、これだけ歩いたもんだと、我ながら感心した。バス停に着いて3元出すと、もう少しくれよ、みたいに言う。仕方ないから4元やると、人の財布の中身を見て、いっぱいあるじゃんみたいなことを言う。そういう問題じゃないだろが。これからバスに乗るから金かかるんだよ、みたいな素振りをして去る。自転車漕ぎがいなくなったのを見計らって、一旦、宿へ。
フロント、服務の顔ぶれが替わっていて、やはり、若い小さな女の子。景洪の子みたいに愛想はよくないが。「不出湯水」(湯が出ないぞ)と書いた紙を見せると、何と「要十五小点」、つまり、温まるまで15分位待てという。シャワーといっても、ちゃんとホースのあるやつでなくて、固定の蛇口が高めにあるだけで、水を出すと、バスルーム一面に水が飛び散る。その状態で15分水を出しっぱなしにするわけか。ヤレヤレ。この部屋、ベッドやテレビ等は立派だが、相変わらず妙に薄暗い。むしろ、水まわりにこそ力入れて欲しいのだが。
ようやっと夕食へ。歩いている途中で点心の店を何軒か見かけたので、ビールに、餃子、シュウマイといきたい。しかし、これも相当歩いた道のりでだったので、また元の道は歩きたくない。宿から逆側へ行こうとすると、何のことはない、宿の向かい側が市場になっていた。ただ、食べ物は焼き物中心。明るい方に歩いていくと、電気屋等が多く並んでいるが、食堂はあまりない。ぐるっと一回りしたところで、ようやく点心系の店を発見。喜び勇んで入り、ビールはある?と聞くと、没有。向かいの店で買ってきたら、みたいなことを言われたので行くが、なぜか、どこも冷えたのを置いてない。ガックリ。結局、お茶で点心てことになる。そもそも、大理への通過点にこの町を選んだのは、ここがポーレイ茶の産地だと聞いたからだ。僕はウーロン茶やジャスミン茶は飲まないが、このお茶をは家でも愛飲している。香港で飲んで以来、ちょっとカビっぽい味が気に入ったのだ。少なくとも香港では、このお茶が最もポピュラーだったが、中国で飲まれるお茶は、省によって様々なよう。ポーレイに点心なら言うことないのだが、出てきたお茶は、何だか薄い緑茶のようなもので、またまたガックリ。黙々と、餃子7個位を食べたら、腹がいっぱいになってしまい、今宵のディナー、これにて終了、トホホ。涼しくなってしまったので、ビールを飲まない日となる。しかし、どうも今のところ、中国に来て、おいしいお茶というのに出会ってない。
宿へ戻って、まだ乾いてない昨日の洗濯物を干し、本当にお湯が出るかどうか、しばし、シャワーを出しっぱなしに。すると、5、6分して、確かに熱くなっている。これ幸いに、ホットシャワーを浴びる。ちと、錆び臭いお湯だけど。まだ8時半なので、落ちついたところで、再び、通信に行こうと考える。お茶を一杯飲んでからと思い、テレビをつけると、何と、NBAのゲームを中継しているではないか!ダラス・マーヴェリクスとポートランド・トレイルブレイザーズ。旅の途中でシーズンが始まったので、今期は、まだ1試合も見ていない。このところ、試合結果も見ていなかったので、今シーズンが、どういう状況かもよくわからない。しかし、久々にスコティ・ピペンらの姿が見られてうれしかった。試合は、ブレイザーズの勝ち。中国のバスケ・チームは、シドニー五輪でも健闘していたので、案外、バスケ好きの国なのかも。もっとも、中国語実況で見ても、何か、今一つ盛りあがらないのだけども。ああ、それにつけてもNFLは・・・こうしてはいられない、通信せねば。
サイトの更新は今朝済ましたので、今度は、ホットメールのチェックと、多少のネットサーフィンがしたい。ここらの公用電話は、店先に置いてあるものより、雑誌スタンド風のボックスで併設されているパターンが多い。しかし、夜は暗いので、まず、宿の並びの大きな雑貨屋の店頭へ行くが、どうやら市外通話がダメらしく、そのボックス公用電話へ行けと言われる。仕方なく少し明るめのところへいくが、やはり、昆明のAPには接続できず、広州は近いのかなあと、電話してみるが、うまく接続できるか怪しい。結局、確実な北京へかけ、一旦は接続成功するが、途中で切れてしまう。すると、故障なのか何なのか、かけられなくなったと言われ、何も出来ていないのにも拘らず、電話代8元を払って、また別のところへ。バス停にも公用電話があったので、そこへ行ってみる。係員のおばちゃんたちは何やら理解できていないが、構わず、ドンドン設定する。3回目位でどうにか接続成功するが、無茶苦茶遅い。結局、メールを1通送り、ホットメールに届いているメールを確認したところで10分を超えたのでカット。40元位取られるかと思ったら、ここの電話料金は安いらしく、12元だった。ひょっとして、夜だから回線が込んでいて遅かったという可能性があるので、また明日の午前中ここでトライしてみるとしよう。少々寝坊してもよいので、ラオラオを飲みながら、じっくり日記を書く。テレビでは京劇のようなものをやっている。そう、どこかで一回、京劇を見てみたいもの。中国、文化の国でもあるんだよなあ、唾吐きやゴミ捨てだけじゃなくて。→ パッカーも多いという大理へ

・12月2日(土) 思芽 → 大理移動日 無為的一点・・・
8時起き。中国へ入ってから、どうも洗濯物の乾きがよくない。今日も曇り気味。まずはバス停へ。時間チェックと切符買いだが、何と、12時発の大理行きは没有!19時発の、しかも寝台でなく、座席しかないという。はずした〜。今までが余裕で買えていたものだから侮ったが、昨日のうちに買っておくべきだった。いっそのこと、大理を飛ばして、昆明へ行ってしまおうかとか、今日1日ここに滞在して明日の切符を買うかとか、迷いに迷ったが、結局、19時発の切符を買う。19時まで、この何にもないところで何をしていたらよいやら。そもそも、果たして、宿で荷物は預かってくれるだろうか?預かってもらえなければ、ずーっとバス停で座ってなくてはならない。今まで、移動関係は比較的順調に来たが、初めての足止め状態だ。
ともあれ、バス停向かいのお茶屋で、せめてもの土産に、ポーレイ(プーアール茶)を買う。宿の隣のパン屋でパンを二つ買い、部屋でお茶を入れて朝食。お茶は28元した割に、中のパックが開いていたりして何か今いち。とにかく、これはもうマジで粘ってギリギリにチェックアウトするしかない。大便もしっかり宿で済ませ、大理に着く明日の午後2時まで我慢すべくがんばろう(こんなことでがんばりたくないが)。6時まで荷物を預かってもられるなら、バスに乗る直前に夕食をとり、後は、あの電話料金が安かったバス停の電話で、通信でもしよう。テレビをつけながら、金を数えたりする。ドルのキャッシュがまだ200ドル近くあるので、これでヴェトナムまで両替しなくても大丈夫かも。元はまだ3日分はあるので、あと1万円分で足りるのではないか。とりあえず、途中まで日記を書き、今日の長い長い午後をどう過ごそうかと思いをめぐらせる。
ひとまず昨日も少し歩いたやや繁華街っぽい通りを行く。30分位歩いたのは伊達ではなく、映画館、書店、そしてネット・カフェを発見する。しかし、映画は、中国のこの辺りでは夜しか上映してないみたい。映画館は2館見つけ、「ターザン」とか「ゲーム」とかちと古めの映画をやっていた。書店は、そこらのよりは大きめだったが、やはりショボイ。地図が欲しいのだけど。そしてネット・カフェ。先に昼食をと思ったが、いきがかり上、しばし座る。しかし、日本語表示は無し。とりあえずNFLの結果だけは見られて、ラムズが、何とセインツに破れて首位で並んでしまったことがわかった(涙)。しかし遅いのは相変わらずで、一つのサイトを見るのに30分強ですね。一時間近くいたが、さして見ることはできず。だけど、料金はたった3元と安かったので、後でもう一回来ることにする。ようやく昼食。ぶっかけ飯屋でどんぶりめし。ご飯は、普通の半分位にしてもらい。マーボー豆腐、ホイコーロー、キャベツの炒めたのをのせてもらう。これで2.5元。満足満足。
腹が膨らんだところで、しばしバス停に戻り、休息。テレビでは、何やらアメリカ映画をやっている。昆明行きなら民間バスみたいのがあるようで、何人かに声をかけられる。しかしなあ、中国というところは、何か飲むだけで座っていられるようなところが無い。都会に行けば、喫茶店ぽいところもあるのだろうが、この辺は飯屋しかない。お茶は、各自が葉っぱと入れ物を持参しているようで、お湯が汲めるところは多い。この近辺には、公厠(公衆便所)も多い。全て、2角、3角(1角=1.36円程度)といった有料で、番をしてる人が必ずいる。中には、親子で番しているのもいて、番所でご飯を食べていたりする。余談ながら、道端にウンコ座りでご飯食べている若い子というのも、よく見かける。そんなこんな思い起こしていたら、バスの待合所で思わずウトウトしてしまった。15分位寝てしまったところで、さて、出かけようとしたら雨が。一旦は晴れて暑くなったのだが、また気温が下がった。気候は、まあ日本の九州並だろうか。朝晩結構冷える。
再びネット・カフェへ。さっきよりはマシだが、遅いのには変わらない。これなら、自分で接続した方がマシだろう。ホットメールをみたかったが、日本語フォントのダウンロードは、やはり、サーバー上で拒否されてしまった。1時間近くいて、コーラを飲んだ以外は、ほとんど収穫無し。この遅さは、この辺のプロヴァイダによるものなのだろうか。日本の初期だって、これほどに遅くはなかったと思う。コーラを飲んだところで、やや便意が。このまま明日の午後まで耐えるか、どこかで一回出すかを迷っていたが、ネット・カフェの公厠が、比較的マシそうだったので、意を決して3角を払い、ここで済ますことにする。ホント、まさに断腸の思いです。一応、そこの便所は、しきりがあり、便器があった。しかし、汚いには変わらない。しかし、生憎、完璧にスッとはいかず、やや出と言いますか(汚い話しが続いて申し訳ありませんが、何と言っても中国はトイレなのです)、完璧には程遠い出具合。これでは、もう一回の可能性が出てくるし、出発前に夕飯は食べられそうにない。どこかでお弁当を買えぬものか。
バス停に5時頃戻り、そろそろ荷物を引き取る時間。食料も買わなくてはならない。バス停でこの日記をうち、バス停の公用電話でまた接続をと思ったが、昨日の、割と鷹揚だったおばちゃんたちと違い、今日の窓口のおばちゃんは、ちょっとキリキリした感じ。理解できないものは、ノーという感じで、とりつくしまなし。まあいいいや、料金をあまり気にしなければ、どこの公用電話でも通信できるのだから。市場でバナナを買い、宿の隣のパン屋でパンを1個買い、更に、飯屋で、肉と野沢菜(こうは言わんだろうな、中国では)の炒めたのと、ピリカラのコンニャクをのっけてもらったものを、パックにつめてもらった。これで食料準備はオッケー。宿に行って荷物を受け取り、バス停へ。既にバスは来ていて、乗りこんでいる人もいるので、我もと行く。すると、何と、そのバスは、噂の寝台バスだった。没有とか言っていた気がしたが、料金がちと高めだったので、アレ?とは思っていたのだが。バスの中の座席が全て2段ベッド状になっている、という面白い構造。ただし、僕は、一番揺れるであろう、一番後ろで、ここは、韓国旅行の際の2等船室みたいに、5人が並んで雑魚寝状になっている。楽そうなのはいいが、如何せん狭く、薄暗くて息苦しい。5人全員揃って、中にデブでもいたら、相当きついだろう。それに、コレ、掃除してんの?っていうバッチさ。毛布みたいなものがあるが、蚤でもいそうな感じ。果たして、よく眠れるかどうか。この中でメシを食うのは、ちと気が引け、出発前に待合室で食べてしまう。この分が、ゆっくり消化されていくことを祈りつつ。
7時10分過ぎ位に、ようやく出発の兆し。後の席は、何と僕だけで、5人分3畳以上のスペースを一人で占有。他にも空席が目立つ。みんな早い便で向かったのだろうか。まだ出発せんのかなあと、念の為トイレに行って戻ったら、それを待つかのように、ようやく出発。どうも、このパターンが多い。既に、大の字に寝転がってリラックス・ムードではあるのだが、出発したと思ったら、何やら、グーっと回り道をして、何だかモタモタしている。挙句、またバス停に戻ったり。更に、ガソリンを入れに寄ったり、意味不明の停車を数回繰り返し、まともに走り出したのは8時半過ぎ。またトイレに行きたくなってしまったではないか、もう。しまいにゃ、“モタモタしとらんと、スッと行かんかい、スッと”とキレそうになる。でも、車内暗いし、まして、僕のポジションでは、ハッキリ言って何やっても平気そうにないなあ。水のペットボトルを空にして、いざという時はこいつの中に・・・とか、よからぬ事を考える。案外、快適かと思いきや、走り出すと隙間風がピューピュー吹いてきて、寒い。きたねー毛布も被らざるを得ない寒さだ。おまけに本格的に雨が降り出した。雨は、シンガポール以来の事でショック。この辺は、東南アジア程の暑さでも無いし、嫌な予感が・・・やっと、快調に?走り出したバスだが、案の定、かなり揺れる。これは、やっぱ眠れねーかなー。果たして、眠れるどころか、待ちうけていたのは、今回の道中、最大の試練とも言うべき体験でありました〜 続きは → 大理篇で
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