露・土・印 旅日記
・12月20日(木) アーマダバード → ウダイプル 19時間半の移動の果てに・・・
朝5時にアーマダバード到着。眠れなかったし体調も良くないが、禁酒州のグジャラートになぞ滞在するつもりはない。言い寄ってくる連中を無視して、少し離れたところで地味そうな運転手のリクシャを拾う。バス停まで20Rs。バス停でまたも客引きが登場するが、まあ何となくついていく。ウダイプル行きのバスのある代理店、100Rsというので去ろうとすると、90Rsになったので乗ることに。5時50分出発のはずが乗ったまま1時間近く待たされる。席が全部埋まらない限り出発しないハラらしい。7時ちょいにようやく出発。
途中、また検問みたいのがあり、アルコール所持チェックなぞないかと少しハラハラしたが、特になし。夜が明けて来ると、インドに来て初めての山々の風景。空気のいいとこだったらありがたいのだが。1時位までは順調に来て、そこそこ睡眠も取れていたが、既にラージャスタン州に入り、ウダイプルに近づいてきたところでストップ。何やら交通渋滞らしく、延々と停まったまま。1時間以上ストップしていたのではないか?“インドは時間の流れが・・・”であります。2時過ぎ、徐に走り出し、一気にウダイプル到着。3時頃だったので、昨日から数えて、何と19時間半を要したわけだ。突然だったので、日除けがわりに窓にかけておいた、ゴアで70Rsで買った布をバスに置いてきてしまった。シーツや毛布代わりに重宝していたのになあ・・・
例によって地味そうなリクシャを拾って市内へ。宿は、ムンバイの宿でマリワナ白人に薦められたクンバ・パレスというとこ。宿のおっさん、“日本人は3割引きで、シングル50Rsだ”と言うが、最初からその料金なんじゃないの?とりあえず水シャワーを浴びてサッパリ。既に3時過ぎだが、まだ眠いので横になる。市内散策は明日にするとして、とりあえず、夜に民族舞踊を見に行こうと思う。5時半まで寝の態勢だが、何だか寒い。砂漠地帯故、日中は暑いが夜の冷え込みが厳しいのだ。また風邪引くんかなあ?
起きて、テキトーな食事処を捜すが、なかなか見当たらない。ウダイプルは思いの他ツーリスティックなところで、土産物屋と白人ご用達っぽいレストランばかりで、やたら“コンニチワ”と声がかかる。仕方なく白人系の1軒に入りターリーとチャイ、やはり味は今イチ。急ぎリクシャを拾って、ミーラ・カラ・マンディールという民族舞踊の劇場へ。
インドらしく多少遅れて始まったので、最初から見られた。当初は、ゴアのと同様、“オレにもできる”系の素朴な踊りだったが、最後の壷のっけダンスはすごかった。ここまでのっけるかあって程、サーカス並に壷を積み上げて、おまけに割れガラスの上で踊ったり(下右画像)。それなりの見応え。隣の席にいた人は日本人ぽかったが、結局、話す機会を得ず。日本語を話さなくなって、また久しいなあ。来る途中映画館があり、「K3G」を上映中。でもなあ、こうなったらいい劇場で観たいからなあ。帰りのリクシャの運転手に「カビ・クシ・カビ・ガム」の意味を聞くと、“サムタイムズ・ハッピー、サムタイムズ・プロブレム”とか。要は「喜びも悲しみも幾歳月」かあと勝手に解釈する。

しかし寒いね、ここは。部屋に戻って、お茶を入れる。この宿のオウナーはフレンチ?女性らしい。部屋は屋上レストランの厨房の隣で、いいポジションなのか、否か?音楽を鳴らし続けてるのが気になるなあ。早いとこ、どっかで代わりの布を見つけて買わないと。砂漠の夜の寒さを凌げないぞ。体調がまた悪化しませんように。
本日の出費:アーマダのリクシャ20Rs ウダイプル行きバス切符90Rs ウダイプルでのリクシャ10Rs
ダンスを見に行く際のリクシャ20+20Rs ダンス70Rs
夕食41Rs 計271Rs

・12月21日(金) ウダイプル 2日目 観光に精は出したが・・・
宿は静かで快適ながら、咳の発作が時折起こって寝つけず。東南アジアの時もそうだったけど、風邪の引き終わりに気管支炎状態になるってのが、最悪のパターン。またウダイプルの夜は寒いしねえ。10時頃起き上がる。爪切って髭剃って急ぎでかける。ここには湖があり、午前中のうちは、ガート(沐浴場)での沐浴光景が見られるらしいので。ジャイナ教寺院の横を通りぬけて行くとガートあり。あわよくば、僕も顔位洗おうかと思っていたが、これがまた汚い。ジモティは沐浴や洗濯をしてるけど、かえって汚れやせんか?ガンガーもこんな感じらしいなあ。このピチョラー湖というのは人工湖で、更に町の北にはファテー・サーガル湖という人工湖がもう一つある。人工湖と言っても、作られたのは16世紀とのことで、年季の入ったものなのだ。
そのガートの側に、ウエスト・ゾーン・カルチュラル・センターなる施設あり。インフォメーションや博物館も併設していて、10Rsなので、何の博物館かよくわからないまま、入ってみる。バゴレ・キ・ハヴェーリーなる名がついているが、ハヴェーリーとは、かつての貴族の私邸だったとこだそうな。そこが公開され、当時の貴族の暮らしぶりが紹介されているわけだ。展示品もまずまずながら、ここは地下がアート・ギャラリーになっていて、そちらがなかなか見応えあり。おまけに、ここでも毎晩、民族舞踊のショウが行われていて、昨日見に行ったとこより安い。ウエスト・ゾーン・・・とは、ラージャスタンのみならず、グジャラートからゴアあたりまでを含む、西の文化を収集・保存している政府機関らしい。何やら、明後日からフェスティヴァルが行われるという情報もあり。ここはガイドにも載ってなかったので、意外な穴場と言える。
その、フェスティヴァルのことが気になりつつも、次の観光へ。ウダイプル最大の見所は、宿の裏にドーンと在しているマハーラージャの宮殿。ここには現在もラージャさんが住んでいる(そんな人が今でもいるの?)そうで、公開されている部分は一部。宮殿だから、家具・調度品類の豪華さがウリなわけだが、ここの見所は、ラヴホもビックリの、全面ガラス+鏡張りの部屋。一体、何に使ったのかね?やはり、ガラス+鏡で作られた孔雀の飾り物なんてのもある。この公開されている部分だけでも相当な規模だし、敷地内には高級ホテルも2軒あり。インドの金持ちってのは昔から極端だったんですねえ、あれだけ大量のビンボー人が出るわけだわと、ちとヒネてみたりする。敷地内カフェでそそくさと昼食。ウダイプルのカレーも今イチであります。
次は湖をめぐる遊覧船に乗るつもりだったが、100Rsと高いのでやめる。宿の並びに自転車のレンタル屋があり、15Rsで8時まで借りる。地図をもらって、まずはバス停を目指す。途中、また動物園あり。公共バスでは、ジャイサルメール直行はないそうなので、やはりそこらの代理店で買うよりないようだ。
そこから今度は北へ。ロク・カラ・マンダル民俗博物館というのを目指す。そこではラージャスタン名物の操り人形等が展示してあり、パペット・ショウも見られるそうなので。しかし、変な道を通って行ったせいか、さんざ迷い、5,6人に聞いて、やっと辿り着く。恐怖の外国人料金ありで25Rs。カメラ・フィーは払わなかったが、勿論、撮っちゃう。一通り展示物を見終わったとこで、何やらエヘラエヘラ笑ってる兄ちゃんの団体が。何だかこっちをバカにしてるようで面白くないが、彼らがドっと来たので、人が集まりパペット・ショウが見られることになった。動かす人形は1体のみだけど、なかなか味があっていい(画像右)。カフェでチャイを飲んで休んでいたら、その兄ちゃんの団体が。彼らはグジャラートから来てる医学生だそうで、ちゃんと話せば真っ当な人達でありました。
帰りは割と簡単に戻れた。まだ5時ちょいと時間は早いが、自転車を返して宿へ。もう寒いけど浴びざるを得ない水シャワー。こいつが癌だよね。しばし休息の後、夕食は後回しにして、昼間行ったウエスト・ゾーン・カルチュラル・センターのフォークダンスを見に行く。まずは女性二人組が登場。ラージャスタンの民俗舞踊は、とにかく頭に何か乗っけて踊るのが基本らしく、壷をのっけて踊る。火のついた壷のっけダンスなんてのもあり(画像左)。木の枝にぶら下がったりする芝居がかったのもあり、昨日のものよりバラエティ+見応えあり。途中、2,3回停電があったのはご愛嬌だが。クライマックスは、またしても大量壷乗せダンスであります。太ったおばちゃんが、4つ5つ6つと、終いには8つ位壷乗っけて、またガラスの上で踊ったりとかする。これはこれでまたお見事。結構楽しめた。しかし、屋外で展開するもんで、またぞろ喉の調子がおかしくなってきた気が・・・
帰って、宿で夕食を。ここのカレーは、インドで食べた中でワースト。ウダイプル、とにかく食事処が貧しいのが困りもの。いよいよ調子が悪くなり、ヴィタミン飲んだりお茶でうがいしたり様々なことを試みるが、こうなると、ほとんど何をやってもムダ。前に引いた風邪が治りきらないうちに、別の風邪って何だか訳わかんないね。トルコでは、何だかんだ結構難を逃れていたのだけど、暑いはずのインドの方がよく風邪を引く。日中の暑さと夜の温度差が問題か。おまけに部屋は毛布なしなので寒い。日記を書くが、突如PC消えてしまい、1日分消失。クサって床に就くも、咳&鼻づまりで、また寝つけない。そんなこんなで時計を見ると明け方5時ぃ?もう、殺してくれって感じだね。
本日の出費:朝食10Rs ハヴェーリー10Rs 絵葉書x2 20Rs
宮殿入場料35Rs 昼食46Rs 自転車レンタル15Rs
博物館25Rs チャイ3Rs 水12Rs フォークダンス45Rs 夕食70Rs 計291Rs
→ スケジュールはずれこむ一方 ウダイプル 続き
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