世・界・一・周旅日記

 ・4月25日(木) ワディ・ラム ロレンスのクリーンな砂漠

本日の観光ポイント:ロレンスの泉


 昨晩はサイテーサイアク。寝る前に飲んだワインが逆効果だったか、何だか寝つけない。おまけに蚊がうるさくて何度も目が覚める。一体、何時間眠れたのだろうか?ワディ・ラム行きは断念しかけたが、今日を逃すと明後日になってしまうので、何とか5時に起きる。バナナだけ頬張って宿を出る。ちょうどバスが来て乗り込むが、荷物がどうこうとかは言われない。グルグルまわりして、ヴァレンタイン・インで、例のドイツ人を含む5人を拾う。更に2人、全員白人ツーリストばかりで、それぞれでかい荷物を抱えている。しばらく走り出すと、右手の風景が絶景。キングス・ハイウエイを走っているらしい。眠いながらも、しばし風景に見とれる。

 
 1時間ちょいの行程だったか、寝てるうちに徐にワディ・ラム到着。着いた途端、すごい風景(右画像)。巨大な岩山が四方を囲んでいるのだ。入場料を1JD取られたとこで、何やらベドウィンらしきおじさんが客引きに来る。どういう条件なのかよくわからんし、知らないおじさんに着いていくのも何なので躊躇するが、バスに乗ってきた連中は、皆ついて行ってしまった。いいのかね?金魚のフンもいやなので、こちらは予定通り国営のレストハウスへ行く。砂漠にテントが並べられていて、3JDでベドウイン気分が味わえる。これも悪くはない。ただ、朝食&夕食が計10JD。こういう不便な場所とはいえ、あまりに高額なので保留。他に選択の余地なさそうだけど。入場券を見せると飲み物サービスがあるので、シャイをもらい、持参のホブス+チーズで朝食。JDがほとんどないので両替をせにゃ何もできんが、昼頃にならないと替えられないと言われる。まあ眠いので、午前中はテントで寝てることにする。

 しかし、日が照ってくるにつれ、テントの中の温度が上昇。外にいる方が余程涼しい。車の中状態で、これで果たしてPCは大丈夫だろうかと不安になる。テントの中はマットレスが敷かれ、毛布、枕ありだが、既に砂でいっぱい。シングル用ダブル用あり。国営だけあってトイレやシャワーもしっかり掃除されてる。湯は出ないらしいけど。レストランにはワインやビールもあり。缶ビール2JDなら、まあ許容範囲かなあ。昼近くなり、さすがに暑さに耐えかねて起き出す。両替はTC不可の上、レートは1ドル=6.5JDと極めて悪い。でも背に腹は変えられないので30ドル替える。まずはランチ。一応、レストランとか数軒あるがサンドイッチ1JDとかいう世界。レストハウスのメニューを見ると、カバブ600Filsとかあるので、こっちの方がまともそうってことで注文する。しかし、そのカバブ、サラダ、ホンモス、フール、ホブス、ポテト付き。これであの値段はあり得ない、案の定というか、メニューをよく見たら左側に3という数字があった。3.600Filsだったのでした。でも量が多かったので、ポテト、ホブス、トマト等はお持ち帰りに。これが今日のデナーじゃい!ビールで食すべし。

 さあラクダだ。ここに来たからにはラクダに乗らねば。ワディ・ラム、あの「アラビアのロレンス」のロケ地になった場所なのである。去年、インドのジャイサルメールで、さんざラクダには乗ったけど、やはり今イチ気分が出なかった。こっちじゃあないと。こここそが、ロレンスが“クリーン”と呼んだ砂漠なのだ。できれば、インドでのように星空の下で砂漠で眠りたい。しかし、インドなら3000円位で済んだのに、ここで同じことをやろうとすると倍はする。いくら何でもそれは辛いので、まあ、とりあえず最短距離ではあるけど、“ロレンスの泉”までの往復の行程、約2時間をラクダで行くことにする。ラクダのレンタル料は公定価格なようで、最短で7JD。政府系意外のベドウインが話しかけたりもしてきたが、安くないのでレストハウスのを利用することに。

 ラクダは自分で操縦するのではなく、引っ張られていく感じ。しかし、引っ張って行くのが10歳になるかならないかって感じの子供。このチビが国に雇われておるんか?まあベドウインの子供なんではあろうけど。炎天下の中、子供はサンダル履きでひたすら歩いていく。大丈夫なんかね2時間も?南へ進んで行くと、定住しているベドウインたちの集落があり、そこを過ぎると、いよいよ広大な砂漠が眼前に広がる。しかし、映画でイメージしたような、地平線が見えるような砂漠ではなく、巨大な岩があっちこっちに聳えまくっている。モニュメント・ヴァレイ等に較べれば地味ながらも、スケールでは圧巻。その、聳え立つ岩々を眺めているだけでも飽きない。何とグレートな風景でありましょーか。


 もう一人更にちっこい子供がラクダ引きに加わる。二人とも英語が話せず、クールに黙々と引かれて行くのみ。乗っている姿をカメラで撮らせるが、頭が切れてたりとかばっか(苦笑)。数km来たとこで徐に休憩。子供達、何も解説してくんないからわかんなかったけど、そこがロレンスの泉だった(右画像)。ここは映画で使用されたから、その名がついているらしい。しかし、岩山の上からパイプで水を引っ張っていて、周囲に少し集落があるという程度のとこで、ヴィジュアル的にはしょぼい。もっと先にロレンスの家ってのもあるら いが、そこもただの瓦礫の山らしい。白人観光客たちは、ほとんど4WDで来ている。車の方が距離は行けるけど値も安いのだ。そこを敢えて、ラクダの方を選択したわけだけど。先には更に広大な風景が広がっているけど、7JDでは悲しいかなここまでなのだ。来た道を戻る。少し自前で操縦させてもらった。

 戻って、まだ3時ちょい。これが終わってしまうと、もう、ここすることがないのだ。で、ペトラでの筋肉痛の足を引き摺りつ、歩く。レストハウスが見える範囲で岩山近辺を散策。幾分、日が陰ってきたので歩くにはちょうどいい。しかし、人が誰もいないね。時折、動物の白骨死体もあって、過酷な環境が窺える。2時間位ひたすら砂漠をさ迷う。ロマンを求めて来てみたが、やっぱ砂漠の生活は辛そうだなあ。こういう世界に惹かれたロレンスってのは、やっぱ変わり者だったんだろうね。とりあえず、砂漠の風景は堪能した。行程的にはショボ目だったけど、この風景を見られただけでも来た甲斐はあったと思う。後は砂漠の夜の静寂を味わうべし。小腹が空いて、残りのホブス+チーズを食べた後、睡眠不足と疲れで再びテントで横になる。

 7時半に起きると、もう日が暮れていた。曇り気味だったので夕陽は拝めなかったろう。レストハウスで缶ビールを買う。少し風が出てきた中、岩山を眺めつつビールを飲む。隣のスロバキア人カップルが喋ってる位で静かなもの。どうせまた砂を浴びるから、シャワーは浴びず。アカバへ行ったら砂を洗い流すとしよう。ワイン飲みつ、昼間の残り物をつまむ。することがないし、テントには灯りもないので、まわりの白人も早々と寝の態勢のようだ。アカバ行きバスは7時発1本って事で、また明日は早起きせにゃ。明日はまったりしませうね。テントの中にまた蚊がいるのが気になるけど・・・

本日の出費:ワディラム行きバス3JD 宿代3JD 水400Fils 昼+夕食4.325JD ラクダ7JD ビール2JD 計19.725JD
アカバを目指せ!の アカバ へ

旅日記メニュー